言いっぱなしにご注意を!
政治の体たらく振りには目を見張るものがあります。
未曾有の大惨事を前に、これまで課題であった「景気対策」などの優先順位が下がることは理解できますが、最優先事項が政局であり保身としか思えない現状には怒りを通り越した感覚を持たざるを得ません。
そもそも復興支援と景気対策は同次元として捉える必要があるでしょうし、無駄を省く、必要な財源を確保するという意味では、「議員定数削減」や「消えた年金」問題も重要なのではないでしょうか?
散々これらを声高にアピールしていた政治家は今何をしているのでしょうか?
特に政治の世界には”言いっぱなし”、”アピールだけ”というものが少なくありません。しかし企業でも同じことが言えない訳ではありません。
中期経営計画などで声高に右肩上がりの業績や新事業への参入などをアピールするものの進捗状況や方向転換などには触れることがない。また不祥事等を起こした際、再発防止策をアピールするもののその進捗や成果などに触れることをせずに言いっぱなしになっている例は少なくはありません。
また対外的な約束のみならず、社内向けのメッセージではどうでしょうか?社長メッセージなどは社員一人一人に届いていない様に思われる節がありますが、きっちりと覚えている人も少なくないと言えます。
いや、あの時は”勢いで言ってしまった”では済まされません。”不信”につながります。
一度約束事の棚卸をしてみては如何でしょうか?
早くも来年度入試
京都の成美大学が2012年度入試において、東日本大震災の被災者を対象にした「サポート入試」の実施を発表。
受験者の最寄駅から福知山駅までの交通費と宿泊費を負担。加えて合格者には入学金の全額と、授業料の半額を免除するというもの。また期間は1年だが成績に応じて延長。寮なども家賃の半額を補助する他、家族移住の場合は自治体と連携して住宅を確保するというもの。
なんとも至れり尽くせりのサポート内容だ。
3.11以降、各大学とも震災に対する支援策を導入したものの、特に被災地に近い大都市圏である関東の大学での支援状況は限定的であったと言える。何故ならば物理的な問題もあるだろうが、卒業式や入学式、授業開始時期の中止や延期などを行ったせいで講義スケジュール調整など学内に対する対応で負荷がとられた影響と言えます。
しかし2012年度においてはこの様な制限はないため、各大学とも今年以上の支援策を実施するものと思われます。その中で先手を打って方針を打ち出したことは、埋没しないためとも言えますが、業界に対する活性化という意味もあり非常に効果的な打ち出し方であろうと思います。
同じ発表内容でもタイミングが違うだけで、インパクトもさることながら意義も変わってくるという良い例だろうと思います。
「一定」が意味するもの
昨日の内閣不信任案採決の直前、民主党代議士会で菅首相が”一定のめど”がついた段階で退陣を表明。この言葉を信じたのか、結局は自身の身を第一に考えたのか、積極的に”菅降ろし”を唱えていた民主党員が反対票を投じ、大差で否決という全くの茶番国会となりました。
この”一定”の意味については、鳩山前首相は「6月中」を意味し、一方菅首相にとっては「年内」と理解している様だ。昨夜遅くのニュースでは、管首相は退陣の意思などないと周囲に漏らしたとの報道もある。その場しのぎの発言しかしない首相と、首相退任後は辞職すべきと言いながら未だにテレビによく登場する鳩山前首相の嘘つき同士の密談により、結局は自身らの身を守るというその場しのぎという落とし所を優先した様だ。
日本は今「菅直人」という一人に人間に乗っ取られ、民主党は野党の力を借りてもその暴走を止めることができなかったと言える。与野党協力した震災復興策が叫ばれている中、民主党自体が全くの統制が取れていない状況と言え、「未曾有の大災害」と言われているが、むしろ人災による損害の方が大きくなりそうな勢いである。
さて「一定」の意味。
企業等でも「一定のめどがついた」或いは「一定の理解が得られた」などと使う場合が少なくない。具体的な事実や数値を述べた後で補足する意味で使うのであれば良いが、何も具体的な事を言わずに”一定”という曖昧な表現を使っても何も伝わらないばかりか、曖昧にしたい、その場を逃げたいという意味に変わる。
加えて言えば、今回の菅発言により「一定」という言葉は当面悪い言葉、逃げの言葉として認識されることから極力使わない方が無難でしょう。