ガラスケースに横たわる


引き継ぎサラマンダー。
前回「次回はもっとマニアックに」と書きましたのでね、やっていきますよマニアックに。
さて、どうでしょうこちらのサラマンダー。
前回までのとは別個体です、ちゃんと撮り直してます。
この写真1枚で気づいた方がもし居れば相当な目利きゾイダーとお見受けします。
本ブログでは初紹介でしょうか。
とても貴重な“初期型サラマンダー”です。
地球が夢中


前回、サラマンダーには新旧のパーツが混ざった個体が出回っている…という話をしました。
発売から既に40年、致し方ない事とはいえどうせ買うなら本来のパーツが揃った状態の良いサラマンダーが欲しいものです。
当然ながら旧版の方が価値がありますしね。
今回は中古ショップやネットオークション、フリマアプリ等でサラマンダーを見つけた時のチェックポイントを紹介しましょう。
今までも何度かやった内容かと思いますが、過去の記事を今見ると写真が間違ってたりしていたので、今回のが最新バージョンってことでよろしくお願いします。

これはもうサラマンダーに限らず電動ゾイドを見る時はまずココですよ。
腹部の電池カバーに製造国が刻印してあります。
旧版のサラマンダーなら日本製かシンガポール製になります。
日本とシンガポールの工場にそれぞれ別の金型がありました。

そして新世紀サラマンダー(写真右)はタイ製。
新世紀の電動ゾイドのほとんどがタイで製造されてます。
重要なのは製造に使われた金型です。
新世紀サラマンダーの場合、旧時代のシンガポール金型がタイに渡って使われた事が分かっています。
要は「製造国表記がシンガポールのサラマンダーと、タイのサラマンダーは同じ金型で製造されている」と言う事。
よく覚えておいて下さい。
ちなみに現在、旧日本製金型の行方は不明。
サラマンダーF2に関しては日本製です。

シンガポール製とタイ製は同じ金型と書きましたが、製造時期には20年近い開きがあります。
新世紀シリーズで再びサラマンダーが製造される事になった際、金型には色々と改修が加えられました。
これはゾイド界隈では有名なお話。
そもそもサラマンダーは尻尾を地面に着けない完全二足歩行する何気に凄い玩具な訳ですが、やはりその歩行にはかなり難があった様です。
脚部を構成するパーツの金型に改修が加えられ、何とか歩行を安定させようとした痕跡が様々見られます。

特に足首の踵側の安定板、「下駄」とも呼ばれる部分が新世紀版ではご覧の通りめちゃくちゃ大型化しています。
旧版のディテールが所々残っているのが面白い。
とりあえず下駄が小さいのは旧版、大きいのは新版。
これだけは広く知られている新旧サラマンダーの見分けかただと思います。
サラマンダーを見かけたら足に注目。
無論、下駄は小さいのに腹の刻印はタイ…なんてのはパーツが混ざっている証拠です。
よく見極めましょう。

足首パーツには、爪先側の下駄に出っ張りがあるのは日本製、という見分け方もあります。
↑二つ前の写真の通り、確かにシンガポール製やタイ製のサラマンダーにこの出っ張りは見られません。
ただこれはちょっと注意が必要で、極初期の個体に限り日本製でも出っ張りは無いんです。
先程サラマンダーの歩行には難があると書いた通り、サラマンダーの脚部パーツには旧時代から改修が入っています。
新世紀版が生産された時だけではないんですね。
とは言っても「出っ張りがある」なら日本製です。
無い場合もありますが、あるなら日本製これは間違いない。
出っ張りがあって、腹の刻印がシンガポールやタイならパーツが混ざっていることを疑いましょう。

サラマンダーの尻尾は5つの節で構成されているのですが、真ん中のパーツを見ます。
真ん中のパーツにある凹ディテール。
赤丸部分ですね。
これが何気に重要な見分けポイントとなっています。

同じ尻尾のパーツですが、凹ディテールは日本製だけの特徴です。
シンガポール製には無い。当然タイ製の新世紀サラマンダーにもありません。
・電池カバーの製造国刻印
・足首パーツの下駄
・尻尾の凹ディテール
この3つのポイントを見れば、そのサラマンダーがどういう個体なのかはかなり絞りこめるはずです。
サラマンダーが売ってたら要注目。
もちろん買う前に手に取って検品できれば一番良いのですが、ネットオークションやフリマアプリではそうもいきません。
出品写真で3つのポイントを確認しましょう。
よほどいい加減な出品じゃない限り見えると思うんですが、どうかな?
次回はもっとマニアックにいきましょう。
ではでは。
そうだそうだと言っています


前回錆落とししてた電池端子はこいつの物です。
1985年発売の旧サラマンダーで、日本製の個体。
通電バッチリ、元気に動きます。

そのため端子を取り外すにはそのハトメを壊す必要がある訳ですが、問題は再度組み直す時。
今回は低頭ビスとナットを使ってみました。
写真はナット側です。
通常のネジでは引っかかってしまってスイッチが機能しないため、低頭ビスがの使用が必須となります。

今回の日本製旧サラマンダー、入手はけっこう前なんですが、バルカンファランクスが片方欠品していた関係で長い間完品に出来ない状態でした。
こういうパーツが足りない時、なかなか都合よくは手に入らないんですよね。
レストアあるある。

旧サラマンダーには日本製の個体とシンガポール製の個体が存在し、それぞれ別の金型で生産されていました。
写真の通り、バルカンファランクスは日本製よりシンガポール製のほうが砲身?が大きい等造形がけっこう違います。
無論、厳密に言うと日本製とシンガポール製では全てのパーツの造形が違うんですけどね。
慣れればフリマアプリやネットオークションの出品写真でも製造国を見分けられます。
探しましたよ、日本製バルカンファランクス笑

サラマンダーと言えば、2001年発売の新世紀版が旧版を再現した仕様だった事が知られています。
新世紀シリーズでは旧版からのイメージをガラリと変えたカラーリングのゾイドが多く登場した中、サラマンダーのカラーリングは旧版とほぼ同じだったんですよね。
実質復刻版ですよ。
旧好きゾイダー大喜び。
ところが後に、と言うか現在でも、この旧版カラーの再現がサラマンダーに特有の事象を発生させる事になりました。
旧サラマンダーを新世紀サラマンダーで補修、レストアした、と思われる個体が中古市場に度々現れる様になったんですね。
要は新旧のパーツが混ざったサラマンダー。
これが場合によってはなかなか曲者。
さっき店長「慣れれば見分けられる」と書きましたが、実際に写真で判別するのはかなり難しいです。

組済みゾイドの状態に関してはゾイダーそれぞれ許容範囲みたいなのがあるかと思います。
出来る限り完品を求める人もいれば、多少の破損や欠品も気にしない人もいるでしょう。
それは個人の好みの問題なので良し悪しの話ではありません。
ただまあ、完品を求める場合に限れば、やはり新旧のパーツが混ざってるってのは、やっぱり受け入れられない物なんですよ。
旧サラマンダーだと思って購入したら、あれぇ?みたいな経験をしたことがあるゾイダーは1人や2人ではないはず。
何かしら手が入ってるならそう明記するのが筋ってものですね。
今回端子の固定にハトメではなくあえて低頭ビスを使ったのも、補修されているのが明確にわかる様なレストア方法を考えて試してみたという一面があります。
現状売る気はありませんがね。
そもそもそこまでこだわるなら未組み買えと言われるかな笑
皆さんどうよ。
サラマンダーの話、次回に続きます。
ではでは。







