Yoっち☆楽しくグテを綴る♡

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テテとグクの Me Myself写真集にインスピレーションを得て【群青と真紅】をブログ内で執筆中です️

現在は小説を執筆中☆
【群青と真紅】絶賛連載中

小説以外では推し活について書いたりします


前回の物語

物語の続きが始まります✨✨✨



【両家の祝宴】

 キム公爵家の食堂には、チョン伯爵家のセオドラ卿が、執事のハンスを伴って既に訪れていた。
ジョングクとセオドラ卿は、数日前に宮廷にて叙任式(Investiture Ceremony)に出席し、それぞれ新たに爵位を与えられている。セオドラ卿は、侯爵の地位を叙爵され、キャンベル侯爵となった。
ジョングクについてはバーランド公爵を叙爵され、正式に王族になった。

 叙任式の後、王宮で既に国王主催の晩餐会がお祝いとして開かれたのだが、
この日はキム公爵家の宮殿で、両家のプライベートな祝宴が開かれることになっていた。


 大公とジョングクが揃って食堂に着いた。
部屋の中では、テヒョンとセオドラ卿が、食前酒が入ったグラスを片手に、オードブルをつまみに談笑していた。
大公が入ってきた事に気付くと、セオドラ卿がお辞儀をして迎えた。
大公とジョングクもテヒョン達のテーブルにやってきた。
 祝宴のテーブルでは、給仕係の者達が粛々とテーブルセッティングを進めている。
今回の会食では、スミスやハンスなど、両家の主要高位職を務める職員達の席も用意された。

「いつになく、ハンスが正装を決め込んでいる」
ジョングクがスミスと談笑しているハンスを見て言った。
「ハンスもナイトの称号を与えられておるし、我々の先祖の統治時代から代々執事職を司る、由緒ある家の者だからな」
「それを態度に出さない所が、また良い人柄を表しておるわ」
大公が褒めた。良い主人の所には、良い従者が集まり、強い絆が出来るということだ。


 祝宴の準備が整い、両家揃って宴席に着席する。
「今夜は我々の祝宴だ。さっそく乾杯といこう」
シャンパーニュがそれぞれのグラスに注がれて、大公が乾杯の音頭をとる。

「ジョングクの王族入りだけでなく、セオドラ卿も王国に永らく継ぐ家が無かった由緒ある、キャンベル侯爵の称号が授けられた。
せっかく隠居の優雅な暮らしを送っていた所であろうが、これからは《公務》が忙しくなるな」
「はい。子どもを王族と結婚させると、親の自由が取り上げられる事を痛感致しております」
会食の席に笑いが起きる。

「大丈夫だ。自由が奪われるのは私も一緒だ」
更に笑いが起きた。
「まぁしかし、息子達が幸せであればなによりだ」
「父上・・・」
テヒョンが嬉しそうに父親を見つめた。
「では、テヒョンとジョングクの末永い幸せと両家の友好と繁栄を祝い、乾杯!」
『乾杯!』と声が上がる。テヒョンとジョングクは隣同士の席で、お互いのグラスを重ね鳴らした。


「君はこれから《殿下》と呼ばれるのだ」
「なんだか畏れ多く、気恥ずかしい感じがします」
「慣れるまでは仕方がないかもな」
「はい。でも、今私はここにこうしていられる事がとても幸せです」
「うん、、、」
テヒョンは、ジョングクの潤んだ瞳を見て笑うと、その言葉の意味を思い感極まる。

「お腹が空いたな」
テヒョンは、これ以上感情が湧き上がってしまわないように、ナイフとフォークを取って食事を始めた。ジョングクも、テヒョンがフォークで一口目を口に運ぶのを見てから、自分もナイフとフォークを取った。


結婚式を前に、ジョングクが王室の王子の下へ婿入りする為の手続きが、着々と進んだ。正確に言えば必要な手続きは、もう全て整い終えられていた。
その為、実質上既に《伴侶(婿)》となっていて、二人はもうフウフ(夫夫)だった。
後は結婚の儀式を行い、国内外に二人がフウフになった事を公表するだけになった。

「覚悟はしておりましたが、、、」
「ん?」
「あなた様の夫になるということが、これ程大変な事だとは、想像の域を越えていました」
「後悔している?」
テヒョンはニヤリとしながら訊いた。
「まさか!」
ジョングクは笑って即座に否定した。

ジョングクが言うように、結婚までの手続きには、沢山の時間を要した。
王族との婚姻となると、相手の家系を代々遡り調べられる。ジョングクの場合は、元々ヴァンティーダの王族であり、血清を受けていない正真正銘のヴァンティーダの身分なので、ニューマリー族とは婚姻関係を結べない筈だった。
しかし、終戦後にジョングク自身が血清を受けたので、そこはクリア出来た。

そもそもテヒョンがヴァンティーダ族とニューマリー族のハーフである為、事実上問題はないのである。
だがその事を《知っている者》が極少ない、国家レベルで機密の多い者同士の婚姻には、細かい手続きがついてまわった。
これがもし、子を成す事が出来る異性間であれば、国の管理や監視が入る煩わしい事になったのかもしれない。
いくら開かれた王宮であったとしても、国家の法規に関わる事に対しては、何人であろうと遵守されなければならないのだ。


「あとは、お前達二人の婚礼の儀式を残すだけとなったな」
食後のデザートが出される中、大公の言葉に談笑していた顔々が、一斉にテヒョンとジョングクに向けられた。
「はい。色々ございましたが、ようやくここまでこれました」
「二人とも、待ち遠しかったであろう?」
テヒョンはジョングクの顔を見た。
お互い目を合わせると、想いを向き合わせるように優しく笑う。

「国王陛下や大公殿下やテヒョン様を始め、私の父や、、、言い切れない程の多くの人達の助けがなければ、私は今ここにはいられなかったでしょう、、、本当に夢のようです」
皆がジョングクに注目した。テヒョンは肩に腕を回して強く握った。
「ジョングク・・・」
ジョングクもテヒョンも涙目になっていた。
「夢じゃなかっただろう?」
「はい、、、」
「皆がこの日が迎えられるのを祈り、待っていたのだ」

ジョングクは大公の目を真っ直ぐに見た。
「・・・私は、この上なく幸せ者でございます、義理父上」
初めて《父》と呼ばれ、大公は席を立つとジョングクの元へ行って、肩を抱きしめた。
テヒョンは目の前の二人を見て、感激で涙をこぼした。
セオドラ卿も、スミスもハンスも、同席する両家の人達も静かに見守っていた。



 会食が終わり、宴席のテーブルでは食後の紅茶や珈琲、お酒が振る舞われていた。
大公やスミス達などの大人達は、各々談笑している。
テヒョンとジョングクは、酔い覚ましを兼ねてパックスとルネを連れてプライベートエリアの庭園に散歩に出た。

いくらプライベートエリアだとはいえ、夜に差し掛かった時間だ。護衛の者が、二人の前と後にある程度の距離を保ちながら付いてきた。この時にはテヒョンの護衛だけでなく、ジョングク専属の護衛も付いていた。
ジョングクは、自分の立場が、格段に変わってきている事をこういう状況の中でも感じていた。

「さっき、嬉しかったな」
「何かございましたか?」
「君が私の父を《義理父上》と呼んでくれただろう?」
「ああ、はい」
「父上も嬉しそうだったけれど、家族としての絆が更に強く繋がった気がして、僕も凄く嬉しかったのだ」
ジョングクは歩いたまま、テヒョンの肩を抱いた。いつでも素直に、正直に気持ちを伝えてくれるテヒョンが、とても愛おしかった。
「あなた様のそのお言葉が、私は嬉しいです」

ジョングクはテヒョンの目尻に口づけた。
「でも、、、、」
テヒョンは言い掛けて、言葉を止めた。それも少し拗ねているような気配があった。
「でも?」
「僕のことは、いつ夫として呼び捨てにしてもらえるのかな」
余りにも可愛らしい問いかけに、口元が緩んでしまいそうになったが、どうにか堪えた。
「それは、、、内緒です」
「なんだよ・・・」

ジョングクは我慢出来ずに笑い出した。
「ベッドの中では呼び捨てにするくせに・・・」
耳元でコソッと呟く。
「あーー、それを仰いますか?」
今度はテヒョンが笑い出した。
「パックス、ルネ、行くぞ!」
テヒョンが犬達と急に駆け出したので、ジョングクと護衛達が慌てて追い掛けた。
「テヒョン様!お待ち下さい!」
「食後の運動だ!」
パックスとルネは喜んで、テヒョンの周りを走り始めた。

仕方ないなというように、ジョングクは立ち止まると護衛の者達にも『大丈夫だ』と手を上げて合図をした。
暫くすると、フタリがジョングクの方へ走って来た。
「よしよし来たな。何して遊ぶ?」
「ジョングク!ほら」
テヒョンが声を上げると、ボールを投げて来た。
上手くそれを受け取ると、ガス灯の灯りが届く範囲で投げてやった。
 テヒョン達はパックス達が満足するまで、交互に相手をして遊んだ。


 祝宴が完全にお開きになると、チョン伯爵家の馬車が玄関先に並び、帰りの時間を迎えた。
ジョングクも、独身最後の数日を生まれ育った屋敷で過ごす為に帰る。
「次は本当に結婚式の時だな」
「義理父上と水入らずで、楽しくお過ごしになって下さい」
「うん、君もね。あ、バチェラーパーティーで羽目を外さないようにな」
「お互い様でございますよ」
二人は笑った。

 社交界にはなかなか顔を出さない二人ではあったが、テヒョンは王族である為、各界の主要人との交友関係がそれなりにあったし、ジョングクもテヒョンの側近になり、また軍隊に入ってからは様々な交友関係が出来ていた。
独身最後の夜はそれぞれの友人、知人達が、趣向を凝らしたバチェラーパーティーを計画しているようだった。

「ではお休みなさいませ」
ジョングクがテヒョンの手の甲に口づけて暫しのお別れの挨拶をした。
「うん、お休み」
テヒョンの挨拶を受けてから、ジョングクは馬車に乗り込んだ。
「では殿下、式でお会い致しましょう」
「ええ。義理父上もジョングクとゆっくりお過ごし下さい」
セオドラ卿はにっこり笑うと、一礼をして馬車に乗り込んだ。

ジョングクは窓を開けて顔を見せると、テヒョンと、パックスやルネに手を振った。そして馬車は走り出した。
古くからの伝統的なしきたりで、婚約した二人は式まで暫く顔を合わせることが出来なかった。
しかし、テヒョンとジョングクは会えない上に、そばにいられないということで、不安や寂しさに苛まれることはなかった。
それだけのものを乗り越えて来た強さがあったし、そもそも二人を結ぶ絆には、揺らぐという言葉すらなかった。


 ジョングクを見送ったテヒョンに、スッとガウンが掛けられる。デイビスがそばで見守っていたのだ。
今ではすっかりテヒョンの優秀な、専属の従者になっていた。
「さあ、テヒョン様、もう今夜はぐっすりお休み下さい」
スミスが隣に並んで一緒に中へ入っていった。パックスとルネがその後ろを付いて行く。


 いよいよ、国中がテヒョンとジョングクの結婚式に向けて、本格的に盛り上がりを見せてくるようになる。
本人達だけでなく、国民が待ち望んだセレモニーが近付いているのだ。
英国の王子とヨーロッパの英雄の歴史的な瞬間の目撃者になろうと、国内外からロンドンに人が集まりだしていた。



つづく________


サムネイル画像
Chat GPT コーデリア作



さっき来たよ✨







開封したらこんな感じ飛び出すハート
みんでお出迎えみたいでいいね😋👍
特典のトレカが、最推しが先頭😍✨✨


形態の内容も分からず
3形態をとりあえず買ってみたの笑い泣き




まだ開封してない人もいるかな


ここまでにしとこうか