広報力向上ブログ -71ページ目

ネタ探し帳のススメ

広報活動において共通の悩みは幾つか挙げられますが、中でも”ネタ探し”は永遠の悩みのひとつであろうと思います。


広報部門になかなか鮮度の高い情報が集まらないということとも関連していますが、これからの課題に対してどう取り組むかによって広報の質に大きく差が出てきます。


そこでお勧めしたいのが、ネタ探し帳です。


予算時に出来る限り素材となり得るネタを発掘しメモをとることをお勧めします。その際、素材名のみならず、切り口や情報カテゴリ、部門別、発信者などの情報も整理しておくと、製品や部門別の偏りが見えてきます。情報が少ないところは積極的にヒアリングを行い全体的なバランスを維持していくことも重要となります。


また単に広報部門に回ってきた予算書をみても余り詳細な情報は確認できません。出来る限り本社部門に回ってくる前の各部門で積み上げている予算書を入手した上で各担当者にヒアリングしていくことが必要となります。


予算時にネタ帳にメモしておくことの最大の利点は、広報素材の発生する時期が事前に解ることです。一見、当たり前のことでもありますが、予算はあくまでも予定にすぎず、実際に発生する時期と異なることが少なくありません。広報素材が発生する旬の時期を逃さないために、早い段階から定期的に進捗状況を部門に確認して旬を逃さないようにするためです。


また予算時での切り口を並べておくことと同様に重要なのが、過去の発信素材です。これはリリース配布したもののみならず、個別取材等で話した内容も対象となります。

以前掲載しましたが、広報素材の発信機会は1度ではありません。その2度目、3度目の機会を逃さないようにするためのメモとなります。一度発信した後は、いつ頃、或いはどの様な状態になったら次の発信機会が訪れるのかを記載しておくと良いでしょう。


それとこれらネタ探し帳は、個人の手帳に留めておくのではなく、部門で共有することをお勧めします。自身での備忘対策にもなりますが、他の方のメモ内容や切り口、手法などは少なからず参考になる筈です。また広報兼務者の場合も管理部門や販促部門、総務部門など自身の所属する部門で共有することで情報を得るというような活用をしていくと効果的です。


ネタ探し帳の活用が軌道に乗れば、ネタが無い時にどこを探せば良いか、誰を探れば良いかなどが解ってきます。発信に偏りが無いかもチェックできることもあり是非ともお勧めします。

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非上場企業の決算発表

上場企業には株主や投資家保護という観点から適時開示制度というものがあり、決算期ごとの発表のみならず、期中であっても業績見通しの修正や業績にインパクトを与える提携、役員などの交代など事細かに発表すべきことがルール化されています。


一方、非上場企業においては有価証券報告書の作成義務はありません。また全ての株式会社は会社法上、官報や日刊紙等に公告をしなければならないという義務はりますが、その内容はかなり限定的で、例えそれを見たからと言って黒字か赤字かは解るものの、中身については理解できないのが現状です。


しかし上場企業の決算短信を見ても、どこまで理解できるかと言えば疑問は残ります。一定量の数値データは示されているものの、何をやろうとしてどうだったのか、これから何を取り組むのかなどについては解りません。有価証券報告書までたどり着けば理解は出来ますが、そこまで見る機会がないのが現状でしょう。

その様な状況下、しっかりとした上場企業はWeb上で証券アナリストだけではなく個人投資家などが見ても解るように説明をしていますが、やっているところとそうでないところの温度差は大きいのが現状でしょう。


さて非上場企業の場合はどうするか。


別に決算発表を積極的に行っていく義務はありませんが、行うことにより下記のメリットがあります。


◇メリット

・会社の規模感の訴求(最低限、売上高だけでも伝わる)

・好業績の訴求

・取引先(潜在含む)や就職希望者への訴求

・情報開示に対する姿勢の訴求           など


一方デメリットもあるのも確かであり、事前に十分な検討を行った上でやるか否か、またどこまで開示するかなどを判断する必要があります。


◇デメリット

・業績悪化時も知られてしまう

・競合他社にも状況や施策内容、セグメント情報などを知られてしまう

・公開停止時の不信感 など

・ニッチ分野等、営業的優位性の崩壊  など


非上場企業の場合、公開して不利になることもあるため数値面を積極的に開示する必要はありません。”継続的に出せる数値”を”出せる範囲””出せる切り口”を見極める必要があります。


数値重視よりも、文章による状況説明重視と捉え、出来る範囲から始めてみては如何でしょうか?

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