「今日は何の日」の活用法
リリースなどを発信する場合、発信の契機が必要ということは前にも書きました。リリースに書かれている日付にも意味やニュース性を持ち、それによって報道の確度にも影響してきます。
一方、リリースなどを受け取って報道する側にも”契機”は重要であり、契機があるのとないのとでは報道の確度に大きく影響してきます。
つまりメディア対応する場合は、発信の契機を意識することはもちろんのこと、”報道の契機”を意識した上で対応することが重要となります。
一番解り易い事例は、祝日や特別な日に合せるということ。同じイベントなどをやるにも”特別な日”に合せて実施することでメディアは報道し易くなります。またその日までに報道しなければ意味がなくなるというプレッシャーを与えることもできるでしょう。
しかし祝日などは誰しも知る特別な日ですが、誰も知らない日を活用してもメディアにも当然のことながらスルーされてしまいます。認知度の有無や意味合い、位置づけを十分検討することが必要でしょう。
また”今日は何の日”を調べてみると、実の多くの特別な日が登録されています。
しかも業界団体だけなら未だしも、食品メーカーやスポーツ用品メーカーなど一民間企業でも積極的に”特別な日”を登録しています。もし自社の取り組みなどで有効な特別な日があれば登録してみれば如何でしょうか?
しかし大事なのはその活用法。単に登録するだけではマニアにしか伝わりません。その日に合せてキャンペーンやイベントを毎年行うとか、調査発表を行うなど中長期的にプランを立てた上で登録を検討する必要があると言えます。
一度自社にとって、主力商品にとって意味づけられる”特別な日”は無いかなど、歴史を振り返るなども含めて検討してみては如何でしょうか?
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妄想リリース活用のススメ
社内で広報素材を発掘しリリースを書こうとするものの、なかなか現場から上手く情報を引き出せないという経験をしたことのある方は多いだろうと思います。
それは無理もありません。日頃広報担当者はメディアに如何に効果的に打ち出すか、その為にはリリースにはこう書きたいなどと具体的なイメージができていますが、メディア対応もしたことが無い、加えて広報など日頃頭にもない現場の方から直ぐに広報が欲しい情報を提供できる筈がありません。
リリースを書くための現場への取材の際は、聞き出すことの他に広報の立場としてこういうことを書きたいなどという話もされているだろうと思います。
しかしこれも口頭だけではなかなか伝わり難いのが現状ではないでしょうか。
その際、私が活用しているのは”妄想リリース”です。
直接詳しい情報収集はこれからという段階で、出来る限り話を拡げた理想的なリリースを妄想で書きます。それを元に現場担当者と具体的にこういうことを言いたいなどと伝えます。
そうすると担当者より、
・ここまで言うと言い過ぎ、嘘になる
・この部分については今は言える段階ではない(営業的に言いたくない)
・この部分は言えないが、こういう切り口なら拡げられそう
などと具体的な会話ができます。
やはり口頭だけではなかなか伝わらず、公表することによる営業リスクなどの不安なども現場にはあるため、具体的に書き示して話を進めていくと意外とすんなりと話が進みます。
しかし日頃から現場より情報収集を行い、ある程度的を得た妄想でないと失笑されてしまいますので、”妄想力”を養っていく努力も必要だろうと言えます。
情報収集していますか?
広報活動は、如何に効果的な報道を得るかが重要と思われがちですが、同じくらいかそれ以上に重要なのが”情報収集”です。
情報収集は大別して3つに分けられます。
第一に上げられるのは、業界情報などの外部情報です。
日頃営業や開発などもさることながら経営幹部の方含めてメディア情報をくまなく収集している人は極めて少ないでしょう。広報担当者であれば日々のクリッピングを始めとし、アンテナを張り競合情報や業界情報のみならず一般的にブームになっているものなどあらゆる情報収集を行っていることと思います。
これを社内にフィードバックできているか否かで、企業力にも差が出るでしょうし、また社内での広報部門の位置づけにも大きく影響してくると言えます。社内における広報部門の位置づけが今ひとつ低いと感じられているのであれば、これを強化することをお勧めします。
次に挙げられるのは、記者からの情報収集です。
記者は情報を提供して報道してもらうためだけに付き合うのは非常に勿体ないと言えます。どんなに若い記者でも競合の社長にあっている可能性もあり、また日頃あらゆる情報を収集した上で客観的な分析を行っている極めて重要な存在です。
当然聞いて直ぐに答えてくれる訳ではありません。聞くためには人間関係の構築と共に、まず自身から積極的な情報発信が必要です。記者を重要なパートナーとしてみて付き合い方を見直してみては如何でしょうか。
そして最後は社内からの情報収集です。
ニュース素材は現場にあることは言うまでも無いことと言えます。加えて見落としがちなのは、”いま社員がどの様な状況なのか”など社内の空気を読み取り、経営に反映していくことです。
社内広報は単に社内報などで情報発信をすれば良いという訳ではありません。相互にコミュニケーションを図ることが重要であり、日頃から風通しの良い会社にしておくこと、社内からの情報収集力を高めておくことは、企業価値にも大きく関係してきます。
ニュース素材を発掘し易くするとそれだけ情報発信力を強化できるでしょうし、また有事の際は単に情報収集が遅れただけで”隠ぺい”と取られるケースも少なくはありません。とは言え社内からの情報収集は急に出来るものではありませんので、日頃からの取り組みのひとつに入れてみては如何でしょうか?
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