(ฅฅ*)コンニチ… ฅ(°▾。ฅ)ワァー!!
まずはタイトルコール!
上方落語『笑うてなんぼ』
落語にはさまざまな知識や感性によって楽しめるように、いく層もの面白さが仕掛けられていることがあります。
今日のテーマは
「東横堀川」其ノ壱
先日の「上方落語巡礼記」で『帯久』を紹介しました。
話の舞台は東横堀川に沿ってある「瓦屋町」でした。
昔、大阪は大阪城の堀と川が張り巡り、水運が栄え、今でも水の都と言われます。
この東横堀川は上方落語の聖地と言っても良いでしょう。
縁のある落語を紹介しながら、歩きたいと思います。
(実際は全て歩いてません(笑)、写真はお借りしてるのも有ります💦)
皆さんも落語のシーンを思い浮かべて、ご一緒に散歩しましょう。
(´>∀<`)ゝΣ\(゚Д゚;)キモチダケナ!
長くなるので数回に分けて紹介します。
なお落語の題目の青字はまだブログで紹介してない噺です。
今後に期待してください😊
東横堀川
東横堀は1585(天正13)年、豊臣秀吉により大阪城外堀として開削されたものです。
現在は道頓堀と繋がる部分で途切れますが、古地図を見ると千日前通を越えて、現在の高津3丁目まで延びていました。
土佐堀川から道頓堀まで南北に 2.5km、14の橋をジグザグに渡って、歩けば2時間ほどの散
歩コースです。👣👣
歩いてない!ヾノ。ÒдÓ)ノシ バンバン!!⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾
土佐堀川・東横堀分流点
大川は中之島を挟んで北側に堂島川、南側に土佐堀川と名前を変えます。
松屋町(まっちゃまち)筋・天神橋のすぐ下流に東横堀への分流点があります。写真右が土佐堀
川、左が東横堀。
『船弁慶』の喜六と嫁さんお松の夫婦喧嘩が行われたのは土佐堀川下流に見えている堺筋・難波橋あたりでしょう……。
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お松
「よお、この暑いのにあんた仕事に精出して・・・あんたええ着物に着替えてんやないの、どこ行くねん?。着物着替えてどこ行くねん。・・・どこ行くねん!」、
ガラガラガラドーンとお松の雷がさく裂。
喜六
「桑原、くわばら、ちょいと浄瑠璃の会……」
お松
「浄瑠璃?豚が喘息(ぜんそく)患ろうたような声だしよって。オガオガオガ、この路地口の前田はん、あんたの浄瑠璃で松が枯れるちゅうて宿替えしたやないか。ご近所みな宿替えさせる気いか!」
喜六
「清やんが行こうちゅうねん💦」
お松
「清やん? あの清八か!。おまえまだあんなやつと付き合うているんか。
何の用もないのに真っ昼間から大きな風呂敷包背負(しょ)いおって、あんなやつがど盗人しよんねん。
もうちょっと早よ帰ったらあいつの向こう脛かぶりついてやったのに!」
喜六
「……カブリ付いたり。お前の後ろに立ってるわ。」
お松
「………………。 」
葭屋(よしや)橋・今橋
欄干に今橋と葭屋橋(よしやばし)の名が並んでいますが、二つの橋は丁度V字に架かっています。
葭屋橋は北浜へ至り、今橋はその名の通り船場・今橋へ至ります。
今橋といえば鴻池善右衛門。
「くろ」という、たいそう強い犬がいました。(笑)
ご存知『鴻池の犬』です🐕”
『禍は下(わざわいはしも)』
の定吉が歩いた川筋の道は葭屋橋を渡る土佐堀通でしょうか……。
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定吉
『この一円、みなお魚買わななりませんか?』
旦那
「まあ、みつくろいでいいがな」
『ほな、おつりは?』
「お前の小遣いにしなはれ」
『ほたら、魚二十銭で・・・』
「阿保なこと言うのやない。
家へ帰ったらあんじょう上手に言うのじゃぞ。下々の者がうっかりしたことを言うたりしたことから事がばれる、”禍(わざわい)は下(しも)から”と言う言葉があるねん」
定吉は羽織、袴を包んだ風呂敷包みを持ってお孝さんの家を出る。
遅くまでやっている魚屋に寄って、旦那の言い訳(アリバイ)の為に、釣ったはずの魚を買う。
『網でとれた魚欲しいねん』
「うちは、みな網でとれた魚やがな」
『どれでもいいか……?』
定吉は目刺し、チリメンジャコ、かまぼこを買う。
むろんおつりはしっかりと計算してがっぽり小遣いに残すことに抜かりはない……。
しかし買った魚はみな加工品……さて……。
高麗橋
……箪笥を一棹預けている駄菓子屋の二階で、お仕着せの木綿モノを脱ぎ、雪駄をヒタヒタ、屋形を繋いだ高麗橋の詰めへと向かいます姿は、どこから見ても大家の旦那でございます。……
『百年目』の番頭さんが急ぐのはこの橋です。
いかにも、綺麗どころを乗せた屋形船が似合いそうな橋です。
さて今日最後は
本町橋
本町橋を通るのは本町通。
東へ進むと『初天神』で親子が凧揚げする「城の馬場」馬場町に至ります。
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……大坂城の馬場に行って凧揚げをする。
親父が夢中になっていると、子どもが「僕にもさして」と言う。
親父は『こんなもん子どものするもんやないわい!』
「こんなんやったら、お父ちゃん連れて来るんやなかった」……
『高津の富』の偽商人や
『牛の丸薬』の正やん米やんが渡った可能性がありますね。
……二人の男がポイッと表に出ましたんです。
まだ真っ~暗でございます。
足をば北へ北へ取りまして、城の馬場をはすかいに突っ切りまして、片町あたりから野辺へ出てまいりました頃、東の空がよぉやっとじぃ~ッと白いでまいります。
朝露の降りました田舎の道でございます、二人の男がブラ~ブラ歩いておりますので……。
中央大通や長堀通に比べて渋滞に巻き込まれにくいので、わたしもしょっちゅう通りますが、怪しい仕事はしてませんです。ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ◍)ゲラゲラ
まだまだつづきます。次回をお楽しみに( ᴖ ·̫ ᴖ )
ではまた次のブログでお会いします