目的なきブログは逆効果
ブログやFacebookなど、メディアを通さず自由に情報受発信ができる便利なツールが浸透しつつあります。
しかし、残念なことに恐らくこれらのツールを活用することが目的となっており、本来得られるべき成果が得られないばかりか、かえってマイナス情報を発信してしまっているものが散見されます。
個人であれば、これらツールを日記代わりに活用し、友人と楽しむ。また趣味などをきっかけとして友達を増やしていくなどの運用で十分だろうと思います。
しかし企業の広報担当者が書く日記に誰が興味を抱くでしょうか?
もちろん、お堅い企業と思われているイメージを払しょくしたいとの思いから、柔らかさを発信していくことは効果的と思います。しかし”それだけ”であったり、今日はあれやりました、これやりましたなどという日記レベルでは、読むに値せずかえって悪い印象を与えかねません。
その手のモノは、アクセス数も伸びず、読者の反応もなく、遣り甲斐も見いだせず、結果更新の頻度も低下し、仮死状態に近いものとなってしまうことが少なくないでしょう。
この様な事が無い様に、始める際に下記を十分に検討しておく必要があります。
・ツールを活用して何がしたいのか(具体的な成果は?)
・その目的達成のためにはどの様な内容が適切なのか
・安定的な更新の頻度を確保できる内容はイメージできたか?
・発信情報のバランスは取れているか?偏ってないか?
・安定的な更新を行える人員(負荷)は確保できたか?
・チェック機能は働いているか?
・即時に相談できる上長を置いているか?
・問合せやコメント状況の把握、対応は十分か?
・一担当者がやるのではなく、会社の方針として始める手続きは?
・その際、メリットのみならず、デメリットやリスクなどの理解は得られているか?
などなど、事前に決めておくべきことは多々あります。
能動的なツールはそれだけで活気の様なモノも発信できます。是非とも仮死状態にならないために、マイナス情報を発信しないためにも十分な事前の検討をお勧めします!
振り返れば凄さが解る
昨日の天気予報は当たってましたか?
最近の天気予報は、晴れや曇り、雨などの天候のみならず、時間毎の降水量や雷の状況、局地的な天候までもかなりの精度で予測をし、かつかなりの的中率と言えるのではないでしょうか。
ごく最近、天気予報を意識し出した学生や生徒などからすれば、その制度は当たり前と認識されるのでしょうが、20年前、30年前の天気予報の精度を知っている人からすれば、実に画期的と言えるでしょう。
つまり新入社員からすると当たり前のことでも、社歴の長い人からすると画期的なこと、今では業界標準となっているが実は自社が先駆けて取り組んだことなど、振り返えると凄さが解る、振り返らなければ凄さが解らないことが多々あります。
現在や将来にだけ目を向けてニュース素材を探すだけでなく、一度過去を振り返ってみることをお勧めします。改めて見直すことで、広報素材の価値や社会的位置づけなども再認識できるのではないでしょうか?
単に天気予報の精度が上がったというだけでなく、災害を未然に防止できるようになった、弁当屋などの仕込みの精度が上がり、結果食品廃棄量が減ったなど、周囲にそれがどの様な影響を与えたのかという視点でも検証してみると良いでしょう。
一度自身の担当する商品などの開発の経緯、その時の業界や社会情勢などの背景、そして自身の会社自身の歴史を振り返ってみては如何でしょうか?
きっと自身の会社の見方が変わってくると思います。
もうひとつの広報年間スケジュール
少ない広報素材の旬を逃さずに、かつ年間を通じて安定的に広報活動を行っていくためには、予算策定時に全社での予算書や各部門で作成している予算書を入手し、個別にヒアリングを行い広報年間スケジュールを作成していくことが重要という話をこれまでもさせて頂きました。
予算はあくまでも予定であることから時間軸という点では余り精度は高くはありませんが、それでも突然現場から”こういうことを実施する”と振られるよりは、事前に把握でき進捗状況も追いかけられるためニュース性検証やメディア対応などを事前に対応でき非常に重要な情報です。
是非とも実施頂きたく思います。
そしてもうひとつお勧めの年間広報スケジュールがあります。
それは”切り口”のスケジュールです。
日頃ふとした瞬間に広報素材のヒントを得られることは多々ありますが、時すでに遅しというケースが少なくないと思います。この様な機会損失を防ぐために予め年間を通じてスケジュールを組んでおき、日々確認できるようにしておくというものです。
・月
・季節
・暦
・今日は何の日
・その時期に起こる現象(インフルエンザなど)
・その時期に話題になるキーワード(就活など)
・最近流行りの社会現象や業界での話題
・広報素材の特徴や他との違い
これらを事前にまとめておき頭の整理をしておくと、メディア毎にタイムリーな話題が提供できるようになります。同じ時期でも新聞と雑誌では扱う素材のタイミングが違うために分けて考える必要がありますが、事前に表を作っておくと頭の整理ができるという訳です。
またそれぞれのシーンを思い描き、それと広報素材の特徴を整理しておくと引き出しの数がだいぶ増えることから、記者に説明しているときに話が詰まる、切り返しができないということが軽減されるだけでなく、よりタイムリーなトークができるようになります。
また自身の広報素材と社会を結び付ける訓練にもなりますので、ニュース性向上策の感度も上がっていくことともいます。
次回の予算策定時にとは言えわず、今すぐにでも活用できますから是非とも頭の整理に実施頂きたく思います。
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