6巻70ページより

 

 

映画「マトリックス」では

人類が錯覚の現実を経験するよう

騙されているというテーマが繰り返し描かれているが

その点は実に正確である。

だが、真実から離れているのは、マトリックスの外側には

本当の固形の世界があると、ほのめかしているところである。

これ以外にも、我々が仮想現実の宇宙に住んでいることを

示唆する作品の多くは、仮想現実の向こうに

本当の物質世界があるとしている。

そんなことはない。

創造には、仮想現実の世界(複数)

そして、根源意識しかない。

「物質」は存在しない。

 

我々は遥かに洗練されたバージョンの

コンピュータ・ゲームを体験している。

ただし、大半の「人間」は

ゲームを楽しんでいるのではなく

ゲームに翻弄されている。

心(マインド)「知能」

爬虫類脳を通じて、ゲームに遊ばれているのである。

遺伝子の操作と情報の抑圧により

本来ならば根源意識の遊び場であるはずの創造物が

認知の監獄に変貌してしまったのである。

 

仮想現実ゲームそのものは、善でも悪でもなく

正しいとか誤っているとかもない。

経験するための乗り物(道具)に過ぎない。

爬虫類人は、ゲームの大部分から人類を隔離し

遺伝子操作などの手段を使って介入し

極めて狭い周波数帯域(可視光線)へと

我々の認知を閉じ込めたのである。

爬虫類人・イルミナティの陰謀の真髄は

我々を無知のままにすること

我々が何者なのか、我々がどこにいるのか

我々はどんな性質の現実を体験しているのかを

我々が知らないままにしておくことである。

 

この物質的に見える世界だけに我々の関心を向けさせ

我々は肉体であり、名前であり、職業であり

所得階層であると信じるように計画している。

だが、我々はそんなものではない。

我々は根源意識である。

我々が「生涯」と呼ぶ期間だけ

仮想現実の宇宙を体験している根源意識である。

肉体コンピュータは

この現実と相互作用するための乗り物であり

我々の実態ではない。

 

インターネットを使いたいと思っても

それだけではできない。

インターネットという集合的現実を経験するには

データが流れる導管(インターフェイス)が必要である。

根源意識も同じである。

どんな現実と交流する場合であっても

その現実の周波数帯の範囲内で共振していなければ

相互に作用しようとする2つのラジオ局

(あるいはテレビ局)のようなものである。

異なる波長にある限り、それは不可能だ。

 

根源意識は、この現実(密度)に直接作用することは不可能であり

そのための宇宙飛行士が宇宙服を着るような感じで

人間の肉体コンピュータを「着る」必要がある。

もっと正確に表現すると

根源意識が経験したいと思っている「世界」の

周波数帯域の範囲内で共振する遺伝子的な「望遠」を通じて

根源意識は眺めているのである。

私の根源意識がパソコンのキーボードを

叩くことができているのはそのためである。

 

 

生涯で一度も試験で合格したことがない人であっても

宇宙の内側を見たことがない人であっても

根源意識に目覚めた人が相手であれば

私は遥かに高いレベルの話をすることができる。

そうした人々は直感的に知ることができるが

知能の奴隷たちは、一体感ではなく分離だけに

エネルギーの錯覚ではなく物質だけに

着目するレベルの覚醒にあるため

何もかも全て考えて作業する

というプロセスを経なければならない。

 

そもそもこの仮想現実の構築物は

根源意識が具体的な経験をする場として

善意から創造されたものであると私は確信しているが

この「ゲーム」はこれから私が述べるような方法で

爬虫類人に「不正潜入」(ハック)されているのだ。

 

 

いずれにしても、人間が現在よりも

遥かに広い範囲の周波数帯域を解読していた時代があったのだ。

遺伝子操作などさまざまな操作によって

我々が「見る」ことのできる宇宙は極端に狭くなり

我々はこのちっぽけな周波数帯域(可視光線)に制限されてしまった。

それより小さくなってしまえば、我々は盲目になりかねないほどだ。

まず、全体として仮想現実の宇宙があり

そのごく一部を我々は見ることができている。

そのごく一部のことをマトリックスと呼ぶことにして

それ以外の広大な仮想現実と区別することにしたい。