大卒就職率80%下での採用広報は適切か
12日、厚労省と文科省が、今年3月卒業予定の大学生の就職内定率(2/1現在)が80.0%であったとの発表を行った。就職氷河期と言われた2000年以降での最低水準らしい。2/1現在で、就職を希望する大学生のうち、約8万人が未だ決まらずにいるとのことだ。
加えて日経の調査によると、来年2011年春の採用計画は前年比3.1%と微増であるが、10年度に大幅に減らした反動であり、採用数は依然低水準であるという。
有効求人倍率が不明なため何とも言えないが、職種によっては5倍ほどのものもあるようだ。つまり企業も学生もより好みしているとも言える。昔なら大手企業に入ることが良しとされてきたが、少なくともここ20年でも状況は一変している。「土地は下がらない」や「銀行は潰れない」「役所は安定」などという神話が崩壊してきている。リストラを繰り返す大企業もあれば、中小企業でも一流企業はある。学生の就職に対する考えや企業を見る目を養う必要があるだろう。
一方、企業側でも”学生に対して適切な会社説明が出来ているか”という課題があるのではないだろうか。私は企業広報時代、定期的に人事部と説明資料や説明会、Webに関する打ち合わせを行っていた。企業側の状況が一変している半面、学生側の就職感なども様変わりしている。入社3年生以下の若手の意見や感覚も積極的に取り入れていく必要があると言える。
学生に向けて一言で自身の会社を説明しきれてますか?
「優秀な人材の確保」は企業にとって最重要課題の1つでもある。部門の壁を取り除き、人事部門のみならず広報部門、若手社員含めて取り組んでいく必要があるのではないだろうか。
取材時間の目安
内容にもよるが、1つの取材に掛る時間は、およそ90分が目安だ。もちろん、内容がかなり濃い場合や話が発展する場合もあるため、社長などの取材対応者スケジュールは余裕をもって120分押さえておいた方が無難である。
たまに30分で取材が終わってしまったと聞くことがあるが、これは極めて効率よく取材が行われたと言うよりは、間違いなく”面白くなかった”のだと言わざるを得ない。
取材には、記者から取材依頼が来た場合とこちらから取材をお願いした場合の2パターンあるが、いずれにせよ事前に何をどの様に話をするのか、そしてその話にニュース性があるか否かの検証を十分に行っておく必要がある。ここは広報担当者のひとつの腕の見せ所だろう。
記者も取材に来たら、当然90分なりの時間を割いて来ている訳だ。そのせっかく確保できた時間を有効に使うと言う発想が必要だ。事前に受けた記者からの質問に的確に応えるための準備(資料作り含め)を進めつつ、話を広げられるように準備をしておくべきであろう。もちろん、記者の取材ストーリーを無視するのではなく、尊重した上でネタを準備しておくと言う訳だ。
また取材は記者の質問に対して答えるだけの場ではない。記者とのコミュニケーションの場という考え方もできる。余り根掘り葉掘りというのは好まれないだろうが、取材後にこちらから質問する様な雑談の時間は非常に重要であろう。例え若い記者であっても、競合社の社長とも付き合いがあり多くの情報を持っているからだ。
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取材時の記者の質問の仕方
記者は事前に記事をイメージし、取材でのストーリーを描いて取材に臨む。
一般的な取材時は、準備した質問事項を順序立てて質問するため、なにも違和感はない。もちろん、途中の脱線はあるだろうが、A B C D E と5項目の質問事項があれば、順番に質問をしていくのが一般的だ。
しかし、何かネタを掴んでいる場合や他社の情報を得たい場合などには、この順序が非常に乱れる場合がある。特に社として取材するタイミングではないが、執拗に記者から取材依頼が来た場合や、ご機嫌伺い的に現れた場合などは注意が必要である。
これらの取材の場合、A B C D E という様な順番には質問せず、A B A C B D A いきなりEなどのパターンとなる。本来なら突っ込んで質問してくる話題でも、さっと話題を変えて忘れたころにまた話を始めるのだ。またこの様な場合、どうでもいい様な話題を聞いてくることが少なくない。安心させるためだろうか。
安心させて意表を突く、突然の奇襲攻撃でボロを出させる。
刑事ドラマの様に、一旦取材は終わり、帰りがけに1つだけ聞きたいと言うケースもあるので、記者が帰られるまでは、取材は気を抜かないことをお勧めします。
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