広報力向上ブログ -34ページ目

リリースの一斉配布の条件

 プレスリリースは広報活動の基となる資料であり、とても重要なモノであることは共通の認識だろうと思います。


しかしその使い方や扱い方に関しては残念ながらマチマチの様です。


まずリリースのメリットとして一度に多くのメディア等に企業メッセージを伝えることができるということは認識されているものの、デメリットやリスクが軽視されている点。


リリースは単なるきっかけでしかなく一方通行のツールであるため、誤記のみならず認識の違いや温度差により幾らでも誤報などの有事を起こせるものでもあります。回避するためにも担当者任せではなく企業としての意思を入れたうえで、少なくとも二重チェックは必須でしょう。


そして最たる間違いは、プレスリリースの使い方が一斉配信しかないと思われている点だろうと思います。


プレスリリースの一斉配信の条件は、義務的にまたは道義的に情報開示しなければならない時を除き、「一定以上のメディアに報道される可能性が高いこと」だろうと言えます。


もちろん、報道されるか否かは時の運として外部環境の影響も受けることから一概に言えない部分もありますが、毎回「数打ちゃ当たる」的な感覚で殆ど報道を得られない場合は、リリースの書き方が適切でないか、または一斉配信というやり方が間違いであると言わざるを得ません。


プレスリリース、或いは広報活動の基本を一斉配信と考えられている方、一斉配信を行うものの効果が得られていない方々は、一度他社のリリースを参考にしてリリースのクオリティを見直すことと、発信方法を見直してみては如何でしょうか?

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戦略的プレスリリース

戦略的プレスリリース云々という言葉があります。


これはある意味おかしな言葉で経営戦略に似ているところがあります。戦略のない経営など本来はあり得ません。しかしより効果を出したいということは当然あるでしょうが、意思を入れない経営や意思の入れ方が解らない、という状況に陥ったせいかこの様な言葉が出来たのだろうと思います。プレスリリースも同様なのではないでしょうか。


プレスリリースは新商品の発売開始や新サービスの提供開始にしろ、企業としての重要なメッセージであるにもかかわらず、上長は確認しているにしても一担当者のスキルに良く言えば依存しているケースが少なくなく、経営の意思が入りきっていないものが多い様に思います。


プレスリリースは十人十色であり、同じ題材でリリースを書いても同じモノは生まれないばかりか、情報量も全く違うばかりか、商品アピールなのかコーポレートアピールなのかなど訴求ジャンルさえも違ったものになることも多々あります。


毎回の企業メッセージであるプレスリリースが、担当者のスキルにより、その時の想いで都度発信されているのが現状ではないでしょうか。


他の業務と同様、社内情報や社外情報含めて個人差があり、当然それを表現するスキルにも同様のことが言えます。


できる限り広報部門内で情報を共有する、ひとつひとつのリリースに対する位置づけを明確にする、予算や中期計画などの方針とも常に検証しながらプレスリリースを作成していかなければ重要なメッセージも散漫にならざるを得ません。


プレスリリースを書く前に、”方針”や”位置づけ”を上長などと検討確認してから作成することをオススメします!

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ブラック企業の生きる道

ブラック企業という言葉自体は以前からあるものの、ここ最近は顕著に存在感を示してきた感があります。労災事故が起こった際、或いは新卒の採用活動などが注目されるケースも要因だろうとおもいますが、昨年「ブラック企業大賞」なるものが創設されたことが大きな一因となったことはいうまでもないでしょう。


このブラック企業大賞は、作家や弁護士、大学教授などらで構成するブラック企業大賞企画委員会で運営され、毎年労災事故などを起こした企業をノミネートし、Webで一般投票された結果なども反映して大賞や市民賞、ありえないで賞などを選定し結果を公表しています。


これらの結果に対して、情報の少なさや選定方法という点で信憑性を疑問視せざるを得ない部分はあるかと思いますが、Web上で公開されているため、大賞に選ばれなくとも一度ノミネートされただけでも企業が受けるダメージは計り知れません。


しかし特徴的なのは、私もよく調べたわけではありませんが、選ばれた企業は「完全否定」か「完全黙秘」という対応のようです。


就業実態は解りませんが、このことを見る限りでは、完全にブラック企業であることを黙認している様にしか思えません。


もし違うのであれば、単に完全否定ではなく認められるところは認め、違うところは否定する。憶測等が酷ければ名誉毀損などと出るところに出ることも検討する必要もあるでしょう。


そして大事なのは、認めた事項に対し、徹底的に改善を施し発信していくことだろうと思います。

できたらその話には触れたくないという気持ちも分かりますが、取材を待つのではなく、こちらから積極的に発信していくことでブラック企業という印象はなくなります。

逆に言えば、情報を開示しない、ろくなマスコミ対応をしないということもブラック企業の要素と言えるのではないでしょうか。



私は大きな広報素材が会った際に、事前に小ネタを発信することで発信者に対してメディアからの注目を集めた上で大きな広報素材を発表し、発表後もできる限り発信が続く様に心がけています。やはり大花火を上げただけでは単なる一発屋で終わってしまうことが多く、前後策も含めてお膳立てをしていかなければ効果が出にくいと考えています。


と考えると、切り口は悪いモノの、既に注目を浴びている状況をプラスと捉え、積極的に改善策を打出せば良いのではないでしょうか?


ただ単に避けて通れる時代ではなくなってきました。避けて通っても、本業の話などのプラス材料に関してもマイナス影響を及ぼします。ブラック企業報道などをされているところは、対応を見直してみては如何でしょうか?

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