広報力向上ブログ -288ページ目

広報に理解のない人の口説き方

広報業務は経営の一環であると言いつつ、広報に理解がない部長や役員、はたまた社長まで存在するのが現状。広報部門としては、トップダウンで進めたい案件があったとしても、どうしてもこれらの人たちが業務を推進していく上での障害となる。ではどの様にして口説くのが良いのか。


上役が広報に理解を示さない理由を3つ挙げる。まず第1に挙げられるのは、記事は広告に比べインパクトが低く、本当に効果があるのかという疑問である。この誤解を解くためには、継続的に効果的な記事を出していくことは言うまでもないが、最近の記事を集めてクリッピング集という販促ツールとして渡してみることだ。自身で商品の効果を謳うよりメディアの評価の方が、よほど訴求力があることが理解できるはずだ。


次に広報機能のメリットを余り理解していないということだ。一般的に広報の受信と言う機能は余り重要視されていない。そのため競合他社の情報を集め、理解の乏しい人たちに情報提供することで広報の有難みが解る筈だ。加えて競合他社との比較なども行い、経営の中での広報戦略の重要性を訴求する、また強化せざるを得ない雰囲気を作っていくことが必要である。但し、競合に比べ完全に見劣りしているため、“何をやっているんだ”と叱責を喰らって終わりと言うことがない様に表現方法は配慮した方が良いだろう。


そして最後は、過去に取材対応で失敗している経験があると言うことだ。過去に対応した取材で、“思った通りの記事が出なかった”、“悪く書かれた”などという経験があった場合、メディアに対する恐怖心から広報活動に積極的になれないという例が多々ある。これを改善するには、その上役の得意分野のポジティブ案件で取材を取ってしまうことだ。本人、記者とも事前十分な打合せを行い、記者から是非取材をという話し方が良いだろう。その際、上役の専門分野の専門紙誌を活用するのが効果的だ。取材対応の成功により、不安感が払しょくされ、その後広報に対し積極的になったと言う例は少なくはない。


広報93箇条 理解のない人には、広報での成功体験を



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誰に謝る記者会見

近年テレビなどで謝罪会見を見る機会が非常に増えたと感じているのは共通の認識ではないだろうか。原稿棒読みの説明、時間切れまで事務的に淡々と会見が終わるのを我慢している者、感極まって泣いて詫びる経営者、質問が途切れないのに強引に引き上げるなど、さまざまな映像が目に飛び込んでくる。

しかし残念ながら謝罪の意を感じられるものは多くない。


まず何故謝罪会見が増えたのか。これは単純に偽装や事件事故などの不祥事の案件が増えた、或いは報道側の取材力が向上したという理由では納得がいかない。恐らく、単純に謝罪すれば良い、早期に謝罪してしまえばその後追及されなくて済むという安易な考えが浸透しているせいではないだろうか。実際、如何にも安易な考えで謝罪会見に臨み、なおさら企業価値を下げているところも少なくないと感じている。


そして謝罪の意が感じられないのも前述の様な、如何に会見をこなすかとしか考えてないからではないだろうか。会見場にいる記者に対して表面的に謝っているとしか思えない。謝罪は本来、被害者にするものであり、意思表示として大事なのは、それに加えて“二度と起こさない決意”ではないだろうか。


会見時のポイントを抑える、会見の流れやメディア対応のテクニック、第三者からの視点などのアドバイスをPR会社に頼るのも一つの手ではある。これがあるなしでは結果に差があると言えるが、それに頼り切ってしまうのも謝罪の意が伝わらない原因でもあろう。不器用であっても、謝意や今後の決意を伝えることに注力する方がまず重要である。


記者は、「仏を作って魂入れず会見」だと、魂が入っていないことを報道する。早期に会見を開き、火消しをするとの思いが、本当の有事を招くことを認識すべきであろう。


広報92箇条 謝罪の本質をまず考えるべし



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谷垣新自民党総裁誕生

野党になった自由民主党の総裁選が行われ、新総裁に谷垣氏が選出された。


     議員票 党員票 合計

谷垣氏 120   180  300

河野氏  35   109  144

西村氏  43    11   54


個人的には新旧交代を訴えた河野氏になってもらいたかったが、党の重鎮、実力者が動いたのか、谷垣氏の選出となった。報道によると無名の西村氏の立候補は、若手票を割らすための刺客との見方。選挙が4年後の為か真剣に党の再生を考えているとは到底思えない。このままだと、参議院選でも大敗する気なのか。


今回の総裁選は、野党になったこともあり、報道のされ方も今までと雲泥の差があった。しかも投票会場の席もまばらで、熱気は感じられなかった模様。必ずしも奇手奇策を衒ってアピールする必要は毛頭ないが、注目されない時、或いは競合に注目の集まっている時の広報活動の仕方は、よく勉強をした方が良いだろう。


でなければ、自民党は相変わらず変わり映えがないと思われ続け、民主党がこけない限り政権復活はないだろう。



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