広報力向上ブログ -45ページ目

大手と中小の広報の違い

広告は資金力の違いはあれど、大手も中小企業も差がありません。費用を投じただけ露出されるものであり、また大手は資金力がある、財務体質が良いという訳でもないため広告における大手と中小の差は全くないといって良いだろうと思います。


一方、広報活動ではどうでしょうか?


一般的には大手は報道されやすいく、中小企業は不利といったイメージを持たれているかと思います。確かに大手の方が事業規模が大きく、また事業の幅が広いことからニュース素材が豊富と言うことは確かだろうと思いますが、だからといって報道されている、報道されやすいと言うことは余り関係ないことと思います。


現に上場企業は、東証だけでも約2300社あるものの、余り報道されていない企業があるというよりも、業界外に名前さえ知られていない企業も少なくありませんし、経済記者がとてもカバーしきれる社数ではないと言えます。


一部、経営や財務情報などについては「投資家保護」の観点から上場企業は報道されるものの、投資家が限定的である非上場企業は幅広く報道していく必要性が薄いため報道に結びつきにくいということはありますが、それ以外については「ニュース性次第」と言えるでしょう。


大手が開発した商品は当たり前、中小でもこれほどの最新技術を、中小ならではの工夫を盛り込んだという判断を記者がするケースもあろうかと思います。先日もテレビ東京のWBSで私は一人メーカーですといった触れ込みで新商品が紹介されていました。


大事なのは広報素材がどのような影響があるかです。具体的に顧客が、業界が、世間一般に対してどのような影響があるかをじっくりと検討することが何よりも重要なことだろうと思います。


中小だからといって引け目に思う必要はありません。一度身の回りの広報素材を再検証しては如何でしょうか?

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広報力向上ブログの読み方

 日頃は当ブログを閲覧いただき御礼申し上げます。


今日はこのブログの読み方について触れたいと思います。


このブログは広報実務担当者向けに、日頃の広報実務の参考になればと広報の考え方を中心に書いております。何でも広報に結びつけている節もあるものの、広報力向上の一助となればとの思いで書かせて頂いておりますのでご理解頂ければと思います。


しかし万人向けのブログ故の歯がゆさを感じながら書いていることもご了承頂きたく考えております。もっと事例を取り上げた方が分かり易いと思う方もおられるでしょうが、広報の場合、業界や会社規模、広報部門の規模や位置づけ、工法素材自体の内容、発表するタイミングや背景など様々な条件により手法や切り口などが変わってきます。


そのため分かり易く伝えたいと思い書いた事例により、それを真似て同じように動こうと思ってもかえって解り辛く、時として誤解を与える可能性があることを危惧しております。


具体的にお問い合わせ頂いた際には具体的にお答えできるものの、質問内容が抽象的であったり背景の情報が欠如しているとやはり個別にお問い合わせ頂いたとしても一般論でしかお答えできなくなるのと同意です。


そのため、当ブログはあくまでもご自身の日頃の広報活動の参考として、広報スキルアップのために自身の引き出しを増やすという位置づけでお読み頂ければ幸いでございます。


もし解らないこと、壁にぶつかっていることがありましたら、個別にお問い合わせ 頂ければと思います。
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入社式や採用計画の発表について

2013年度がスタートし、4月1日には多くの企業で入社式が行われました。報道によれば、大卒・高卒含め約70万人が新社会人になったそうです。2日の新聞紙面には話題の企業の入社式の様子や社長の訓示が掲載されました。


日本経済新聞では、日立製作所と火力発電システム事業の統合を決断した三菱重工業、三越伊勢丹、東芝等が、読売新聞では日本銀行、トヨタ自動車、パナソニック、シャープ、ルネサスエレクトロニクス等が取り上げられていました。どちらの新聞にも登場したのは、合併後初の新入社員を迎える新日鉄住金と新入社員の1割以上が外国人だという楽天の二社で、それぞれの社長の挨拶内容が紹介されていました。


入社式といえば、広報担当者が自分の会社(多くの場合その社長)が取り上げられるチャンスとばかりに、入社式をマスコミにオープンにし、入社人数や式の内容、そして社長が新入社員に対して行った挨拶をニュースリリースとしてまとめ、マスコミに配る企業が一般的のはず、との先入観を抱いていましたが、必ずしもそうではないようです。


先日、業界を代表する企業の広報の方とじっくりお話をする機会があり、入社式の話になりました。その会社では例年、入社式で行ったトップの訓示のみを要約し、リリースの形にしてマスコミに配布しているそうです。このため、何人が入社し、どこで行われたといった情報はリリースからはわかりませんでした。マスコミにも特に入社式を公開していないということでした。(そうしたニーズがないという面もあるようですが。)


気になって日本を代表する企業のウェブサイトでニュースリリースの項目を調べてみると、意外な事に、トップの訓示はおろか、入社式に関して何も発表していない企業が少なくないということがわかりました。入社式に臨む当人はもとより、その親御さんや来年以降に入社を希望する学生や学校関係者など、関心を持つ人は少なくないはずなのですが。もしかしたら、採用情報のページに入社式の情報があるのかもしれませんが、仮にそうであってもニュースリリースの項目にも反映していい内容なのではないでしょうか。


同じことは採用計画についても言えます。前述の広報の方の会社では、ニュースリリースの形では発表せず、この時期に多いマスコミが実施する採用アンケートに答えるだけにとどめているそうです。「それはもったいない」と私から発表を提案し、「(来年度以降に実施できるか)検討してみる」と言っていました。大きな会社であればあるほど世間の関心は高いはずであり、記事にもなりやすいはずです。そして何より、より多くの優秀な学生を確保したいと願う人事にとってもアナウンス効果は高いのではないでしょうか。


入社式にしても採用計画にしてもそれぞれの会社の事情やスタンスがあるので、“何が何でも発表すべし”とは言い切れません。しかし、特に採用計画は機関決定を経ているはずの内容であり、対外発表を躊躇する理由はほとんどないように感じます。

もし入社式や採用計画に関する発表を行っておらず、疑問に感じている広報の方がいましたら、今一度再考されてはいかがでしょうか。



橋本拓志
広報コンサルタント
Twitter ID:@yhkHashimoto 
https://twitter.com/yhkHashimoto



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