強い組織ほど外部を受け入れられる
人の意見を聞き入れないということは、一見”意思が強そう”などという印象があると思います。しかし本当にそうでしょうか?これは個人にのみならず、組織にも言えることと思います。
恐らく外部を受け入れないということは、少なくとも自身の考えを強く持っているということは間違いないことと思いますが、それが第三者的に見ても強固なものなのか、或いは仕組みとして強いものなのかと問えば、それは恐らく違うのではないでしょうか?
他を受け入れない強い意志?を持っているところは、恐らく一方向に対しては強い芯が通っておりそれが組織内で機能しているのだと思いますが、他の方向(或いは多方面)からに対しては強度が足りないために、自身を守りたいがために多方向からの受け入れを拒否しているのではないでしょうか。
その良い例が日本相撲協会と言えます。伝統や格式を重んじ、一見強固な組織などというイメージがありますが、なかなか組織的にも外部を受け入れない、或いは周囲の意見に耳を傾けない状況であり、今や存続の危機に瀕していると言えます。
周囲の意見を聞くということは第三者的な視点での検証であり、それらを受け入れることは組織としての強さを増していくことにつながると思います。周囲の意見を聞き入れられるということは、常に外部との検証を行っている、そして強くなろうとしている現れであり、むしろ組織力が強いからできることではないでしょうか?
広報は”情報発信”が仕事の様に思われていますが、周囲の意見を受け入れ、検証し、組織に根付かせていく、組織をより強くしていくことも大きな役割ではないかと思います。
広報は和食
私は基本的に広報は和食だと考えています。素材を生かしたシンプルな料理という意味です。もちろん他の料理にも素材を生かしたシンプルなモノは多々あろうかと思いますが...。
あなたの会社やその広報素材が、”鯛の切り身”だとします。あなたはどう調理して提供しますか?
まずは調理の前に素材そのものの情報を徹底的に調べる必要があります。
・産地はどこか
・誰が釣ったのか(漁師さんの情報)
・釣り方は、〆方は?
・保存方法、輸送方法は?
・そして釣った時期は?
・最近の漁獲状況は? などでしょうか。
個々の情報を徹底的に掘り下げ、その上で少しずつ広げて検証していくことが重要だと言えます。
そしてまずは塩で食べる。或いは醤油をつけて。まあ、オリーブオイルまでは良いでしょうか。
いきなりキャビアやフォアグラのソースをぶっかけてしまうとどうでしょうか?料理としては見た目は華やかで美味しいのかも知れませんが、新鮮な鯛の素材自体を生かしきれなくなる恐れがあります。
よくタレントさんを起用して露出は獲得できても、報道された内容はタレントに関わるものがほとんどで、辛うじてバックのロゴだけ映っていたなどはよくある話です。報道されることを目的にしているのか、その素材の良さを伝えたかったのか解らなくなっているものが散見されます。
いきなりコテコテソースをかける前に、じっくりと素材の本質と向き合ってみることが大事なのではないでしょうか。
ドヤ顔はどーよ!?
ホームページを閲覧しているとたまに、自社に関する報道をベタベタと張り付けているモノを見かけることがあります。確かに報道されるということは、自社内のみならず社会的にも意義があるという証明であり、価値のあることと言えます。
しかし余りそれらの訴求が濃過ぎると、実際の記事内容よりも”うちは凄い!”ということをアピールしたいのかなという印象の方が勝ってしまう場合があります。正にドヤ顔といったところでしょうか。同じ掲載するにしても、全体のトーンやバランスなども考えた上で掲載することが重要かと思います。
また自社に関する報道であっても、それらは報道した側に著作権があり、無許可で掲載することは禁じられております。またテレビでの報道には肖像権なるものも存在し、それらを無許可で掲載することは”違法”となります。
報道されたからと喜んで掲載しても、この会社は法令を順守していない企業という情報も発信してしまっていることを認識する必要があり、掲載する場合は新聞や雑誌社に事前に確認の上で掲載することをお勧めします。「記事の2次利用について」と問い合わせるとスムーズかと思います。
逆にきっちりと媒体社に許可を得て、掲載記事に「当記事は○○新聞社の許諾を得て掲載しています」などの記載があれば、著作権などの法令をきっちりと遵守している企業という情報も発信できるので、企業姿勢も同時に発信できることになります。一度ホームページを見直してみては如何ですか?
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