広報力向上ブログ -4ページ目

拡散時の受け皿

SNSを活用した拡散を狙いたい、という言葉を耳にすることが増えました。

確かに拡散させることができれば絶大な効果があることは明白であり、これを狙っていくためにも他のメディアも含めてSNSも重要なツールとして位置付けていく必要はあります。

SNSでの拡散でいうなら最近の顕著な例として挙げられるのは「ALSアイスバケツチャレンジ」でしょう。単に氷水をかぶって何の意味があるのか、既に少なくとも2名の方がなくなっているという本末転倒な事態に陥っていることから否定的な意見もあるでしょうが、このALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病があるという事実を広めることには十分寄与したことは間違いのない事実でしょう。

このアイスバケツチャレンジはアメリカ発祥で、そもそも自由に寄付先を決められるというものだったらしく、親類にALS患者がいる方がチャレンジ風景を動画にアップたことから今回のような拡がりをみせたようです。

つまり日本ALS協会としても今回の急な拡がりは意図したことではなく、きっと驚いているというのが正直なところでしょう。協会としてホームページがあり、また島根県支部ではFacebookも立ち上げていることから急激にアクセス数が増えたのだろうと思います。これらのページのおかげでALSに対する理解がなされたことは言うまでもありません。

さてSNSによる拡散。お話をいただく場合に気になることがあります。

それは自社のホームページやFacebookなどのコンテンツが貧弱である、あるいは拡散した際のコンテンツが整備されていないというケースをままあります。
これはSNSのみならず、新聞雑誌やテレビなどでの露出の場合も同様ですが、きちっとした「受け皿」を用意しておかなければ意味がありません。

今回のケースで言えば、アイスバケツチャレンジだけ流行り、ホームページ等がなければALSに関する情報も理解されず、また寄付先に関する情報がなければ不信感を抱かれ寄付にもつながらないという結果になったでしょう。

ホームページは完成した時点から価値が下がっていくという見方もでき、それだけ更新やメンテナンスが重要だと思えます。

今後の拡がりを期待するためにも、足元のホームページ等を見直してみてはいかがでしょうか?自戒の念を込めて...。

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夏休みの過ごし方

昨日、電車に乗った際、お盆休みの影響か、たまたまいいタイミングだったのかは解りませんが空いていたこともあり、いつもと反対側の窓側に立ちました。

そうすると乗り慣れた電車でありほぼ記憶していたと思っていた街並みが、全く違って見えたことに驚きました。ん?こんなところだっけ?と。

当然季節も変われば風景も違うわけではありますが、少なくとも反対側で見ていた風景からは四季感じていた筈ですが、実際のところキャッチアップできていなかったということでしょうか。

また多少は工事などで実際に風景が変わったという可能性はあるものの、反対側にいるとそのような情報は全く入ってきません。

つまり同じ企業、同じ部署にいる人であっても、当然のことながら人が違えば見ている風景も違うということ。いつもの固定概念に囚われていると、他の人が見えているものが見えない、他の人には入ってくる情報が入ってこないということなのでしょう。

普段は時間に追われ当たり前のように、決まったことのようにしている習慣でも、夏休みの間だけでも違ったやり方をしてみる、いつもと逆のことをしてみるとこれまでに見たことのない感覚に気付かされるかもしれません。

それこそ最近流行っている?「逆向き列車」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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広報に向かない人

広報担当者に向く人はどの様な方ですか?

これは新たに広報活動を始めようとする方のみならず、広報部での増員を検討している際にもよく質問をいただきます。

広報担当者に必要な要素を列挙することもできますが、ある意味「優秀な社員は?」という質問にも似ていると言え、また例えば優秀な営業マンにもさまざまなタイプがいることから、変に具体的に表現するのは適切ではない気がします。

とはいえ、広報担当者にとって必要な要素は、検索すれば出てくるでしょうから参考に頂ければと思います。が、広報業務とひとことで言えどもかなり業務領域が広いこともあり、具体的な業務をイメージしながら人選していくことをお勧めします。

逆に、広報担当には向かない人はどういう人か。

要素としては色々とありますが、解りやすく、他の業務でも言えることは省いて考えた際、言えるのは「物事を決めつけ過ぎる人」でしょうか。

物事を決めつけ過ぎると...

・新たな発想での切り口が発想できない
・ニュース性も向上させられない(露出の確度が上がらない)
・検証が疎かで信憑性も低下 よって信用されにくい
・誤報を出しやすい(不祥事等ではなくミスによる誤報)
・情報が偏る可能性がある(気づかないうちに)
・成長しない

「決めつける」というのは、時として自信につながり、プラスに作用するケースもあるだろうとは思いますが、同時にデメリットやリスクも生じるということもよく念頭においておく必要があります。

またこれらの要素は特定の人のみならず、ある意味皆に言えることであり、自分ですら信用せず
(過信は大敵)、「日々検証」を繰り返していくことをお勧めします。
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