1ヶ月ほど前に記事でお伝えしましたが、川口のそごうが今年2月で閉店しました。
川口そごうの跡地は未定ですが、実はある場所にかつてデパートだった建物がそのまま施設として使われている所があるので、そこに訪問してみます。
外房線茂原駅です。
主要駅なのでそこそこ賑わっていますが、駅ビルとかはありません。
駅前ロータリーには芸術的なオブジェがあります。
小湊バスの2ステエアロミディ、超貴重です!
駅前にはイオン茂原店がありましたが、閉店し取り壊されてしまいました。
こんな感じで茂原駅前には見どころがありますが、今回のメインは別にあります。
こちらです。
南総サンヴェルプラザという施設で、学習塾や図書館、オフィス等が入っています。
別角度から全体を見るとこんな感じです。
かなり立派な建物ですが…実はここ、かつて茂原そごうだった建物なんです!
茂原そごうは1992年の建物完成と同時にオープンしましたが、僅か8年後の2000年に閉店し、その後2002年に南総サンヴェルプラザとして再開発されました。
1階の入り口前、セブンイレブンや宝くじ売り場がありますがまさにそごう感が凄いです。
そごうが営業していた時に動いていたからくり時計の遺構がそのまま残っています。
定刻になると鐘が鳴り、音楽と共にディズニーのからくり人形が動いていました。
今は針も無くなり形だけですが、まさにそごう時代の人気を思い起こさせる一種の文化財だと思います。
よく見ると右下に「TokyoDisneyland」のロゴマークが残っていました!!!凄すぎます!!
そごうのディズニーからくり時計自体2008年に終了し、それと同時にディズニーのロゴマークも無くなりましたが、茂原そごうはそれより前の2000年に閉店したので当時のまま残っていると言う訳です。
参考に川口そごうの時計はこんな感じです。川口の方は閉店後も動いています。
テナント一覧です。
食品売り場だった地下1階は空きテナントになっています。
側面を見てみます。
側面入口は閉鎖されていて入れません。
ショーウィンドウは再利用されていました。
サンヴェル専門店街に入ってみます。ここはそごう時代からありました。
内部はドラッグストアや化粧品売り場等があります。
この扉の先はかつてそごうの売り場だったと思いますが、今は入れません。
そごう時代に使われていたと思われる案内看板が残っていました。
「バルーン ギフト 雑貨」と書かれている入口も入れません。
「本日は閉店させていただきました」の案内ですが…何と下に「SOGO」が残っていました!
閉店から21年経った今でも残しているのが凄いですw。
別の入口から入ってエレベーターホールに来てみました。
これもそごう時代から殆ど変わっていないと思います。
このボタンも何となくデパートって感じです。
エレベーターは外が見えるシースルーです。
実際に乗って外の景色も見てみたい気もしましたが、上の階が簡単に入れるフロアでは無かった為止めておきました(不法侵入になるの怖いので)。
1階に到着したエレベーターを外から見てみました。
昔は買い物に来た客で賑わっていたんだろうな…と勝手に想像してしまいますw。
南総サンヴェルプラザ、かつてのデパートの遺構が残っているので、古い商業施設マニアの方はお勧めだと思います。この建物も色んな意味で貴重なので、是非長く残してほしいです。
と言う訳で以上、茂原駅前の南総サンヴェルプラザ(旧茂原そごう)でした。
今回はここまでです。ではまた次回。