「あなただけよ」も効果的
ニュース性の低いネタを出す場合、どの様な対応をしていますか?
今まで以上にメディアリストを拡充させ件数を増やし、どっかひかっかるだろうとの考えは適切ではなりません。ニュース性のない案件は、一斉配布することで更にニュース性は下がります。
例え記者の目にとまったとしても、「自分が書かなければ」とは思われず、「誰か書くだろう」との思いからゴミ箱に直行するのが一般的でしょう。でも自社のHPに掲載することで良しとするか!という考え方も勿体ないと言えます。
この場合、一斉配布をやめてひとつのターゲットメディアを選定し、「あなただけよ」とアプローチし、リリースでの情報に加え、他の取り組みや過去の事例などと併せて情報の幅を広げてレクチャーをつければ状況は一変します。
掲載されればリリースでの記事よりは大きな記事になる。また記者も自身で記事をイメージしながら質問もできることから、記者が書きたい記事が書ける。満足して頂ける訳です。加えてその記者だけのオリジナル情報な訳です。
過去に社内ではどうしようもないネタというか、逆にマイナス情報などと認識されていた広報素材を、個別にアプローチし、かつ現場にもアプローチし、○○面のトップ記事として掲載頂き、逆に記者から感謝された事がありました。
ニュース性が低くとも、料理次第で大きく変わる場合もあります。如何に過去の情報や横の情報などと混ぜ合わせて記事に仕立てていくかが大事かと思います。”ニュース性がない”と諦めずに、色んな切り口、手法を検討してみては如何でしょうか?
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広報室長の公募で相撲協会は変われるのか
日本相撲協会の改革をすすめる独立委員会が16日、陸奥広報部長を補佐する「広報室長」を一般公募する案をまとめ、20日の協会理事会で提案することを決めた。正式決定すれば、今月下旬から2週間程度を公募期間とするようだ。
求める人材像、条件などは正式決定後になるだろうが、委員でもあるワタミ会長の渡邉美樹氏のコメントなどから抜粋すると下記となる。
①大相撲が大好き
②人生経験が豊富
③文科省などともしっかりと意見を交わせる人
④広報業務経験、年齢、性別は不問
⑤広報能力よりも人間力を重視
⑥大変な仕事だけに、調整能力が大事
⑦広報部長や理事長の補佐役
⑧年収は1000万円
①~⑤に関しては全く問題はないだろうが、⑥以降は多少問題がありそうだ。
独立委ではこれまでも一流企業を中心に広報マンを探していたようだ。企業広報経験者であれば、業務の多くは社内調整業務のため調整能力は備わっているだろう。一流企業と言えども色んな人がいる。必ずしも広報に理解があるとも限らず、また反対勢力なども存在するのも確か。
しかしこれらと大相撲協会でいう協会内での調整業務は同等とは思えない。本当に協会として変わりたいのかという意思が感じられないからだ。
加えて、広報部長や理事長の補佐役とあるが、実際にはこの二人は見方なのか否かでも状況は一変する。ある程度の権限が与えられなければ、この業務を遂行するのは難しいのではないかと思う。
また協会で抱える広報課題は山積しており、調整業務の他に広報実務もと考えると、とても一人で対応できるものではない。広報として門戸を開くとこれまで以上にメディア対応が増えるだろう。年収1000万円というと一見高額に思えるが、とても一人の仕事ではないのではないだろうか。
そしてまたいつまで続くのかも解らない。広報マンとして注目されるのは確かなため、一旗あげたいと思う人はいるだろうが、一定期間後に辞められては元も子もない。協会に必要なのは効果的な情報発信ではなく体質改善であり、広報体制を根付かせることではないだろうか。
もちろん、出来るところから始めていくという考え方は極めて重要。そして経営改革も最重要課題。であるならば、優秀な広報マンを外から採用(一時的?)するのではなく、”広報センスを持った経営者”を理事長に据え、経営改革を進めつつ広報体制作りを推進すべきなのではないだろうか。
クリッピング地獄
今日はお盆明け初出勤日でしょうか?
広報担当者にとって、正月、GW、盆休み明けの出勤日は、手を真っ黒にして新聞をチェックするのが恒例の行事となっているかと思います。その日はクリッピングだけで殆ど時間と労力を取られてしまい、他の仕事が出来ないということも少なくはないのではないでしょうか。
私も企業広報時代は、初日の時間を確保することと、初日に出来るだけ早いタイミングでスムーズに社内に情報を発信したいという考えから、1日早く出勤してクリッピングを行っていた記憶があります。
その際、休み中の大量の新聞は果たして見られているのだろうか?という疑問が頭の中を過り、逆に悪いニュースであればその期間中に出ていれば影響は最小限に!などと色々と考えましたが、今ではインターネット上に情報がデータとして蓄積され、あらぬ方向にも発展しかねないので、やはり悪い情報はないに越したことがないのでしょう。
などと色々と考えながらクリッピングを行えば、休みボケのリハビリになるのではないでしょうか?
ご参考:記事クリッピングの重要性