不動産投資は収益還元評価で決まるが実践は少々複雑。業者の”常に買え!”を相手にしてはダメ。 | 1級FP技能士があなたの投資活動を応援します!

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まず、収益不動産を二つの要素に

 

分けます。

 

建物の評価と土地(立地)の評価

 

です。

 

建物の評価は築年数と保存状態

 

や管理状態の良否で評価します。

 

土地の評価はその立地の優位性

 

=つまり社会インフラの整備状況

 

やそのエリアの人口密度、治安や

 

ブランドと言うイメージ評価も加わ

 

ります。

 

 

 

その上でそのエリア近傍の㎡あた

 

りの賃料単価を築年や建物構造

 

などの物差しを揃えて相場を算出

 

します。

 

これがいわゆる単純収益還元評

 

価と言うものです。

 

厳密にやるならDCF法のよる内部

 

収益率(IRR)を用いて評価します。

 

 

 

 

 

 

これである程度、正確な物件の

 

価格査定ができます。

 

そうして儲ける事が可能な価格と

 

言うものが必然的に逆算できる訳

 

です。

 

但し、ここで儲かる条件が変わる

 

要素があります。

 

それは…資本金≒頭金と総投資

 

額に対する借入比率(レバレッジ)

 

です。

 

(これが不動産投資は金持ちほど

 

有利、と言う所以(根拠)です。)

 

その現在レバレッジを知る指標が

 

ローン定数=K%です。

 

ローン定数=

年間元利返済額/総借入額

 

K%は返済ごとに数値が変化します。

 

初期のK%から始めて、返済ごとに

 

K%が上昇します。

 

 

 

 

不動産投資をする指標として

 

常にK%を意識して自己資本の

 

投入バランスを考える事が重要

 

なのです。

 

現在のあなたのK%を算出して

 

みる事です。

 

そうすれば、現在の投資効率を

 

客観的に評価できます。

 

もし、現在がFCR<K%になってい

 

ればレバレッジを使う余力を知る

 

判断指標としても使えます。

 

FCR(総収益率)=

NOI(NET収入)/購入総額

 

一般的にはK%の推移は資産入替

 

のタイミングを見る指標として用い

 

られます。

 

参考記事

 

 

 

 

このように不動産投資では厳然

 

とした定量評価が可能です。

 

だから、再現性がある投資だとも

 

言えるのです。

 

逆に言えば…

 

再現性があり、誰でも数式で計算

 

出来るので収益不動産を買うのは

 

難しい(=レッドオーシャン)と気付

 

くべきなのです。

 

つまり、普通の消費者的な戦略では

 

不動産は常に高い買い物しか出来

 

ません。(=素人の高買い、と言う。)

 

儲かる価格で買う為の戦略を持つ

 

ことが不動産投資で勝つ為の最重

 

要項目となるのです。

 

 

 

 

 

不動産投資では基本的に出口での

 

現実的に売れる価格を仮定しないと

 

投資収益の計算は出来ません。

 

(=キャップ・レートと言う。)

 

この点が買うべき価格を決定する時

 

に、最も重要な事項なのです。

 

つまり売る時に高い価格を想定をして

 

しまい甘い売却価格を設定してしまう

 

とそれまでの賃料収益は譲渡損失で

 

相殺されてしまいます。

 

結果、これなら最初から投資をしない

 

方が良かった、と言う事になります。

 

要するに高買いするくらいなら収益

 

不動産を買わない事=不動産投資

 

をしない事が最も利益率が高くなる

 

と言う皮肉な結果になるのです。

 

これを投資の失敗、と言います。

 

途中のプラスキャッシュフロー(CF)など

 

も砂上の楼閣と化し、売却の可能価格

 

次第ではCFが全て消し飛んで更に赤字

 

になるのです。

 

だから、不動産投資で高買いは厳禁

 

なのです。

 

幾らローンが付いてキャッシュフロー

 

が見込めたとしてもダメな投資になり

 

得るのです。

 

参考動画(具体的な考え方・計算法)

 

 

 

 

 

そこで話は戻ります…

 

不動産業者は何時でも買い時とか

 

掘り出し物はない、とか言います。

 

まあ、それは単なるポジショントーク

 

であり”大嘘”です!(笑)

 

そう言わないと商売あがったりです

 

からね...(苦笑)

 

掘り出し物はあるし、買うべき時と

 

そうでない時もあります...

 

あとはあなたの頭で考える事です。

 

 

 

 

 

不動産業者は慈善事業家ではなく

 

捕食者(≒大型肉食獣)です。

 

不動産投資家(≒大小の草食獣)に

 

とって彼らは隙あらばあなたを喰う

 

事を狙っている”ライバル”なのです。

 

それは、単に”敵”と言うのではなく

 

あなたを一人前の人間として扱って

 

いる、と正しく解釈すべきなのです。

 

【天は自ら助くる者を助く】のです!(笑)

 

”僥倖”などを卑しく求めない事です。

 

あなた自身の力で勝利を勝ち取って

 

下さい。

 

そうしたもの以外は身に付かないし

 

あなたの為にもならないのです。

 

 

 

 

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