リーマンショックから1年
来る9月15日は、あのリーマン・ブラザーズが経営破たんした「リーマンショックの日」である。
もう1年?というよりは、確実に未だ1年?という感想を漏らす人の方が多いのではないだろうか。大昔の話、会社自体も含め過去の話と思う方もおられるであろう。100年に一度と言われる未曾有の経済危機を引き起こした事象であり、直接ではないにしろ影響を受けていない方は居ないだろう。それだけニュース性は大ということである。
ではこの1年を振り返り、良かったことはないだろうか。リーマンショックの影響は大だが、対策の効果が漸く現れた、或いは大胆に方向転換して効果があったなど。
余り良い話ではなくとも、どんな状況であっても自社にとって”良い切り口”を見つけてくることは、広報マンとしての腕の見せ所だと思う。
詳しくは、広報100箇条の84箇条目に記載するので、読んで頂ければ幸いです。
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広報担当者の評価
皆さんは広報担当者の評価をどう実施しているのだろうか。或いはご担当者ご自信でどの様な目標を設定し、どう評価しているだろうか。複数名いる広報部なら目標数値や実績の捉え方などの指標や比較対象もあるだろう。しかし広報を兼務で行っている場合、余り広報実務に明るくない上司は部下の評価に困るのではないだろうか。ではどの様な評価が望ましいのだろうか。
広報業務の評価のひとつとして“掲載記事の広告換算”というものがある。掲載された記事を広告として出した場合にどれだけの費用が掛ったのか、つまりどれだけの広告出稿料を広報活動で賄ったかということである。しかしこれはひとつの指標に過ぎず、個人の評価基準にはなり得ない。何故ならニュース性の大小や件数は、個人活動とリンクしないからだ。広告換算は、あくまでも広報部門全体を対象とし、比較論で評価するための一指標と認識すべきであろう。
担当者個人の評価は、やはり広報部門全体の目標や課題とリンクさせることが望ましい。仮に部門の課題が”掲載数が少ない”ことだとすると、リリース配布案件1本当たりの掲載数や、媒体の新規開拓などの目標設定が望ましいだろう。媒体の幅を広げる場合、配布数を増やしたからと言って掲載数は比例しない。リリースの書き方にも工夫を加え、個別に媒体に入り込む切り口を見つけ、掲載につなげるアクションを起こしていかなければなかなか効果が出るものではない。その手法について議論し、成果とそれを成し遂げるための努力を数値目標として掲げるのが適切であろう。
広報担当者と言っても、社員段階や役割により目標とする指標や切り口も違う。だが部門全体の目標や課題とリンクしていることは共通な筈。一度、広報部門の課題や目標について、さまざまな立場で議論をし、具体的な施策や目標値について検討してみては如何だろうか。
広報67箇条 広報担当者にも具体的な活動指標が必要
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広報業務を円滑に推進するコツ
広報マンに必要な要素は、「コミュニケーション能力である」と挙げても誰も反対する者はいないであろう。現にメディア対応の際は、最善の気配りをしている筈だ。しかしコミュニケーション能力を発揮するステージは、対外的な場面だけではない。むしろ広報活動の大半を占める“社内での活動時”の方が重要である。
まずあなたの会社の広報部は、社内から理解を得られているだろうか?同じ本社部門である経営企画部門や経理財務部門、また営業部門や販売促進部門などは密接な関係があるだろうが、広報部が付き合うべき部門は全社であり、製造開発部門や地区の販売サービス部門、関連会社も該当する。しかし一般的には、販促部門との間に壁があるなどコミュニケーション上の問題があるようだ。今一度、広報部の仕事と広報の考え方の理解を得ることが必要ではないだろうか。
では広報部は何故社内に気を遣わなければならないのか。対外的な情報発信数を向上させるには、より多くの広報素材を各部門から吸い上げることが必要であるからだ。加えて有事の際に備え、社内の風通しを良くしておくことも忘れてはならない。社内の様々な壁を打ち破るには、まず広報部からの積極的な情報発信が必要である。名刺が欲しい場合、まずこちらから差し出すのと同じ原理だ。
広報部は社外へ発信するだけでなく、社外からの情報受信も相当している。しかしその情報は、社内で生かされているだろうか。自社情報は勿論のこと、業界動向や競合情報、法規制や異業種での参考情報など、広報部は多くの情報を受信している筈だ。宝の持ち腐れにならないためにも、全社員に向けてイントラネットを活用し、またライン長向けにメルマガなどを活用するのは必要なことだ。各部門に有益な情報提供をしていくことが、広報への理解浸透の第一段階ではないだろうか。
重要なのは広報部と社内の情報受発信の仕組み作りである。各社その手法はまちまちだろうが、上手く運用できているか否かを再度点検してみては如何だろうか。
広報66箇条 広報部を広報せよ
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