安易な調査PRにはご注意を
広報の手法のひとつに調査PRというものがあります。
事前にアンケート調査を行い、その結果をリリースとして発表するというやり方です。自身で必死にアピールするよりは、第三者の意見をまとめその結果から○○○が求められていると表現した方が客観性があり説得力が増すというものです。
しかしたまに見かけるのは、”これほんと?”と思えるもの。
良かれ、効果的と思った調査PRが、逆に胡散臭く、その企業のやり方に不信感を与えてしまう可能性があります。
【注意点】
・テーマや設問に違和感がある
如何にも望んだ結論を誘導している様なケース
・テーマと調査対象者がマッチしていない
ネットの利用率などをネット調査すると高くでるのは当たり前
・実際の調査結果から結論がかなり飛躍、乖離している
結論ありきは不信感
・調査対象者が極端に少ない
ニッチなものは仕方ないですが、N数が極端に少ない案件をよく目にします
調査などは調査会社など外部に委託するケースが多く当然外注費が発生する訳ですが、もし結果が不十分なら発表しないという勇気も必要だろうと思います。企画段階で”客観性”という視点で、十分な検討が何よりも重要だろうと思います。
過去を振り返ることも大事
広報の仕事では、ひとつの案件が終われば次の案件と、バタバタと時間に追われている方も少なくは無いと思います。常にどう打ち出せば効果的などと考えている思考は非常に前向きと言えますが、時には”後ろ向き”になってみることも大事です。
理由は3つ。
①時代は繰り返す
時代は繰り返すとよく言われます。今やっていることが常に新しい事とは限らず、過去に同様のことを自社でやっている可能性があります。自身で担当になる前のことも含めてよく把握しておく必要があります。知っていればもっとニュース性を上げることができたというケースもあるでしょうし、また大恥かいたなどというケースもあるのではないでしょうか。
②旧案件に目を向ける
広報素材は新規案件だけではありません。また発売開始などの1度だけが発信のタイミングでもありません。過去に発売した、或いは開始したサービスが今どのような状態にあるのかを把握しておく必要があります。予想以上の成果が出ていた、想定外の使われ方がされていたなど、再度発信の切り口が見つかるかも知れません。
③視野を広げる
広報担当者は視野が広くなくてはなりませんが、業務に追われ常に同じ所ばかりを見ていると視野が狭くなります。あくまでも時間に余裕がなければできませんが、社史を振り返ってみるのも新たな発見があり、また今後扱う案件のユース性を高める切り口が見つかるかもしれません。
広報力を上げるためには、時には後ろ向きになってみることも大事だろうと思います。
記事にもバランスが必要
記事や報道全体の露出バランスを考えたことがありますか?
広報は業務範囲が広いせいか、バタバタと仕事をこなさなければならない場合が多いと言えます。その際、目前の新商品や新サービス案件に追われ、その対応に精一杯という方も少なくないと思います。
また大きな会社では担当が細分化されていることで、自身の担当領域の露出状況については当然把握はしているものの、他についは解らないということもあろうかと思います。
日々の業務に邁進することも重要ですが、時には一歩引いて露出の全体像を振り返ってみると色んなアンバランスが見えてきます。
・新商品や新サービスなどの案件しか対応していない
・発売開始などの第一段の露出だけで次の一手がない
・新商品などがなかった事業についての露出が無い
・主力商品や特定事業に露出が偏っている
・発表の手法が偏っている
・露出メディアのジャンルが偏っている などなど
半期に一度は、露出の全体バランスを振り返り、課題を抽出して活動スケジュールを見直すことが重要かと思います。