座右の銘 2019 | Living with little girls …絵本をよんで、おやすみなさい… in 香港

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インターで英中を学ぶ姉妹(2012.12/2017.3)の記録。バイリンガル育児での発見や驚き、迷いなど。のんびりやで読書家の長女(ピアノ)とワールドワイドな愛嬌を振りまく次女(バイオリン)。#帰国子女受験 #海外で子育て #香港でおでかけ

 

本Blog恒例、今年の座右の銘。

その年に、私にとって大切だった言葉を振り返ることで、何らか、もがきながらも頑張ったのかな、と思える習慣として、今や無くてはならない時間になっています。

 

今年は、香港生活2年目に入り、長女の転校、次女の入園など、1年目を準備期間として、ようやく香港での生活が軌道に乗ったと感じる一方、とても辛い不幸があり、生(sei)について考えることの多い年でした。

 

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さて、今年の座右の銘は、「私は好奇心に生かされている」です。
 

名言とか、何かの引用とかではないのですが、その言葉がふと浮かんだのは、香港でギャラリー巡りをしている時でした。リビングに飾る絵を探す中で、一枚の絵が飛び込んで来たのです。

 
 
その絵は、ややポップな色合いの、フラットな屋根の二階建ての外観を描いたものでした。
一階部分は、大きくガラス窓が取られているものの、中が暗いせいか、外の青空と、向かいにしては少し不似合いな街並みを反射し、中をうかがい知ることはできません。中央に扉がありますが、閉まっています。二階はサーモンピンクで塗りつぶされており、窓はありません。そして、絵のどこにも看板も文字もありません。不思議に人の存在を感じさせない絵でした。
 

 

その絵に妙に惹かれて、私の一部を吸い込まれたような気分のまま、ギャラリーを後にしました。

 

「なぜあの絵に惹かれたのか」

考えつつ私は歩を進め、そして、それが描かれていた「扉」のせいだと気付きました。私のカメラロールには、幾つもの「扉」の写真があり(私はただ気に入った外観を撮っているつもりでしたが、ストレングスファインダーの時にも、扉の写真使っていますね)、インテリアで一番好きなのは、玄関「扉」から中のリビングに続くエリア。そして、本の「トビラ」を開く瞬間の、どこかトリップするような感覚を愛している。

 

扉の中身は外から見えず、その事で、その中身をどのようにも想像できる、その贅沢。

 

 

そう思い当たったとき、私の原動力の多くは、全て「今知らない扉を開けるため」と言えるんだろうな、と腑に落ちた感覚がありました。

 

香港生活2年目にして、未だ自分の時間も作りきれないところをなんて要領が悪いのかしら^^;と思わなくもないのですが、それでもやりたいことを順番にやって行ったら、こう言う構成になった、と言えばその通りで、私が好き勝手に「扉」を開いただけなのだと。もうすぐ一年と転校う〜む、やるせないPTAになったトナカイ競走

 

 

そして、、とても辛く、苦しい思いをしたとき、立ち止まらず「その先を見ようとする原動力がある」その事が、どれだけ幸せなことか。その事に、同時に気付いたのです。

 

私は、まだ見ぬ物を見ることのできる、好奇心に生かされている。笑顔を忘れるような時があっても、どんな時も、好奇心は私の味方だ、そう思った一年でした。

 

それと、折に触れ、この曲にも励まされました。変わらないリサの声、別々の道を全て肯定できること。

 

 

なんだか、音楽に価値観を揺さぶられるのって、久しぶりで、とても新鮮で嬉しかったです。

 

 

来年は、少し自分に目を向ける時が来たように感じています。まだ見ぬ世界へ飛び込む準備を少しずつ始めていかなくてはいけません。

 

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いつも読んでくださっている皆様、ありがとうございます。年末には少し早いですが、心からの感謝を込めて。来週は、異国よりお届けできればと思います♪

 

Kotomi