昔、脊振山に弁天様がいらっしゃった。
弁天様は英彦山のシャクナゲが欲しくてたまらんかった。
この昔話、神に繋がる。
「神話の真意」長いのでちょっと休憩。
神に繋がる脊振山の弁天様の話。
★目次
☆1 シャクナゲが欲しかった脊振の弁天様
☆2 脊振と英彦山の神様
☆3 英彦山の大己貴命と宗像三神
シャクナゲが欲しかった脊振の弁天様
昔、脊振山に弁天様がいらっしゃった。
英彦山での神の集会に参加した時、シャクナゲが欲しくてたまらなくなった。
こそっと一本持ち帰ろうとしたら、英彦山の天狗に見つかって、やむなく途中で投げ捨ててしまった。
そのシャクナゲは麓の竹ノ屋敷に落ちていった。
懲りずにまた英彦山に取りに行く。
また天狗に見つかって、今度は鬼ヶ鼻に落ちてしまった。
それから、脊振にはその二カ所しかシャクナゲが咲かなくなった。
鬼ヶ鼻付近のシャクナゲ
爆風だった。
鬼ヶ鼻の山頂標識
脊振と英彦山の神様
脊振には弁財天が祀られている。
英彦山の大己貴命と宗像三神
英彦山には市杵島姫命の他に、大己貴命と他の宗像神も降臨している。
だが、宗像神は一柱の神であり、女神天照。
神話の誓約で「天照が吐いた息から生まれた者」は、四柱が同神と示唆するもの。
(詳細、以下の記事)
市杵島姫命=宗像神=女神天照
英彦山の宗像三神は、一柱の市杵島姫命。
それが大己貴命の夫婦神になる。
(后とされる田心姫と市杵島姫命は同神)
彼女は饒速日命の后である御炊屋姫に繋がっている。
つまり、市杵島姫命は女神天照であり、御炊屋姫。
夫婦神の大己貴命が男神天照であり、饒速日命。
大己貴命は大物主神であり、三輪の神であった。
御炊屋姫は、大神神社の御炊社に豊受大神として祀られている。
そこでも「夫婦神」なのだ。
市杵島姫命=女神天照=御炊屋姫
大己貴命=大物主神=男神天照=饒速日命
以下の記事に「彦山修験道縁起」を載せてます。
英彦山に降臨した大己貴命と宗像神の話。
脊振の弁天様の話を作ったのもおそらく修験道の方々。
また、「脊振縁起」にも、このようなものがあります。
後に、彼らは英彦山を天照の子という天忍穂命(あまのおしほのみこと)に譲る。
これも同神を示唆するもの。
記事内の考察や写真、イラストなどの使用は著作権のルールに沿ってくださいますようお願いいたします。
*******************************************
X(Twitter)
古代や神のこと、少しずつつぶやきます。
小分けなので分かりやすいかもです
フォローお願いします
https://twitter.com/sakura15335?t=zywdh8uJGIhzvxAk28C_Tg&s=09