熱海が大きな災害に見舞われました。
この数年、毎年豪雨による被害がありますが、
今年は、西日本豪雨から3年なのだそうです。
当時、ぼくは真備町にボランティアに行きました。
そのときに体験したことと、
ボランティアに行くなら持っていった方がいい装備
についてまとめたレポートを以前配布したのですが、
現在もダウンロードできます。
今後、熱海にボランティアへ行くことを考えていて、
初ボランティアの人には役に立つはずです。
このレポートは、
ぼくにとってのボランティア活動でもあって、
登録などなしで無料にしてありますので、
よかったら読んでみてください。
ところで、災害ボランティアをすると、
偽善だ!
とか、
素人が言っても邪魔だ!
とか、
自己満足だろ?
なんていう心ない言葉をあびせる人がいます。
実際に、ぼくも災害ボランティアはするな。
という論調を聞いたこともあります。
それはやはり、
災害地に素人が行っても、
プロの活動を邪魔することになる。
それより、働いて稼いで、
そのお金を寄付した方がいい。
みたいな意見のようです。
たしかに、その意見も一理あります。
本当のところ、
災害ボランティアは意味がないのでしょうか?
ぼくの真備町での経験から答えると、
災害ボランティアはすごく役に立っています。
まず、やはり街を1日でも早く元に戻すには、
人手が必要です。
真備町は広範囲の被害を受けました。
だから、土砂を掃除するだけでも数ヶ月かかっています。
屋内まで浸水した家屋は、
解体するしかないものもありました。
でも、解体するだけでも業者に依頼したら、
大金がかかります。
これを、ボランティアで参加した大工さんを中心に、
みんなで行えば、家主はすごく助かるんです。
つまり、災害ボランティアは、
路面を掃除するだけではないわけです。
それだけの作業を、
自衛隊や現地の人たちだけでやっていたら、
1年かかっても終わらなかったでしょう。
次に、実は現地の人の支えになるんです。
ボランテイア中に聞いた話です。
水害にあった家屋でも、
掃除をすれば住めるものもあります。
ただ、汚泥が染み込んだ柱などは、
1度拭いても中から汚泥が染み出してきて、
すぐにまたイヤな臭いがしてくるんですって。
だから、もう一度拭くわけですが、
また数日で染み出してくる・・・。
それを何度も何度も繰り返していると、
だんだん心が折れてくるそうなんです。
そういうとき、
ボランテイアが手伝いに来てくれると、
一人じゃないことを感じられて、
気持ちが救われるんですって。
つまり、ボランティアって、
作業というかたちでの人と人の支え合い。
ということなんですね。
だから、ぼくは、
災害ボランティアは意味がある!
と言いたいんです。
2008年のリーマンショック以降、
さらに去年の新型コロナ自粛で、
人の間のギクシャクが強くなった気がしませんか?
いまの時代こそ、
こういう支え合う文化を大切にした方がいい。
そう思うんですよね。
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