先月のニュースに「イギリスのスナク首相が、近く議会下院を解散し7月4日に総選挙を行うと発表した」とあった。
このニュースを聞いて「あれ?」と思った。
それは、イギリスでは首相が勝手に議会を解散できないことになっていたのではないか?と思ったからだ。
イギリスがEU離脱でドタバタしていた2019年、当時のボリス・ジョンソン首相が「ブレグジット(欧州連合離脱)」をめぐって、議会と対立していたので、
ジョンソン首相は議会を解散して事態打開を図ろうとしたが、解散に必要な議会の三分の二以上の賛成を得られず(賛成293、反対46、棄権303)、
手詰まり状態になったというニュースがあったはずだった。
つまり、日本の様に「解散は首相の専権事項」ではなく、イギリスでは首相が勝手に議会を解散できないのがルール
(議会の三文の二以上の同意、もしくは内閣不信任案の可決後14日たっても、新政権の信任決議案が可決されない場合に限る)だったはずではないかと思ったのだ。
調べてみて驚いた!
(参照した文書を添付しておく)


もともと、イギリスには「憲法典」がなく法律を積み上げていくことは知っていたのだが、もともと「首相の解散権制限」も2011年の「議会会期固定法」で決められていたという。
そしてこの法律が、2022年の3月24日「議会解散並びに召集法」の成立によって廃止され、議会解散の制限がなくなったというのである。
しかも、ジョンソン政権下の2019年の総選挙で政権党の保守党、野党の労働党の双方が「2011年法の廃止」をマニュフェストに掲げ公約としていたというのである。
少々わかりにくいプロセスだが、国政において、双方が納得づくで「だまし討ち」のようなことがないというのは、見習う価値があると思うのだが、皆さんはどうお考えだろうか?
-K.H-

《マイナ保険証の利用率が進まず焦りの河野デジ大臣》
河野デジ大臣が自民党所属議員に「マイナ保険証で受け付け出来ない医療機関があったら報告して欲しい」とする文書を送付していたことを4/19日毎日新聞が報道した。
河野は「マイナ保険証が利用できず、紙の保険証を持ってきて欲しいと言われ、マイナ保険証が利用出来なかった」の問い合わせが確認されていると述べた。
そして「医療機関はカードリーダーを設置し、マイナ保険証を受け付けることが義務化されている」など苦言も呈したと云う。
現にマイナ保険証の利用率は5~6%台から進捗が無い。
利用率が進まないのは、「利便性を感じなくシステム上の不具合が続出」しているからで医療機関の問題ではない。
河野はそれを医療機関のせいにして、密告しろと勧めているのだ。
責任を全く取ろうとしない河野の傲慢さが露骨にわかる酷さだ。
《利用率が上がると医療機関が大混乱になることも》
昨年1万6千件もの様々なミスや誤表示等が発覚したが、たった5%程度の利用でこれだけの不具合を生じているのだ。
利用率が上がれば上がるほど、ミスや不具合が多く見つかることになる。
カードリーダーで本人確認や顔認証が出来なかったり、他人だったりすることもある。
他人だと負担額が10割にされて、窓口でトラブルも起きてくる。
マイナ保険証しか持っていないと、こうしたトラブルが必然的に起きてくる。
しかし、現行の保険証を見せればトラブルや不具合は起きない。
だから、仕方なく二枚持ち歩くことになる。
そこで、マイナ保険証の欠陥を知った国民は現行の保険証が楽で便利と分かり、二枚を持ち歩くことは危険なのでマイナ保険証は利用しないのだ。
利便性が高くてトラブルも無く使いやすいのはどれなのか一目瞭然だ。
《マイナ保険証の利用増やした医療機関に20万円支給》
武見厚労相は4/9に「利用率に関係なく現行の保険証を廃止」すると明言し5~7 月をマイナ保険証利用促進強化月間と定め、利用者を増やした医療機関に最大20万円、診療所や薬局には10万円を支給すると公表した。
ポイントだの一時金だのバカ丸出しの子どもだましの政策だ。
医療機関(全国保険医団体連合)はマイナ保険証に対して、当初から一貫として反対の立場を貫き、健康保険証廃止撤回を求め闘っている。
こんな役立たずのマイナ保険証は即刻廃止すべきだ。
与野党国会議員の多くは、国民目線を持ち合わせないレベルなので即刻廃止運動をしていない。
やってもせいぜい11月ごろになって、アリバイ的に国会前闘争とかでお茶を濁す程度が予測される。
今できることは
①マイナンバーカードは作らない
②既に作った方はマイナ保険証に申請しない
③マイナ保険証になっていても医療機関で利用しない
④現行の保険証を使う 資格確認書も届く
マイナ保険証が無くても困らない。
五年間は医療機関に安心して行けるし大丈夫!!
五年間頑張っていると政権交代で状況が変わることもありうる。
2024/6/05
<デラシネ>

福島、沖縄で精神科医師をしている蟻塚さんは、診療所を訪れる方々の声に耳を傾ける。
看護師としてサポートを続けるサポートチームのみなさんもご自宅を訪問し当事者のつぶやきに耳を傾ける。
その姿とは対照的に、福島の復興をアピールする政府。
津波によりお連れ合いを亡くした方、原発事故により生活が困窮し単身で働きに行っている間に息子さんが自死してしまい、自分を責め続けている方、沖縄戦で母親の背中でおんぶされている時に母親が米軍に撃たれて殺されるという経験をした方、当事者の証言に聞き入った。
いろんなしんどさを抱えながら、それでも生きようとしている福島、沖縄の人たちの声を伝える映画である。
辛さを人に話すことができない。
自分はなぜ生きているのかわからない。
何を頑張ればいいのかわからない。
こう思っている人たちに、ただ生きているだけでいい。私はあなたに救われていると伝える人たち。
鬱病ということで蟻塚医師のところに来た高齢者の話を聞くと、沖縄戦の体験が語られる。
死体の上を歩いて逃げた。
家族が殺されるのを見たなど、壮絶な体験が原因だということがわかっていく。
もうとっくに終わったはずの戦争が、体験者の人生のもっとも深いところにあり続けているということを知った。
福島原発事故から13年、語らずに語れずに、心の内に悲しみを、悔しさを、やりきれなさを、怒りを抱えて生きている多くの方々がいることを、この映画を通して知った。
「復興」という言葉の陰で、報道されない方々の声をこの映画は伝えている。
その人たちの囁く声には深い悲しみがあるが、それでもなんとか生きている姿に、背中を推される人も多いのではないだろうか。
精神科医でも看護師でもないけれど、医療従事者でなくても、私たちにできることはあるだろう。
同じ経験をしていなくても、福島、沖縄の人たちの語っていることに共感する人はいるだろう。
語ってくださった方々の声に耳を傾け、戦争や原発事故によって、何がもたらされるかを学び取って、できることを考えることくらいはできるだろう。
福島や沖縄の方々が、現状を知ってほしいという思いで実名で取材に応じてくださったと語る監督の島田陽磨さん。

6月2日(土)ポレポレ東中野にて。
<映画好き>
時々、自宅近くの区立図書館に足を運ぶことがある。
購読していない新聞記事で気になったものなどを調べたり、コピーをとったりするのだ。
図書館のすぐ隣は区立の中学校だ。
おととしの5月に図書館に立ち寄った時、隣の中学校に「アンネのバラ公開中」という看板が出ていた。
「アンネのバラ」ってなんだ?と思って校内に入り、花壇に咲いているバラとともに、資料を見学した。
すると、今から40年ほど前に当時の中学生たちの「平和学習」がきっかけで、アンネ・フランク財団からバラの苗木3本が贈呈され、
それを代々の中学生が大事に育て、株を増やしてきたものだとわかった。
(詳しくは「高井戸中のホームページを見てください。)

(高井戸中学校ホームページより)
この中学校には、ずっと昔に組合の教育研究集会で行ったこともあるのだが、そのころは全くこの事実を知らなかった。
おととしと言えば「ロシアのウクライナ侵攻」が始まってまだ2か月ほどのことだ。
国際社会の「平和維持」の仕組みの脆弱さ、大国の思惑により犠牲になるのは一般市民だということがあからさまになっていたころだ。
そして、あろうことか「イスラエルのガザ侵攻・ジェノサイド」が昨年10月から始まり、半年以上が過ぎてもなお停戦に至っていない。
先日、地元で「憲法改悪反対!」の街頭宣伝をやっていた時、ちょうどこの「アンネのバラ」のことを紹介した。
街宣の場所がかの中学校の最寄り駅だったこともある。
考えたのは、もしもアンネ・フランクの魂がこの世に存在し、ガザの状況を見たとしたらどう思うのだろうか?
ということであり、世界中で「アンネの日記」を読んで「ホロコーストはあってはならない!」と思った人々は、
このジェノサイドが終わらないことをどう受け止めればいいのか?ということだ。
アンネ・フランクの物語や、収容所におけるユダヤ人大量殺戮にまつわることは、様々な形で伝えられてきた。
(「ハンナのカバン」という本が夏休みの「課題図書」になっていたという記憶もある)

そのことが、40年以上にわたり「パレスチナ」の人々に対するイスラエル政府の残虐行為を不問に付してきたことにつながっているのではないか?
もちろんそれだけではない。
戦争の裏には様々な利権も絡んでいるが、少なくとも、アメリカやヨーロッパの学生たちは「このままではいけない!」と声を上げ、行動し始めている。
私たちは、少なくとも「子どもを殺すな!」の声を上げるべき時だと思う。
-K.H-
自らの労働条件は自らの手で! 教え子を再び戦場に送るな!日教組・東京教組と共に闘おう!
NEWS 江戸川区教組
2024/5/28 No.2403 江戸川区教職員組合(江戸川区中央3-7-11-102江戸川区平和運動センター)
5月22日 定期大会を開催!
~第35回区教組定期大会報告~

5月22日(水)、タワーホール船堀において第35回区教組定期大会を開催しました。
来賓の江戸川区平和運動センター、江戸川区職員労働組合、江戸川生活者ネットワーク、労働金庫、東京教組委員長から連帯の挨拶をいただいたのち、
議案書の討論に入りました。
経過報告では、長時間労働や教員不足等の課題に取り組んできたことと共に、2月の東部ブロック教研にふれて、
「“『天井のない牢獄』 ガザで今起っていること”は、若い方たちも具体的に知ることができたよい教研集会だった。
教組運動の車の両輪の一つとして今後も続けていきたい」
と報告されました。
次に、今年度の運動方針案は3つの柱のもとに闘っていくことが提案されました。
①江戸川区内の学校現場の課題に向き合うこと
②組織拡大を最優先課題とし、支部、分会が力を合わせて全力でとりくむこと
③東京教組・日教組に集結し協力して闘っていくことです。
その後、各職場の現状報告があり、それらをめぐって意見交流を行いました。
<職場報告>
A校:異動した学校は皆、退勤時刻が遅い。新採担当で指導が21時までかかった日も。なるべく早く帰るようにしたい。
B校:初めての1年担任。 長時間の通勤で疲れているが、子どもたちはかわいい。
C校:教員不足で△小で週2日、図工を教える。もう一校からも声がかかる。人が足りなくて副校長が頭を抱えている。
D校:勤務時間外の仕事は相殺を具体的に取っていくことが大事。インクルージョンとは何か?今の特別支援はやめ、普通学級でやるべきでは。
「主体的・対話的な深い学び」が方法・内容まで決められた形になるのは問題を感じる。
E校:再任用(短)から時間講師になって授業をしている。給料は増えたが、職場の人と話をする機会がない。
F校:非常勤教員から時間講師になってゆとりができた。小学校の非常勤教員は「何でも屋」のように扱われている。
<意見交流>
【長時間勤務・教員不足、教科担任制などについて】
●中教審特別部会の素案 「残業代を支払わない代わりに、教職調整額を4%から10%以上に引き上げる」は
抜本的解決ではない。 「10%分=20時間分、残業せよ」と言われているようだ。
●長時間労働をなくすには、給特法廃止、教員定数増、持ち時数減、業務削減、部活の地域移行が欠かせない。
●中教審のいう「教科担任制」は、従来学校で行ってきた「授業交換」とは違うのでは?
●「『令和の日本型学校教育』を担う質の高い教師」とは? 専門性を求めているようだ。負担軽減になるのか? etc.
以上の討論の後、活動及び予算報告、運動方針案及び予算案は参加者の拍手により、全て採択されました。
話し合われた長時間労働是正、教員不足、教科担任制等の問題について、ひきつづき全力でとりくんでいきます。
<今後の予定>
◆6月4日(火) 15:30~ 教育委員会 *傍聴は15分前までに4F教育推進課で受付を
◆6月6日(木) 17:30~ 教育委員会
◆6月7日(金) 18:00~ 分会代表者会議 タワーホール船堀405
◆7月5日(金) 18:00~ 分会代表者会議 タワーホール船堀405
◆7月27日(土)~29日(月) 夏の合宿 能登半島方面 *詳細は追ってお知らせします

中学校教科書採択に向けて
今年は、2025年度から中学校で使用される教科書採択が行われます。
中学校現場では、忙しい毎日でゆっくり教科書を手に取る余裕はないとは思いますが、興味がある教科だけでも見てほしいと思い、
今回の改訂で気になる点を教科書問題に詳しい方にお聞きしましたのでお伝えします。
1.QRコードなどの二次元コードが増えている
前回からあったQRコードが大幅に増えました。
教科によっては、ほとんどのページに何らかの形であるものもあります。
子どもたちは気を取られるでしょうし、使い方に気を付ける必要があります。
またQRコードは検定には入らないので指導要領を逸脱したものもあるようです。
QRコードが多い方がよいと思うのは現場の教員や子どもたちからはかけ離れているようです。
2.教科書の内容が難しくなっている
英語や数学で教科書の内容が難しくなっています。
英語は小学校で英語科を学んできているからと、小学校を土台に組み立てているのでより難しくなっています。
学習内容についていけずに子どもたちは学習が嫌になってしまいます。
3.「主体的で深い学び」をさせるためにふりかえりを書かせる
3行は書かなければならないような「ふりかえりノート」があります。
保健体育で「~を何回飛べるようになった」と毎時間書かなくてはなりません。
そんなに短期間でできるようになるでしょうか。
疑問です。
4.社会科「地理」~領土問題、政府見解を掲載
「歴史」~「戦前の皇国史観を彷彿させる」「国史」教科書「公民」~憲法を敵視し、「改憲」を主張
地図帳に竹島、尖閣諸島が写真入りで載せられています。
「国民に国防の義務がない徹底した平和主義は世界的に異例です」と政府見解のみを載せている教科書もあります。
歴史教科書では、神武天皇から始まる「国史」教科書もあります。
そして「改憲」に誘導するような「公民」教科書も。
5.どの教科もジェンダーや多様性を意識
進んだところもあります。
ジェンダーや多様性を意識した部分は多くの教科書に見られました。
ただし、一切とり上げていない教科書もありますので注視しましょう。
どの教科書が使いやすいだろうか、問題のある教科書はないだろうかと、実際手に取り、自分の目で確かめてみましょう。
教科書展示会に行って、意見を出すときの参考にしてください。
*「中学校教科書の採択替え 真実と平和のよりよい教科書を子どもたちに……」(子どもと教科書全国ネット21)
を同封しました。合わせて、ご活用ください。

<江戸川区中学校教科書展示会>
●特別展示会→6月 4日(火曜日)~13日(木曜日) 9時~21時30分 中央・小岩・葛西図書館 他
●法定展示会→6月14日(金曜日)~28日(金曜日) 9時~21時30分 中央図書館
2024女性部アンケートのお願い
職場の労働環境改善のために、同封のアンケート用紙にご記入の上、交換便にて送付をお願いします。
なお、QRコードから回答することもできます。
締め切りは7月5日(金)
宛先:書記長 まで
《マイナ保険証利用促進に1800億円の予算》
政府は23年度補正予算に「マイナ保険証利用促進・環境整備」として887億円、「マイナンバーカード取得環境整備」として899億円を計上した。
河野デジ大臣の肝いりの予算計上と思われるが、税金の無駄遣いも甚だしい。
900億円をかけても利用率が上がるとは考えにくく、未だに利用率は4~5%から一向に上がっていない。
2023/11/13日河野デジ大臣と武見厚労相は東京慈恵医大付属病院を訪問し、マイナ保険証をアピールするチラシを配布した。
来秋の紙の保険証を廃止してマイナ保険証の移行を強引に進める一方、広報活動はチラシ配りとは、超がつくアナログ。
まるでコントだ。(日刊ゲンダイ11/16付)
と揶揄していたが全くその通りだ。
《保険証限定の暗証番号なしマイナカードとは》
悪あがきは続く。マイナカードを保険証として利用する際、カードリーダーによる「顔認証」か「暗証番号」が求められていた。
総務省は暗証番号の設定や管理に対する不安に応えるため、「暗証番号なしマイナカード」の導入を示し、既に全国の自治体で受け付け登録開始が始まっている。
この「暗証番号なしマイナカード」は、文字通り4桁の暗証番号は不要で保険証の機能に限定され、カードリーダーの顔認証や受付職員の「目視」で利用できる。
手続きはマイナカードから①暗証番号を利用する機能を取り除き②「顔認証」にする設定を行うことで利用できる。
各自治体にマイナカードを持参し、既に「マイナ保険証」として登録し医療機関で利用の実績があれば切り替えられる。
しかし、マイナカードに保険証利用の初回登録がしてないと、事前にセブン銀行のATMか医療機関にある顔認証付きのカードリーダーで登録する必要がある。
つまり一度マイナ保険証として登録した上で、保険証以外の機能を外す手続きが必要となる。
変更しようと思えば煩わしい手間もかかり、自治体職員の過度な負担にもなっている。
《現行の保険証廃止後はどのようになるのか》
マイナカードを持たずマイナ保険証に登録していない国民は多くいる。
総務省によると4/30日時点でマイナカード保有数は、約9168万人で全人口の73.1%となっている。
まだ3400万人以上の国民はマイナカードを所持していない。
そのうち保険証の利用登録を完了したのは7143万人で全人口の約57%になると云う。
実際に保険証として使っているのは、毎月4~5%の約320万人台の低さである。
無論私はマイナカードを所持していない。
紙の保険証で医者にかかっているが、何ら不便を感じていない。
さて、12月以降のマイナ保険証に一本化されるとどうなるのか。

マイナ保険証を持っていなくても、慌てて作る必要はない。
現行の保険証は発行日から一年間は有効になる。
また、マイナ保険証を持っていない人に届く、資格確認書は5年間の有効期限がある。
ただ資格確認書は、マイナ保険証を持っていても初期登録をしていないと届くので無駄も甚だしい。
現行の保険証を残せば証明書類の発行や煩雑な手続きも必要がなかった。
マイナカードは自治体に過度な負担をもたらし、マイナ保険証は患者や医療従事者を混乱させている。
ところで、国会議員713人中でマイナカード所持者とマイナ保険証として登録している議員はどれだけいるのだろうか?
全議員公表すべきである。
(つづく)
2024/5/20
<カードを減らしたいデラシネ>
セットバックを念頭に、あらためて自宅付近を歩いてみると、けっこう多くのセットバックが見られる。
場所によって様々だが、概して公道として有効に使われている所は少ないようだ。
中には電柱が取り残されたまま残っている所もある。


古くからの住宅街であっても、一斉に建て替えがなされるわけではないので、道をまっすぐ進んでも右側がセットバックされていたり左側にセットバックがあったりと一様ではない。
たまに一定の地域が全て更地化されて新しい道路ができることがあるが、これはセットバックではなく再開発である。
しかし、この場合は道路の位置も以前とは大きく変化してしまう。
ところが、これに似た現象が私の家の前で発生したのだ。
以前の道が残ったまま大きく拡幅されたのである。
あの2mあまりの擁壁に囲まれていた小高い丘がブルトーザーで切り崩され、緑が消えて新しく住宅地となったのだ。
南北100m程の区間の道が何と大幅に拡幅されたのである。

このセットバックが通常のものとは考えられなかったので、色々と調べてみた(役所へ問い合わせればすぐ分かることではある)が、どうやらこの地域は建築基準法の施行以前の「市街地建築物法(2919年施行)」に基づいた道路だったのではないかと思う。
つまり、この法に基づいて告示された「告示建築線」が指定されていたのではないか…。
建築基準法の施行で廃止された法だが、「その間の距離が4m以上のものは.....道路の位置の指定があったものとみなす」と定められた。
その結果、幅4m以上の建築線は現在の建築基準法では「位置指定道路」として扱われるようになったとのことだ。
セットバックが大幅だったのは、おそらく告示建築線が18尺(5.545m)だったと考えられる。
つまり、一般的にセットバックする4mではなく5.545mもあり、しかも、道路反対側は既にセットバックが完了しているため相当なセットバックをしたわけだ。
こうして道幅が広くなり実際に活用されるようになったので、セットバックが有効に機能した例として考えてもよい。
しかし、一様ではないセットバックが圧倒的に多いのである。
仮にセットバックがまっすぐ延びていなくても、その場所が既存道路と一体化して平らになっていれば良いのだが、ほとんどの場合、元の形状を保ったままの状態だ。
縁石がそのまま残されている所も多く見られる。

(セットバックにより拡幅され活用されている例①)

(セットバックにより拡幅され活用されている例②)
その道が一方通行ならまだしも、住宅地内は往々にして交互通行になっているため、クルマのすれ違いの際に縁石に乗り上げざるを得ないこともある。
上手く乗り上げられれば良いのだが、私は相手方に配慮して一旦バックした際に左側のタイヤの側面を強く擦ってしまい、タイヤ一本を交換したことがある。
全く忌々しく思った縁石である……。

(縁石が残されたセットバック①)

(縁石が残されたセットバック②)
また、ある所では数軒が続いてセットバックした場所があるが、これが見事に縁石を残したままの姿である。
この場合などは、全て縁石を撤去して既存道路と一体化すべきではないだろうか。

(連続してセットバックされているが、道路化していない。)
こうしたセットバックは、セットバックしたのがすぐ分かるが、中にはセットバックした場所をミニ花壇化したり植木鉢を置いたりしている所もあり、一見しただけでは分からない場所もある。
これを地域美化と考えるのか、セットバックの私物化と考えるのか意見は分かれるだろう。
結論として、私は、セットバックを実効性あるものにしない限りは、その法律の存在意義はないと考える。
確かに全ての道路を4m以上にさせるには時間が必要だろうが、「名ばかりセットバック」はやめていただきたい。
せめて既存道路と一体化させる措置を義務付けるべきだと思うが、はたしてどうだろうか。
最後に、このセットバックをきっちり既存道路と一体化させれば大いに改善される場所を紹介する。

(この左側セットバック部分を有効に使えば、車がこの先を容易に右折できる。)

(狭い上に交互通行になっており、通学時は特に混雑、左側を道路化して先の電柱も移転すべきである。)
道路というのは、人々が日常において徒歩や車両で安全・快適に移動するために使用したいものである。
さらに、消防車や救急車等の緊急車両が必要な際に容易に通行できるために設けられていなければならない。
狭いニッポン国だからこそ、もっともっと道路行政を真剣に考えて進めるべきだと思う。
<すばる>
🔷国家公務員の利用率と国民の利用率はどっちが高いの?
今年2月朝日新聞は、国家公務員とその家族が利用する国家公務員共済組合の「マイナ保険証」の利用率が記載された厚労省の文書を入手した。
これには、総務省など12の省庁の2023/11月の利用率が記載され、高いのは総務省の6.26%と財務省の5.57% 、低いのは防衛省の2.5%と外務省の3.77%だ。
防衛省と外務省の利用率が低いのは、「危機管理に長けている」かな?と云う気もするが…。
はたしてどうなのか。
12省庁の平均利用率は4.34%で、利用を国民に訴える厚労省は4.88%だった。
決して高い数値ではなく、低さを競うドングリの背比べレベルである。
ちなみに、1月厚労省が公表した国民の「マイナ保険証」利用率は4.29%で、年代別では「65~69才」の7.09%で、一番低いのが「20~24才」3.62%だったと云う。
若年層はマイナカードを携行する習慣がないと分析したようだが、「持ち歩くメリットがない」から、携行しないだけの話で習慣ではない。

医療現場は現行の保険証の重要性を訴えている。
全国保険医団体連合が昨年9月に、全国7070の医療機関の87.8%が「現行の保険証を残す必要がある」と答えた。
また、トラブルについては、
カードリーダーのエラーで資格確認が出来ず、患者に「全額請求」した例が510件あったと云う。
政府のマイナ総点検本部によると、医療機関で139万件の氏名住所など情報不一致が判明した。
また、マイナンバーカードの個人情報の紐づけの間違いも1万5907件も見つかっている。
要するにマイナンバーカードも「マイナ保険証」も膨大なトラブル続出で、利用率4%台は「マイナ保険証」が国民に信用されていない証左といえる。
現に厚労省が7月から9月にかけて実施した「マイナ保険証を使った2000人」にメリットを聞いたところ「特になし・わからない」が51.1%と最も多かったと云う。
1/28付け東京新聞によると、現行の保険証を廃止し「マイナ保険証」にすることについて、27都道府県の110議会から意見書がだされ、大多数が現行保険証の廃止延期や存続を求めるものだったと云う。
2/5には千葉県鋸南町議会も現行の保険証を残すよう国に意見書を出した。2019年の房総半島台風で鋸南町が甚大な被害を受け停電したことに触れ「マイナ保険証は停電では使えない」と指摘もした。
そのことは、能登半島地震でもマイナカードやマイナ保険証が役に立たない代物だったことでも明白だ。
一目見ればすぐ分かる信頼されている現行の紙の保険証を廃止し、利用率4%台のマイナ保険証を法令で強制的に導入することは、医療機関の混乱と負担増を招き、患者にとってもプラス面は何一つない。
今からでも遅くはない!! 野党は一致協力して「マイナ保険証廃止」の国民大運動に直ちに決起すべきだ!!
さもないと、裏金作りに狂奔し医療保険制度を破壊するアホバカ与党議員同様に、
「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と国民の過酷な審判が下されることを覚悟すべきだ。
(つづく)
2024/5/18
<デラシネもチコちゃんに叱られるかな>
五月初旬からショウブとアヤメの花が咲きだした。
ショウブには強い香りと刀のような葉には、邪気を払う力があるとされ、5月5日の端午の節句は「菖蒲の節句」とも云われている。
武家時代はショウブを「勝負」「尚武」(武道・軍事を重んじること)にかけて、男子がたくましく育つことを願う節句だった。
(西東社発行「花の歳時記」より)

この花は「ショウブ」として売っていたものを買ったのだが香りは全くしない。
花丈は80㎝もある。

これは「アヤメ」のわい性種で商品名は「三寸アヤメ」。
実際の花丈は30~40㎝だ。
さて、ショウブとアヤメの花の違いはどこなのだろうか。
アヤメは花弁の付け根に、黄色に青紫の網目の模様が入るのが特徴とある。
ショウブは花の付け根が黄色く網目はないとある。
違いはどこか良く観察したが、庭の『ショウブ』の花は付け根が黄色の特徴はなく、アヤメと同じ青紫の網目の模様が入る全く同じ特徴だった。
つまり、同じ品種だったのだ。
違いは草丈・花丈の大きさだけだった。
「ショウブ」と思って買ったのにどうして「アヤメ」と同じなの?と…。
ショウブ湯の体験からするとショウブには「香り」がある。
太い茎で葉丈も高いと云う理解だったが、花は見たことがなかった。
庭のショウブは香りもないし茎は太くもない。
疑問は解けた。
上記の「花の歳時記」には
5/5 『健やかな成長を願って邪気祓い ショウブ(菖蒲)』
6/26『梅雨空のもと、濡れてつややかに咲く花 アヤメ(菖蒲)』のタイトル。
ショウブもアヤメもどちらも漢字で書けば「菖蒲」となっていた。
説明には
『もともとアヤメと呼ばれていたのはショウブのほう。
ところがショウブと葉がそっくりで花が美しい現在のアヤメが「花アヤメ」と呼ばれ、ショウブは「アヤメ草」になりました。
次第にアヤメといったら「花アヤメ」を指すようになり、アヤメ草はショウブと名を変えたのです。
アヤメの名は花びらに網目模様(文目=あやめ)があることからついたといわれます』
と引用が長くなったが、飛鳥・奈良時代にはショウブは「あやめぐさ」と呼ばれていた歴史があると云う。
ということで、この二枚の写真は「大きさの違う」アヤメ(菖蒲)ということが分かった。
2024/05/15
<デラシネ>
私の住んでいる付近は古くからの住宅地で、狭い道路が縦横に入り込んだ地域だ。
ところが近年、世代交代による土地の分筆なども進み、新しく住宅が建つケースが増えてきた。
それに伴い道路の形状も変わり始めている。
それは、「セットバック」という制度が適用されることによる道幅の拡幅である。
建築基準法で、「都市計画区域で建物が建っている土地は、道路に2m以上接していなければならない」という規程(接道義務)がある。
さらに、接道義務を果たすためには原則として幅員4m以上の正式な道路に土地が接している必要がある。
こうした条件をクリアするために、新たに家屋を建てる際にはセットバックするわけである。
因みにこのセットバックが必要になる建築基準法が施行されたのは、1950年11月23日以降ということだ。
イメージとしては以下の図の通りだ。

この図の場合、3mの道路に面しているため、4mの道幅にするには道路の中心点から両側に2mが必要となる。
したがって、片方の土地の所有者は中心から2m離れる必要があるため、従来の道路側端からさらに0.5m下がらなければならない。
この0.5m分がセットバックされたということになるわけだ。
実は私が、この地域に引っ越して来る前には、現在の自宅が接している道路は4mに少し欠ける程の幅員だった。
その道路の西側に大きな邸宅があり、分筆による売却でたまたま私が取得したものである。
道路の東側は山林で、2m程の擁壁で囲まれていた。
そのため、セットバックは一方的に道路の西側部分に発生することになった。
仮にこの道路が3mだったら、私は建築するために1m下がらなければならなかったが、幸いにも10数cmのセットバックで済んだのだ。
(つづく)
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