美味しくないものを使っても、美味しくないから。
美味しいものは、作り手が手間暇かけて作ってくれているから、私がたいして手を加えなくても美味しくなるんです。
加工品として高価で美味しそうなのは色々あるけれども、それらをアレコレ買い揃えておくほどウチはお金かけられないし、(ドレッシングやソースや無添加だしの素とか無添加炊き込みご飯の素なんかがそうかなと思っている)必要最低限のものだけはキッチリ気に入ったものを選びたいなと思っています。
塩、醤油、味噌、味醂、酢、油、砂糖、あとは調味料じゃないけれどお米も!(お米は味がとても気に入っているので、絶対変えたくない。高くないよ。近所で買っているので気になる人は直接聞いてね!)
10年ほど前になんとなく買って舐めてみてとても美味しかった味醂が、三河みりん。
そのまま飲んで、とても美味しいお酒なんです。
誰もが好きな、さっぱりとした後味の、すっきり甘い味。
昔は高級な酒として飲用されていたのだそうです。
なんとなく砂糖じゃなくてこれで作ると美味しいな、程度にしか思っていなかったのですが、これがなかなか奥が深いものでした。
お料理って、出来立てアツアツを食べると1番美味しい。熱いうちに食べると生臭さを感じないけれども冷めると戻る。
そして冷めると箸通りも悪くなる。
でも、アツアツを提供するのはなかなか至難の技。特に一度にたくさん作って出す、仕出しなんかは本当に難しかったそう。
みりんは作りたての美味しさをラッピングする作用があるので、料亭は挙って仕入れたがったそうです。
でもそこには重い酒税というややこしい足枷があって………という味醂が広まるようになった歴史を、先日三河みりんの工場見学で伺ってきました。
料亭が挙って仕入れたがった、お料理が美味しくラッピングされる魔法の調味料、味醂。
お米の美味しさをゆっくりと時間をかけて醸造した味醂。
この素晴らしい味醂のチカラを、詳しい説明も聞かずになんとなく美味しいなぁと10年使っていた私( ̄▽ ̄;)
作る工程や、甘酒やお酒との作り方の違いを聞いて、より一層味醂が身近に感じたし、使い方があれこれと思い浮かぶな、と思いました。
8月後半レッスン、「手作りだし醤油第2弾、作り置きおかずとお弁当」にバッチリ活かしたいと思います。
座席チラホラ…。夏休み明けのご予定わかりましたらぜひお待ちしております(^^)
なんと私、この味醂をカレーにも入れております。
さて、今晩京都では五山送り火です。
いよいよ夏も終わりですね。
今晩のパーティーの様子はまた後ほどアップします(^^)