社民党 福島党首に学ぶ広報術
閣僚でもある福島社民党党首が昨日沖縄を訪問。知事や宜野湾市長、名護市長らと会談し、辺野古移設拒否を要請、自身も閣議決定や首相に対しても反対すると表明した。
あくまでも閣僚としてではなく、”社民党”として訪問した様だが、党としての意思表示だけなら何も党首が行かなくとも代理を出せば良かったのではないだろうか。閣僚である自身の立場、内閣という組織を無視した行動は如何なものかと言える。参院選前のパフォーマンス以前の問題ではないだろうか。
さて、沖縄で何を言ってきたのだろうか。
報道によると、私も反対するから一緒に反対しましょう!という主旨だが、これならインパクトは全くないが問題はない。
しかし、もし「辺野古へは絶対に移転させません」と言ってたとしたら大問題である。何故なら
①恐らく社民党の言う様には進まない
②恐らくだが根拠がない からである。
企業などでも提携や合併などを検討している場合、未だ言える状況ではないからと言って
・提携などはあり得ない
・検討すらしていない ということは、嘘になるので言うべきではない。
本当にどうなるか解らなくとも、将来的に話が進む可能性があるのであれば、それすらも否定すべきではない。これを間違うと、メディアとは大きなトラブルになる可能性大であり、実際に結論が出た際にストレートな報道がされないばかりか、マイナス報道を誘発するきっかけにもなり得るので要注意だ。
社民党もこれまで足しげく沖縄に通い詰め、議論を重ねていたのなら未だしも、突然訪問しての発言であれば、沖縄県民への安易な冒涜ではないだろうか。
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メディアの使い方の大間違い
メディアを活用するメリットは、新商品や新サービスなどの市場浸透や企業姿勢のアピールなどさまざまである。加えて社内広報にも十分威力を発揮する。
例えば社長メッセージ。社内で社員メッセージなどを一生懸命に伝えてもなかなか届かないのが実情。しかし同じ内容でも社長の言葉がメディアを通じてなら信憑性が増す。また中長期経営計画などは、無理難題や下駄を履かせた数字であっても、メディアに出た瞬間、それは対外的な約束となってしまう。
直接話をするよりは、メディアを通じた方が説得力が増すという訳だ。
しかし逆に影響が大きいだけに、メディアの使い方を間違うとその分影響も大きい。
例えば一連の基地問題。最低でも県外にと謳い政権交代したにもかかわらず、当初は余り動きが見られず、漏れ伝わってくるのはあくまでもメディアからの発信情報だけであり、内閣としての動きが非常に鈍かったと記憶している。加えて結論は、自民党が謳っていた現状案に落ち着いた訳だ。
自民党案に異を唱え、散々期待させて結果的に裏切った責任は極めて重いと言えるだろう。政権交代をするための単なるパフォーマンスと取られても致し方ないだろう。
しかし、就任直後、まっさきに首相が沖縄に出向き、県民と直接会話を行い、継続してコミュニケーションを図っていたらどうだろうか。また沖縄基地問題専門大臣を設置し、半常駐の形で任を真っ当させていたら沖縄県民の見方も変わったのではないだろうか。
今回の基地問題では、コミュニケーション不足が大きなキーであったように思う。
やはり重要なこと、重要な相手には、直接伝えることが重要であり、メディアから漏れる可能性があるのであれば、それを察知して先に相手に直接伝えるなどの配慮が必要だったのではないだろうか。
その様な検証なり情報コミュニケーションの策を考えるのも広報の重要な役割であり、民主党にはこの役割を担う者がいないのだろうか?
事業仕分けにみる広報の必要性
事業仕分けが始まって以来、当ブログに官公庁や外郭団体、地方自治体などからのアクセスが増えてきている。いささか恥ずかしい気もするが、今からでも広報に興味を持ち取り組んで頂きたいと思う今日この頃です。
さて事業仕分け。これを傍から見ていて感じることは、これは企業や大学などにも当てはまることであるが、第三者的視点で自身を見直すという広報の重要な役割が果たせていないということ。
事業仕分けで求められている回答は、その団体の特長や強み、ましてや自身の想いではない。社会における存在意義に他ならない。ここは非常に重要なことであり、一般企業や大学などの広報担当者にも勉強になる視点であると言える。
広報担当者に、自身の会社(団体)の特長や強みはなんですか?と問うとそれなりの回答はかえってくるだろう。しかし”属する業界”や”一般社会”からみた存在理由、存在価値は何かと聞かれて満足のいく回答が出来るだろうか。この視点を常に持っているか否かで、広報力に格段の差が出る。
広報素材のニュース性を向上させる際、まずはその商品や取り組み自体の価値を見極める。次にそれがその企業などにとってどの様な価値があるのかを検証し、そして最後には業界や世間一般からみた価値や影響はなんなのかを検証していく必要がある。
広報担当者には、愛社精神が必要と言われているが、これが強過ぎるとつい視野が狭くなってしまうことがある。自身の価値を明確にするためには、一歩も二歩も引いて見つめ直すことが必要ではないだろうか。
一度事業仕分け人になったつもりで、第三者的な視点で世間一般から見た存在価値はなにかを考えてみては如何でしょうか?
ご参考:御社の強みはなんですか?
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