こんにちは、たまこです。
前回は結構頑張ってプランター菜園についての記事を書いてみましたので、よろしければ覗いてみてくださいね。↓
こちらの記事でも書きましたが、たまこが家庭菜園頑張りたいと思っているのはひたすら「節約」のためです。
そんなん、みんなそうでしょ?って思われるかもしれませんが、たまこ夫の両親は多分「趣味」でやってると思います。
何が違うかと言えば夫両親は肥料や苗など、労力とお金を惜しんでないんですよ(笑)。
ですから多分、普通に食べる分の野菜を買ってる方がトータルでは安いんじゃないかなーと薄っすら思いながらも、、夫両親はお裾分けして喜ばれるのが大好きみたいだし、畑の作業自体も楽しんでいるみたいなので別に良いんじゃないでしょうか。
一方、たまこはぶっちゃけ畑作業は大嫌いですから(理由→日焼け絶対イヤ、暑い、虫嫌い、土触ると手や服が汚れる等、なんぼでも出てきます)「趣味」にはなってないという事は確実に言えます(笑)。
それでもたまこが家庭菜園頑張ってみようかなと思ったのは、夫両親が作る野菜の他にも自分で作れたら良いなという物があったから。
具体的にはリーフ系のレタスやバジル、パセリなどのハーブ系ですね。
こういうのって、ちょこっとあればおうちごはんが格段に映えるんですけど、買うと高いじゃないですか。
それで、家を建ててすぐの頃は畑の隅っこにハーブの苗を買ってきて植えてみたりしたんですが、あっという間に虫に喰い荒らされたり変に巨大化したりして全然思ってたんと違う、、ってなり(笑)。
じゃあ、ベジトラグなら出来るかなーと思って奮発して導入してみるも、タイムやローズマリーなどの冬越しできるハーブは良かったですが、バジルや青ジソなどは虫喰いや病気でやっぱりダメで。
(ベジトラグって、こういうヤツです)だからもう数年前から諦めてスーパーで買ってましたけど、でもやっぱりバジルも青ジソもパセリもいっぱい欲しい!そしてどうせなら種からやりたい!って気持ちがムクムク湧いてきたので、再度挑戦しているのが今ココって感じです。
(そしてベジトラグにはハーブだけにすれば良いものを、ベビーリーフを植え替えて今年も虫に喰われまくっている学習能力の無さ 笑)
でも今年はなんとかダイソーの2袋で100円という、コスパ最高の種を使って収穫まで育てる事に成功しました。
プランターのリーフレタス以外でも、植木鉢に植え替えたサニーレタスや青ジソもなかなか順調です。
こちらはバジルとパセリ。
ベジトラグにもバジルとパセリを植え替えてますが、こちらの方が日当たりが良い分しっかり育ってるっぽい、、かな。
そしてミニトマト組。
ダイソーの種からここまで育つなんて、なんか感動しますよね(笑)。
まだ実はなってないけど、花の蕾は確認できてます。
こうなってくると、畑作業大嫌いなたまこでも俄然面白くなってきますし、このまま頑張れば野菜に関しては節約の究極形である自給自足生活も夢じゃないかも?なんて調子に乗ってる自分がいる一方で、「今やってるのは自給自足からは程遠い」という事もわかってるというか。
それは育てる野菜の種類や量の話ではなくて、「種」の話です。
家庭菜園や園芸をやっている方ならご存知かもしれませんが、ダイソーとかに限らず日本で売られている花や野菜の種は9割が外国産のものだそうです。
たまこが今年買った、ベビーリーフやハーブ、トマトの種も袋を確認したら全て外国産で、国もイタリアやアメリカ、中国と様々でしたが日本産はゼロでした。
(あくまでもたまこが購入した分ですが)
少し調べてみたら、これは農家さんの野菜も同じで産地は〇〇県産、みたいに表示されていても種はほぼ外国産という事になります。
たまに国産の種にこだわって野菜を育てている農家さんもあるみたいですが、生産量が限られているのでスーパーで安く大量に出回るという事はないみたいですね。
なぜそうなっているかというと、野菜の種を取る場合は種取り用と売る用の野菜を別々に育てなければなりませんよね。
その為にはめちゃくちゃ広い農地が必要で、しかも種取りはめちゃくちゃ手間がかかる作業だから、種は外国産を買った方がコスパが良いという事になるみたいです。
(国内の種苗メーカーでも、自社で開発した品種でも海外の畑で採種するのが多いみたい。それって日本産、、って言えるのかなー?)
でも農家の野菜だって不揃いとかで出荷できない物も出るんだから、そこから種を取って次の年とかに使えばタダで増やせるのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこには「F1種」というワードがポイントになってきます。
「F1種」というのは、遠い昔に中学校の理科の授業で「メンデルの法則」を習ったと思うのですが(遠い昔なのはたまこですね 笑)、野菜の種もその法則を使って交配すれば、病気に強くて味や形が良いものがたくさん収穫できる品種を作れるんですね。
ただしそれは1代目(F1)限り。
ですから例えばスーパーでカボチャを買って、それが美味しかったからと種を取って畑に蒔いたとしても、できた2代目カボチャはほぼ同じようにはできないし、そもそも発芽率もかなり怪しいはずです。
(自家採種した野菜が全て出来が悪くなるという意味ではありません)
家庭菜園ならそれでも「ダメだったか〜、残念」で済みますが、農家さんは種を蒔いて収穫できなかったら死活問題ですから、そりゃ確実に良い野菜が収穫できる(しかも安い)F1種を買うでしょ!ってなる訳です。
ですから例えば畑があるから野菜を育てて売ろうと思っても、現代ではスタートは種を買うという所から始めなければならず、つまりは最初は必ずお金が必要という事ですね。
しかも種は1代限りですから、毎年買わなければならない。
しかも、これもご存知の方は多いと思いますが日本では肥料もかなりの割合で外国産の輸入に頼っていて、しかも値上がりし続けています。
肥料や農薬なんか無くても野菜は育てられるよ、と言われるかもしれませんが、一度でも家庭菜園にチャレンジした事がある方ならその難しさはわかるはず。
たまこも散々虫喰い攻撃を受けて何度も心が折れかけましたし、毎日水やりしても肥料が無いと全然大きくならず、ちょっと天気が悪い日が続くと葉っぱの幽霊みたいなのができます(笑)。
(特に日当たりが悪い室内での水耕栽培には、窒素多めの肥料が必要だなーって身をもって経験しました)
そんな訳で、家庭菜園から自給自足とは?食料自給率とは?みたいな事を珍しく真面目に考えてしまったので、備忘録として記事にしてみました。
ま、とにかくたまことしては今後もしばらくはダイソーの種からの節約家庭菜園を続ける予定ですけどね。
(期限切れの種でも保存状態が悪くなければ発芽しますが、やはり発芽率は落ちるようです、、)
ではまた!