広報力向上ブログ -210ページ目

民主党、争点隠しが裏目に

政権交代後、初の審判の場でもあった参院選で民主党が敗戦に終わった。


敗戦の弁で管代表が述べていたのは、「消費税は唐突過ぎた」「説明不足だった」と述べていたが、一言で言えば「賭けに出て負けた」という表現が適切ではないだろうか。


自身も代表(首相)になるために避けて通っていた「普天間」と、「政治と金」の問題から国民の目線(選挙での争点)を避けるためには、敢えて唐突にインパクトのある題材を投じる必要があった。当然のことながら党内でも十分な議論も行えずに、表面的な打ち出しに終わってしまったのが”消費税”なのだろう。正に自業自得。


これが5年前の自民党であれば、ごまかせた可能性はある。しかしここ数年で国民の政治や選挙に対する関心は大きく変わり、”本質を見極める力”も十分についてきた。つまり自民党のやり方を徹底的に批判してきた民主党であるが、民主自体の選挙に関する感覚や手法も古く、民意を受け入れる能力も乏しいと言えるのではないだろうか。


新聞広告やらCM戦略などと無駄な金を使いまくっていたが、「第三者的な視点での自身の検証」という広報的発想が重要なのではないだろうか。


見え見えの施策は時代遅れで逆効果、と言ったところだろうか。


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大島由香里アナに学ぶ広報術

フジテレビに大島由香里 というアナウンサーがいる。人気のアナウンサーの一人だろが、個人的にはこれまでもニュースを読んだり現場レポートなどの姿は目にしていたのだろうが、正直名前すら知らなかった。当たり前の話でもあるが、真面目にニュースを読む、淡々とレポートしているだけのように映っていたため、さほど印象に残る訳でもなった。アナウンサーだから当たり前とも言える。


しかしアナウンサーがカラオケを歌うという番組があり、そこで彼女が中森明菜の「DESIRE」を熱唱している姿をたまたま見て印象が一変した。あれほど人は変われるものなのかと言うほど豹変し、スタジオも笑いの渦に巻き込まれていた感があった。意外性を感じたのは私だけではなかったのだろう。


極めてインパクトの強い場面ではあったが、彼女が豹変したのではなく、彼女が本来持っていた人間性を知らなかっただけなのだろう。ギャップを感じることで、キャラの深さを知り、またブログ「ユカリある☆ブログ 」を見ると文才があるというか、センスがあるというか、普段見られない一面を知ることができ、急に魅力的に思えた。


多分、同じ内容の番組があり、アナウンサーだけが違うといったケースがあった場合、間違いなく大島アナが出ている番組を選ぶだろう。それだけ表面的な情報や印象だけでなく、内面を知れた場合の訴求力は大きいと言えるのではないだろうか。


女子アナのタレント化云々に関する議論もあるだろうが、私は強ち反対ではない。もちろん、やり方次第であり、本業重視は言うまでもないが、アナウンサーそれぞれの個性を出していくこと、そして育てていくことは重要なことであり、それが出来ていることが現在のフジテレビの強さのひとつでもあるだろう。アナウンサーを打ち出すということだけでなく、フジテレビとしての企業姿勢や社風と言う点でも魅力を感じる。社風を外に打ち出せることは非常に難しく、重要なことであろう。


しかしこれらのことは、テレビ局に限ったことではない。ひと昔前に、”顔の見える経営”という言葉が流行ったが、その重要性は今も変わってはいない。社長などの経営トップだけでなく、大島アナの様に社員の個性や社風などを出していくことが、信用信頼を得ていくためには重要なのではないだろうか。


テレビ局でなくとも、自社のホームページやブログ、また場合によってはメディアなどでも打ち出す機会はある。単に自社の新商品や新サービスなどを打ち出していくだけではなく、会社の内面をも打ち出していくことが体質強化、経営基盤の強化につながるのではないだろうか。


ご参考:コーポレートPRのススメ

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大相撲:「自粛」からは何も生まれない

以前、相撲協会の下した大量処分について、「処分はその場しのぎ 」と書いた。


加えて、今回は名古屋場所で天皇賜杯の授与の自粛や、外部からの表彰も辞退するとの発表があった。これも個人的には、その場凌ぎにしか見えない。単に周囲からの批判を避けたいからだけではないだろうか。


確かに有事の際は、被害を受けた方などに対する配慮は最優先事項のひとつである。今回のケースで言えば、大相撲ファンであり、国民であろうか。しかし受けたのは心的被害であり、実害はない。


その様な中で”自粛”というのは、周囲の批判を避けるための策としか思えない。今求められているのは、原因究明や再発防止、協会運営や部屋の運営などに対する”改革”ではないだろうか。


処分や自粛をすれば、協会として何かやった感を抱くのかも知れないが、所詮自己満足の世界。本当に求められていることは何かを掴み、実施していくことが重要ではないだろうか。


今回の様な有事の際には、萎縮してしまうケースも少なくはない。そして何をやっても批判は受ける。どうせ批判を受けるなら、後ろ向きなことよりも”こう変えたい”という自身のメッセージで批判を受けた方が前向きではないだろうか。少しでも前向きな姿勢を打ち出していかなければ、いつまで経っても批判は止まず、改革も進まず、そしてファンも離れていくのではないだろうか。それこそ2次災害、3次災害と被害は広がっていく。


今大相撲に求められているのは改革であり、早くその様な前向きな議論に変換させていく必要があるのではないだろうか。

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