6巻110ページより
人間の脳はコンピュータとはまったく別物という
伝統的な考えから抜け出し
脳を見てみると、突如として、見方によっては
まるでコンピュータである事実に気づく。
どうして科学者たちが道を誤っているのかと言えば
硬直的な先入観、「統一見解」に従うよう圧力をかけられ
ハイブリッド家系に操作されていることもさることながら
コンピュータと人間の身体には、原理は同じとはいえ
技術水準という意味で大きな隔たりがあるためである。
略
量子コンピュータは、原子、分子、エネルギー波形の可能性を
際限なく利用し、遥かの優れた速度、メモリ、計算能力を
備えることになるだろう。
仮想現実の宇宙で稼働するコンピュータ・システム
(人間の身体など)の姿にずっと近いものになる。
量子コンピュータ技術は、解決に何百万年も要するような
問題を解く可能性を秘めており
コンピュータの潜在能力は計り知れないほど高くなる。
爬虫類人とハイブリッド家系はすでにその技術を持っている。
その分野の専門家によると、量子コンピュータが動作するためには
安定した振動波の動きが生じるような
不動の空間に原子を保持しないといけないという。
この原子の「量子波」には通常のコンピュータの「ビット」と比べて
遥かに大量の情報が保存できるため、今日我々が目にしている
システムよりも遥かに強力かつ迅速な処理が可能になる。
これは波形に情報を保持する潜在能力があることの裏付けになり
この仮想現実の基本的な状態は波形情報、振動、揺動にあり
それを五感が電気信号に変換し、さらに脳が錯覚の
三次元の現実に解読していることの証拠にもなる。
面白いことに、量子コンピュータの主な開発内容として
私が読んだ中に、(原子の間に波の動きを作るために)
原子をシリコン結晶の中に閉じ込める技術があった。
後で述べるが、人間の身体は、全ての細胞
DNAに至るまで基本的には結晶である。
人間の身体が、仮想現実の宇宙の中で「考える」
生物的コンピュータであることを理解すると
実に多くの「謎」が解消され、いとも明白なことになる。
例えば「進化」だ。
進化とは、生物種(肉体コンピュータ)が
環境(必要性)の変化に適応していくことである。
ただし、今私が話しているのは、身体に影響を及ぼす進化のことであり
意識の進化ではないことは念を押しておきたい。
進化に関しては、この2つがいつも混同されているが
まったく別物である。
鳥、魚、さまざまな動物が、それぞれの生涯のサイクルと環境に
特有の驚くべき能力を「開発」してきたことに、我々は感嘆するものだ。
闇夜でも目が見える夜行性の生物
空高くから魚を発見する望遠鏡のような目を持つ鳥などである。
これは簡単に説明可能だ。
こうした特徴は、仮想現実の建築家によって創造されたとき
それぞれの生物種の肉体コンピュータにプログラムとして組み込まれ
「ゲーム」の中に投じられたのである。
仮想現実の環境の変化に応じて、建築家たちは生物を「改良」
(アップグレード)することも可能であるが
「物質」の形態が肉体コンピュータであることを
考えると、その必要すらもない。
我々が「進化」と呼んでいるものは、肉体コンピュータが
環境の変化とスピードに間に合うほど素早く達成できると
それが「進化」と呼ばれる。
変化が遅く、環境の変化に間に合わない場合には「絶滅」と言われる。
宇宙という仮想現実の建築家たちには
プログラムを削除する選択をすることも十分に可能であり
これもまた「絶滅」という現象をもたらす。
動物たちは、明らかにゲームの他の部分と同調するように
プログラムが書き込まれていることが分かるはずだ。
アライグマは手と指の感度のよさで生き残り、繁殖しており
プログラムの製作者はアライグマの
大脳新皮質の表面積の約60%を手に割り当てている。
ネズミは、ヒゲで情報を読み取り、外界と交流しているが
ネズミの感覚皮質の半分はヒゲに接続されている。
「突然変異」とは、「生物の染色体や遺伝子にあるDNA配列の変更であり
親の世代の型には見られない新しい特徴・形質の発現をもたらすこと」
と定義される。
こうした変化は、環境からの情報を受け取り
その影響を快適さと生き残りのために常に判断している
肉体コンピュータが生み出しているものである。
その一例が、暑さ、寒さといった外界の温度条件の大幅な変動にもかかわらず
体温を一定のレベルに維持する体温調整のプロセスである。
身体は、体内・体外の(物質、思考、感情の)変化や試練に反応して
常に大小の調整を行っている。
こうした肉体コンピュータの調整が
環境に対して恒久的な改良となった場合
結果として肉体の変化が固定的になる。
略
仮想現実宇宙と我々の交流の本質を把握するためには
そして、我々が人生を送っている虚偽の自己認識について
気付くためには、もう一つ重要なポイントがある。
我々の肉体コンピュータは、考える生物的存在であり
それがゆえに「人格」を備えている。
月のマトリックスの中で
我々がはまっている最も深い迷妄は
この「人格」を我々だと誤解していることだ。
我々が、根源意識(あるもの全て)との接続を失うと
我々の認識、感情、反動、反応は
肉体コンピュータで実行されている人格という
ソフトウェア・プログラムに左右されるようになる。
「原型となる人格」があると主張する心理学者がおり
あらゆる人間の人格は、たった12種類の
原型の組み合わせで表現できるそうだ。
「原型」というのは、爬虫類人が人間の肉体コンピュータに
プログラムした「人格ソフトウェア」のことであり
爬虫類人はそうした制約を課すために
このプログラムを巧みに利用してきた。
プログラムされた通りに認識し
思い込み、行動する「人格」を、我々が乗り越えることが
できるとしたら、その方法は、我々の本当の姿である
根源意識に再接続するしかない。
そうでなければ、我々の人生はプログラム通りに実行されるだけだ。
略
ユング(スイスの有名な精神科医)は
人格の特徴は相続されるもので
肉体と密接に結び付いていると言っている。
その通りだ。
「生殖」というコンピュータの
ダウンロードによってそうなっている。
こうしたパターンが、ユングの表現では
「人間を他とは明確に違う存在」にしており
まさに人間ソフトウェア・プログラムだ。
我々は「人間である」というが
我々の実体は人間ではない。
我々は根源意識なのであり
我々が「人間」と呼んでいるのは
我々にこの「世界」を経験させてくれている
仮想現実が築いたものなのである。
「人間」は肉体コンピュータであり
「物質」の形質を備えているだけでなく
感情や行動といった反応も含め
我々が「人格(個性)」と呼んでいるもので
プログラムされている。
「人間の心(マインド)」を扱う精神科医や主流のセラピストは
コンピュータのテクニカル・サポートのようなものであり
催眠術師はプログラムの改変者・修正者である。
こうした人々は、根源意識を扱っているのではなく
コンピュータの心(マインド)と感情
(いずれも「一つのマインド」の表れたもの)
を扱っているのである。
