広報力向上ブログ -306ページ目

直訳リリース、それで良いの?

ニュースリリースは広報活動の基本であり、如何にニュース性を向上させ報道に結びつけるかに皆さん気を遣っていることであろう。しかし読み難いリリースがある。それは直訳リリースである。


直訳リリースとは、外資系企業の日本法人や日本事務所などから出されるリリースであり、本国の承認した英文リリースを直訳したものしか出せず、ニュース性云々以前に日本語としても読み辛いものである。読み難いと解っていながら本国の厳しい制約があることから、日本の広報担当者としては止むを得ないことと認識されている。本来、日本のリリースには、起承転結(結起承転)があるとか、見出しや文頭でリリースの概要が解るなどの一定のルールがある。しかしルールを守ったからといって報道の保証はなく、あくまでもニュース性などが優先されるわけだ。そのため、如何に気に留められるリリースを書くかに注力している訳だが、その努力すらさせてくれないのだ。このままでは掲載確度が上がらないことと、専門紙誌以外への露出の可能性を低下させてしまう。ではどうすれば良いのか。


肝は本国への交渉であるがポイントは2つある。まずは大きな発表案件でもワイヤー(ネット)で流して終わりという本国と、個別コンタクトを行わなければ記事化されない日本とのメディア事情の違いである。その際、日本の記者が欲している情報も明確化することが必要であろう。そしてもう一つは、英文リリース原文を本リリースとし、日本サイドで作成した資料を添付資料として配布するというやり方だ。


リリースは広報活動の基本であり重要なものだ。容易な交渉とは思わないが、本国の担当者が替わった際にでも、再度交渉してみては如何だろうか。


広報48箇条 本国にも日本のメディア事情を理解頂くべし



クリックをお願いします! にほんブログ村 経営ブログ 広報・IRへ 人気ブログランキングへ

広報担当者が早く帰宅すべき2つの理由 その2

前回に続き早く帰るべき理由であるが、もうひとつは“担当者自身のコンディション”の問題である。これは社会人全般に言えることでもあるが、特に広報担当者が気を遣わなければならないことでもある。広報担当者は“黒子”ではあるが、やはり会社を代表する顔でもあるからだ。


記者は取材対象の企業情報を誰から入手するのか。その殆どが取材対応者である社長や役員と広報担当者である。場合によっては部門責任者である管理職が対応することもあるが、記者が会うことのできる一般社員は広報担当者位であるといっても過言ではないだろう。


記者は数値データ等の他にもあらゆる情報を入手する。会社の雰囲気ということも貴重な情報である。例えば、いつも接する会社の窓口である広報担当者が暗ければどうであろうか。勿論、一個人の資質という面も多々あるが、会社が停滞している、評価制度などの人事政策が上手くいっていない、過重労働を強いられている、などの切り口を与えかねない。

極端な表現と思うかもしれないが、記者は常に新たな情報、新たな切り口を検証しながら探しているのだ。勿論、そのことだけで報道に直結することは少ないだろうが、何かの際には重要なマイナス情報として後押しをしてしまうことは確かである。


逆に広報担当者がいつも活き活きと、前向きな姿勢で対応していればどうでろうか。その担当者に対する評価が上がるばかりか、会社に対し良いイメージを与えられるのではないだろうか。広報担当者は、ストレス管理、自己管理に人一倍気をつける必要がある。また第三者にどう映っているかも意識していく必要もある。何故ならば、会社の評価にもつながるからだ。良く言えば、会社のために早く帰らなければいけないのだ。


広報47箇条 広報担当者は常にコンディションを意識せよ



クリックをお願いします! にほんブログ村 経営ブログ 広報・IRへ 人気ブログランキングへ

広報担当者が早く帰宅すべき2つの理由 その①

“広報担当者は早く帰宅すべし”というのは、理想論なのだろうか。私が企業側で広報担当をしていた時は、毎日帰宅は午前様、また何故かしら気がつくと月曜日という有り様。そのため定時退社というのは、全く想像すらできない状況であった。お客様の中でもいつも遅くまで仕事をされている方が多い。忙しいのだからしょうがない!という状況も理解できるが、広報担当者として早く帰るべき理由を2点紹介する。


まず一点は、いつも遅くまで働いている、つまり業務に追われていると視野が狭くなるということである。広報素材の発掘は、自社としてどうか、業界としてどうかなどの視点で行うが、加えて世の中の動きに対してどうなのかという視点も非常に重要である。


また個別案件のニュース性向上といった際にも、業界内での比較のみならず世間一般という視点で検証することが重要である。特にB2B企業は、その業界内だけのニュースに留まってしまうことが多く、ニュースの幅を広げるためにも業界外にもどの様な影響があるのかを検証しておくことが重要である。


その際、新聞に“景気回復の兆し”と掲載されていれば、それを鵜呑みにするのか。自社の商品サービスが20代男性向けのものであれば、彼らが今どの様な生活習慣を送っているのかは、自身の感覚で把握しておいた方が望ましいのではないだろうか。


企業広報時代、夕方に外出した際、18:00頃帰路につく人たちを見てその人たちの生活習慣を理解ができなかった。その当時の反省を踏まえて、敢えて理想に近いことを書いてみた。

少なくとも週に一度、月に一度は意識して定時退社日を作り、夜の街に繰り出してみるのは如何だろうか。


もうひとつは次回に。


広報46箇条 世の中の動きは肌でキャッチすべし



クリックをお願いします! にほんブログ村 経営ブログ 広報・IRへ 人気ブログランキングへ