十市(とほち)とは、洪水高潮の場所。
十市氏の祖神は、彼らに繋がる。
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☆1 十市と奈良湖
十市と奈良湖
(「儺の國の星」拾遺50、鹿蹊星*そちのほしより引用)
十市星があった。/”とほち”とは、淡水が地面または海面に溢れる現象を云い、逆に潮水が地面または河面に溢れる現象も表現する。所謂ところの洪水高潮の類が、”とほち”であり、後の”とほち”になったのである。
以前、この回でこの項に触れ、記事を書いた。
奈良に十市郡があった。
礒城(いそき)に合併されている三つの群の内の一つとなる。
土地の元になったのが、十市氏(とおちし)。
この十市は古代、奈良湖の南東部にあたる。
(出典「古代であそぼ」奈良湖推定図より)
http://www.ne.jp/asahi/woodsorrel/kodai/edo/index.html
まさにそこは「洪水高潮の類が、”とほち”」の場所であった。
亀の瀬の三体崩壊により、湖となってしまった奈良盆地。
この奈良湖の水を引いたのが、三輪の神である饒速日命。
その辺りは、この記事で。
十市には、一族の祖神の天火明神を祭る竹田神社があった。
天火明命は、饒速日命。
この地は「礒城」という。
礒神は、饒速日命に繋がる。
彼は高良神=礒良神=(ラは、古語で神、光なので)=礒神
=石上(いそのかみ)=饒速日命。
神話の神は全て彼らなのである。
もしかすると、礒城とは、(大和での)彼らの住いを意味するのかもしれない。
( つづく )
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