ビガザウロ級ゾイドの謎を解け
どもです(・ω・)ノ
だいぶ時間がかかってしまいましたたが、ビガザウロ級ゾイドのボディパーツについての考察をまとめました。
RadioShack版マンモスと国内版マンモスを比較した時に気がついた、金型の改修と新規金型の存在。
ビガザウロ級ゾイド全機の共通パーツであり、製造国の刻印があるのがこのボディパーツの特徴です。
手持ちのビガザウロ級ゾイド全てを観察。
さらにTwitterでも多数のゾイダーに情報提供してもらいました。
協力ありがとうございます。
では一つずつ解説します。
最も初期の型で製作されたパーツです、とりあえず「旧金型」とします。
刻印はもちろんMADE IN JAPAN。
パーツ右側の台形のディテールは組み立て済みでも観察しやすく、判別に便利なので拡大しています。
写真のパーツはカラーリングを見るにマンモスの物ですが、ビガザウロの最初期生産品でも確認していますので、この金型が最初の物で確定です。
以前の記事で書いた通り、旧金型はRadioShack版マンモス製造のために改修が施されます。
製造国部分にあった©️TOMYの刻印が削られました。
調査の結果、この改修された旧金型で生産されたゴジュラスMk-Ⅱ量産型の存在を確認しました。
Mk-Ⅱ量産型の発売は1987年7月頃、旧ゾイドシリーズ最後のビガザウロ級機体です。
なんとこの金型、RadioShack版マンモス発売から旧ゾイドシリーズ後期まで©️TOMYの刻印無しで使われ続けていたことになります。
こちらは新たに作られた2つ目の金型、「新金型」で生産されたパーツです。
パッと見ではわかりませんが、全体的にディテールがシャープです。
製造国の刻印もやや右下がり気味だったのが綺麗にまっすぐに。
また「IN」と「JAPAN」の間が開いてバランスも良くなりました。
台形のディテールの違いも一目瞭然ですね。
新金型で作られたパーツの方がスッキリして見えると思います。
以前の記事にてこの新金型は「1986年にゴジュラスMk-Ⅱ限定型のために新調された物では」と仮説を立てました。
今回の調査でも、この新金型で生産されたゾイドで1986年以前の個体は確認できていません。
また、この金型で作られたビガザウロも確認できませんでした。
1986年頃に付属しているカタログ。
Mk-Ⅱ限定型に付属しているのもこれです。
ビガザウロがどこにいるか分かりますか?
これを見るに、Mk-Ⅱ限定型が出た頃のビガザウロの生産数は相当少ないことが予想出来ます。
下手すりゃもう生産自体は終えていたかもしれません。
新金型が作られたのが1986年ならば、そのビガザウロが見つからないのも無理はないでしょう。
もし出てくれば相当なレア物になりそう。ホシイ
まとめるとこうです。
重要なのは新金型が作られた後も旧金型が同時に使われ続けている事。
もし旧金型ゴジュラスMk-Ⅱ量産型が見つからなかったら、この事には気づけなかったかもしれません。
おそらくMk-Ⅱ限定型に限っては全て新金型で生産されたでしょう。
マンモス、ゴジュラス、ゴルドス、Mk-Ⅱ量産型は両方の金型で生産された物が確認されています。
ついでに改修前の旧金型で生産されたビガザウロとマンモスがいかに貴重な物かもわかっていただけるかと思います。
次は唯一の海外製金型「シンガポール金型」です。
今回の調査では情報提供によりビガザウロ、マンモス、ゴルドスで確認。
当然ゴジュラスも存在すると思います。
これがかなりの曲者で、ディテールが旧金型と酷似しています。
全体的にエッジが甘くダルい感じですが、見ての通りディテールの形状はよく似ています。
当初「新金型が作られた後、旧金型がシンガポールに渡ったのでは?」とも考えていたくらいです。
しかし現物をじっくりと比較したところ、別に作られた金型であることを確信。たとえば↑の比較写真でもスイッチのON-OFF表記の違いがわかると思います。
また先程書いた通り、新金型が作られた後も旧金型は日本国内にあって使われ続けていたことがわかったので、やはりシンガポール金型は3つ目の金型で確定です。
おそらくシンガポール金型は、旧金型を元に作られたのだろうなと予想します。
シンガポール金型は海外ゾイドで使われています。
しかし海外のビガザウロ級ゾイド全てがシンガポール製という訳ではなく、むしろ海外ゾイドでもMADE IN JAPANは多いです。
明確な時期はわかりませんが、シンガポール金型が使われているゾイドは比較的後期の物ではと考えています。
話を国内に戻します。
ゴジュラスMk-Ⅱ量産型はかなり後期のカタログにも載っているので、旧ゾイドシリーズ末期まで新旧2つ金型は使われ続けたと考えられます。
そして旧ゾイド終了後、金型はタイに渡ります。
国内でゾイドの展開が止まっていた時代、93年頃にZOIDS2のZOIDZILLA。
そして99年からの新世紀ゾイド。
RZ版のゴジュラスやゴルドスはタイに渡った金型で生産される事になります。
もちろん刻印は「MADE IN THAILAND」。
時は流れ2000年代。
多くのビガザウロ級ゾイドが復刻の機会に恵まれます。
今回確認できた物だと、旧金型で最後に生産されたのは復刻版マンモス(2003年)でした。
そして、現在のところTOMY製本家ゾイド最後のビガザウロ級ゾイドになるゴジュラスホロテック(2006年)で新金型が使われています。
2000年代でもきっちり2つの金型が使われていたみたいですね。
調査の結果、新世紀ゾイドでは主にゴジュラスに新金型、ゴルドスやマンモスに旧金型が使われている様でした。
新金型は「ゴジュラスの金型」として管理されていたのでしょうね。
もはやゾイダーには有名な話ではありますが、ヘリックメモリアルボックスの頃にビガザウロも復刻の話が出ていました。
しかし残念ながら復刻は叶わず、ビガザウロは未復刻ゾイド筆頭であり続けています。
現在でもビガザウロの復刻を待ち望んでいる方は多いでしょう。
ところが…
マンモス×マンモス
どもです(・ω・)ノ

それでいいのか当時のTOMY。
今日は前回の続き、RadioShack版マンモスと国内版のマンモスを比較していきます。
まずはパッケージから、国内版はボール紙箱の初期マンモス。
RadioShack版の箱は横長で大きいです。
マンモスの写真は同じ物のようですが、RadioShack版は全体的に赤っぽい色味をしていますね。
そして国内版を見慣れているからか、RadioShack版の赤文字が強烈。
「Zoids」と小文字が使われているのも珍しいです。
前回も書いた電池カバー、こちらも国内版は初期マンモス。
TOMYのロゴがTANDYに書き換えられています。
また、よく見ると写真右側の辺りにJAPANの刻印が追加されていることもわかります。
電池カバーを見れば、たとえジャンク品であっても国内版とRadioShack版を見分けるのは容易という訳ですね。
次はマンモスの胴体パーツ。
左前足のワキの辺りに刻印があります。
RadioShack版は「©️TOMY」が消されていますね。
TOMYロゴを消す理由なんて「他社製品として販売するから」以外にありません。
この加工はRadioShack版マンモスのために行われたと見て間違いないでしょう。
更にRadioShack版より国内版のほうが先に生産されていたこともこれで確定。
ではこの©️TOMY無しの刻印はRadioShack版マンモスだけの特徴なのでしょうか?
手持ちのゾイドを確認したところ、ゴジュラスに同じ状態のパーツが使われている個体を確認。ババーン!
マンモスとゴジュラスの胴体は同じパーツが使われています。もっと言うとビガザウロとゴルドスも同じです。
いわゆるビガザウロ級ゾイドですね。

ご覧の通り。
これを発見したことで完全にゾイドワキフェチと化した店長は、ネットでビガザウロ級ゾイドの写真を見つける度に左ワキを凝視する変態行為を敢行。
なかなかこの部分が見える写真なんて無いのですが、なんとかゴルドスで同じ状態の個体を発見。
どうやらRadioShack版マンモス発売から、少なくともゴルドス発売の1984年7月くらいまでは、たとえ国内の正規ゾイドであっても©️TOMYの刻印無しで生産されていたみたいです。
次は後期版の国内マンモスと比較します、箱がダンボール製のやつです。
今度はTANDYのロゴが消されてTOMYに改修されました。
同じTOMYロゴでも初期版と後期版で違うことがわかると思います。
流石に電池カバーはRadioShack版の生産を終えた時点ですぐに直された様ですね。
後期版マンモスの胴体パーツです。
©️TOMYが復活してますね……と思いきや?
実はこれ、これまで見てきた物とは金型そのものが違います。
新規で金型が作り直されたのでしょうか。
この後期版マンモスは1986年5月頃のカタログが付属しているので、どんなに遅くともその頃には新しい金型が作られていた事になります。
86年というと…一つ考えられるのがゴジュラスMk-Ⅱ限定型。
Mk-Ⅱのために金型が新調されたとは考えられないでしょうか。
もちろんそれよりも早くから金型が複数あった可能性も否定できませんが、少なくとも店長の手持ちには86年以前に新金型のパーツが使われているビガザウロ級ゾイドはありません。
マンモスいかがでしょうか。
話がマンモスから脱線しそうなので、一旦ここで切ります。
次からは全ビガザウロ級ゾイドに視野を広げて、胴体パーツの金型についての調査を進めていきます。
ではでは(´・ω・`)/~~






















