広報力向上ブログ -215ページ目

代替案無きものは意見ではない

白熱した議論や会話の中で、目を引くのは”反対意見”であることは間違いない。


しかしこの反対意見で重要なのは、”具体的、実現的な代替案があること”ではないだろうか。これらが欠けている反対意見は、意見ではなく単なる不平、不満、愚痴のレベルに過ぎず、発言に説得力を持たないばかりか、たび重なると”単なる文句言い”と見られてしまうから注意が必要だろう。


また社内の議論で代替案なき意見が多くなってくるのは、”改善したいという意欲の減少”が原因となっていることが少なくなく、フラストレーションが溜まっていると判断出来るのではないだろうか。


自身の意見に説得性を持たせるという側面もあるが、自身の会社の状況診断を行う上で重要な判断材料ではないだろうか。


一度、オブザーバーなどで参加する社内会議などがあれば、この様な視点で社内診断をしてみては如何でしょうか?


ご参考:会社の病気を治す、予防するのも広報部の仕事


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角界に必要なのは広報対応力ではない

野球などを中心とした賭博問題で揺れる各界。既に外部委員による特別調査委員会を発足させ調査を実施しているという。これまでも外部の有識者などが参画しての角界改善を行ってきたのだろうが、全く効果が見えないのが実情。しかし、今回は外部委員の数もこれまで以上に多く、期待して良いのではないかとの意見もあり、是非とも期待したいものだ。


しかし昨日の相撲協会理事で生活指導部長でもある陸奥親方と特別調査委員会の弁護士らが会見を行った際に、非常に気になるコメントを耳にした。


記者の質問にしどろもどろになった陸奥親方に対し、「相撲はプロだが広報に関しては素人同然であり、代わりに私が代弁する」と弁護士がフォローしたのだ。野球賭博には関与していないが、賭けゴルフを行ったことを協会に申し出ていたことがしどろもどろになった原因だろうと推測する。であれば、素直にそう言えばいいのではないだろうか。


また別のインタビューでは、自身の進退問題を問われた武蔵川理事長が怒りを露わにしていた。恐らく執拗な記者からの質問に対しての素直な反応なのだろうが、本当に怒っているのはその場にいた記者側であり、国民なのではないだろうか。自身の立場を理解しているとは到底思えない。


今に始まったことではないが、これまでも各界の行う記者会見で”自身を守ろうとする姿勢”は強く感じるが、”真摯に受け止め反省”という姿勢を感じたことは一度もない。これはメディアトレーニングを重ねて例え饒舌になったとっしても変わらないのではないだろうか。


有事の際の記者会見では饒舌である必要はない。誠実に必要な事を伝えれば良いだけであり、一番伝えなければならないのは、言葉ではなく姿勢である。片言であっても、責任を重く受け止め、質問に対して理解されるように誠実に対応し、改善に向けて必死に取り組む姿勢が見られれば十分に伝わる。


有事の際に必要なのは、小手先のテクニックではなく、”誠実さ”が最大で唯一の武器であろう。

しかし、角界に危機意識も含めてそれらが欠けている様に見えてならない。

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数字は独り歩きするもの

数字は生き物。勝手に独り歩きするもの。自身では100と言ったつもりが、人によって90であったり110というようにマチマチに受け取られ、まるで伝言ゲームのように勝手に変化していきます。


またその数値に対する印象、理由や状況に対する受け止め方もマチマチであり、堅実と取ってくれる場合もあれば、かさ上げや課題山積などと理解する人などさまざまです。


数値という情報を表に出す場合は、言うか言わないかの判断、言うのであれば口頭ではなく種類での伝達が基本だと言えます。その際、単に数値を出せば良いのではなく、その数値に至った背景や状況説明、具体的な施策などの根拠を明確にすることが重要であり、ここが足りなければ数字を出さない方が良かったということになりかねません。


またこの数字の独り歩きはメディア対応時に限った事ではなく、社内でも同様です。大きな規模になれば、予算の積み上げをしたあと、たび重なる増益対策やらリスクヘッジなどの修正を加えて、結局予算数値が2つも3つも存在し、どれが本当の予算なのかが現場の人間には全く理解できないという現象も起こります。グループ企業などになれば、その状況も顕著なのではないでしょうか。


二重予算などは致し方ないこととしても、どれを第一線の現場に伝えて浸透させるかを徹底し、説明していかなければ、良かれと思っていたことでも逆に意識の低下につながります。


数値を伝えることは一見簡単なことに見えますが、実に難しいこと。単に言えば良いということではなく、きっちとした根拠や具体的施策などと併せて伝えていくことが重要だと思います。

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