広報力向上ブログ -56ページ目

Taku's Report開始のお知らせ

この度、大手鉄鋼メーカーにおいて広報部の中核メンバーとして業務を遂行し、
現在、広報コンサルタントとして、多方面の分野のサポートを行っている橋本拓志氏に
寄稿頂けることとなりました。


これまでの15年以上にわたる広報業務の経験を踏まえて、「広報のあるべき姿」や
「広報担当者として心がけたいこと」といった切り口で、その時々に感じたことを定期的に綴ります。

どうぞご期待下さい!

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”万引き”という言葉は適切?

夕方のニュースなどで万引きGメンの取り組みなどが繰り返し放送されています。


万引きと言えば未成年が多いと認識していましたが、最近では長引く不況の影響か成人や高齢者というケースも少なくなく、むしろ増加傾向にあるようです。


少ない粗利を数多く売ることで商売が成り立っている小売店などからすると、その粗利が得られないだけでなく、売上額自体が失われることから被害は甚大であり深刻な社会問題になっています。


その中でメディアで万引きGメンなどの取り組みを繰り返し放送することで抑止力となるなど一定の効果はあると思いますが、”万引き”という表現が気になるところです。


”商品を棚から間引く”ということから万引きという言葉が出来ている様ですが窃盗罪であり、万引きという言葉から余り犯罪という感覚が薄れるのではないかと考えます。万引きは悪戯ではなく窃盗罪であることは言うまでもありません。


近年増え続ける詐欺罪の中でも「オレオレ詐欺」や「架空請求詐欺」、「還付金詐欺」などという具体的なネーミングではっきりと詐欺罪であることをアピールしていることもあり、万引きも例えば「店舖窃盗罪」などとしてあるゆるメディアに万引きからの表現変更を呼び掛けることも必要だと思います。


この様に古くから使われているから馴染みがある言葉でも、実態を表すにはそぐわない言葉は少なくなく、時代と共に表現方法も変えていく必要があるかと思います。


余り奇抜なものは合致すれば良いものの浸透しない可能性もあり、より実態に即した解り易い言葉に変換していく作業が必要と思います。日頃当たり前の様に使っている言葉でも、実態に即さない適切ではなくなってきている言葉がないかチェックしてみては如何でしょうか?

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先手必勝が基本 後手は尾を引く

先日、「不具合と不祥事の違い 」について書きました。


ある携帯ゲーム会社が未成年ユーザーに対する利用金額制限のシステムに不具合が発生し、のべ733名(上限超過額=2,811万円)の未成年に対して過大請求していたという話です。


法令の定めではなく、業界での自主規制での話であり、特に社内検査などで不具合が発覚し、公表と共に過払い分を返還したというのであればなんら問題は無かったのでしょうが、ユーザーからの指摘で発覚し、翌日には不具合は解消したものの公表が4カ月も後だったことが問題だろうと思います。


そして今回、新たに5,544名(上限超過額=4,937万円)の未成年者に利用上限額を超えて請求してたという障害があったと発表。今回は同社から発表されたようだ。


しかしシステム的なことは解らないが、前回は外部からの指摘を受けて翌日には不具合が解消されたことを考えると、2週間経った今になって新たに対象人数にして当初の約8倍もの不具合が発覚というのは何とも解せない。


・外部から指摘を受けて翌日に不具合解消というのは本当だったのか?

・今回の問題を軽視しているのではないか?

・真剣に取り組んでいるのか?

・適時開示という発想は無いのか?

・まだ何か隠しているのではないか?


などとマイナスイメージの連鎖につながりかねない。

今回はただ”後手になっただけ”だとしても、受けてはそこまで理解してくれないのが一般的。


逆に先手を打っていれば、業界の自主規制で行っている未成年者の使用環境保護などについてもアピール出来た。そして誠実な対応を取ることで確かな信用を得られたかも知れない。


後手になればなるほど得られるものが無くなるばかりか、マイナスのイメージを持たれ、かつ検証記事など今後報道が長期化する可能性も出てくる。そして余りにひどいと代表事例としてとられ、将来的に出てくる類似案件の都度、引き合いに出されてしまいます。


ややこしい時ほど、先手必勝を心掛ける必要があります。

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