昼食時の使い方で解る広報マンの素質
かつて接待と言えば”ゴルフ”が重宝された。「自然に囲まれた異空間」という要素が功を奏すをのかも知れないが、やはり普段なかなか時間が取れないにも拘らず、ゴルフだけは1日中時間を拘束できるというのが大きな理由であろう。
広報マンとゴルフとは余り結び付かないかも知れない。私も大昔に業界団体の視察ツアーで工場見学に参加し、その延長で各社の広報課長とラウンドしたことがあったがその1回だけである。その際には各社の広報の悩みや日頃の取り組みなどを聞くことができ非常に有意義なものであった。
だが広報マンにも”昼食”という貴重な時間がある。昼食はゴルフほどではないものの、少なくとも45分位は相手と時間を共有できる。しかも基本的に毎日であることから、ゴルフ以上の効果があるとも言えるだろう。その昼食時間を誰と共有しているかで、広報マンの価値が解るとも言える。
意外と毎日部内の同じ人と食べている、或いはコンビニで弁当などを買い机で食べている方は少なくはない。この時間を有効活用して、普段あまり交流のない人たちと過ごす。また広報スケジュールに載っている案件の担当者をつかまえてヒアリングを進捗の確認を行う。また誰かを介して未開の部署を開拓するなどを行えば、情報収集力に格段の違いが出てくるのではないのだろうか。
世間ではもうお盆休みモードにないっているところも少なくはない。せめてお昼休みだけでも仕事から離れて日頃とは違う時間を過ごしてみては如何でしょうか?
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「記事は足で稼ぐ」とは
昔から「記事は足で稼ぐ」という言葉がある。
これは記者は現場に足を運び、取材を重ねてなんぼ。ネタは「会議室ではなく現場にある」ため、積極的に記者は取材を行いなさい!という意味であろう。しかしこれは記者に対してだけ言えることではなく、また報道する側の姿勢でもない。情報発信者でもある企業側などにも同様の事が言える。
情報発信者側の広報の課題は、「如何に効果的にメディアに発信するかである」という意見を耳にするが、それに加えて「社内からの情報収集力」というものも非常に大きな課題であると言える。特に大学業界においては、後者の方が大半を占めるのではないだろうか。
広報担当者も記者同様、社内や学内を足を使って集めない限り、机で待っていても広報ネタは集まってはこない。といってむやみに社内をうろうろと歩き回っても情報が集められる訳ではない。相手から名刺が欲しい時にこちらからまず差し出すように、こちらから積極的に情報を出していくことが大切。有益な情報を提供してくれる、つまりこいつと付き合うことのメリットを示すことが重要だろう。
また社内全員を協力者にすることは非常に難しく、まずは各部門のキーマンをターゲットに掲げ、1名1名を口説いていくという地道な取り組みが意外と一番近道だったりする。加えて「危機管理広報」や「報道から見た競合分析」などの勉強会を定期的に開催していくことも効果がある。
広報担当者の方は忙しく、帰宅時間が遅い人も少なくはない。と同時に机に向かっている時間も多いのではないだろうか。青島刑事ではないが、ネタは現場で起こっており、出来る限り現場に向かう努力を継続的に行っていくことが重要ではないだろうか。