2023.9.30
ラインの宝石 シュタイン・アム・ライン
コンスタンツの宿を出てシュタイン・アム・ライン(Stein am Rhein)に向かいました。
今日の行程は簡単で、コンスタンツから列車で⇒ジンゲン(Singen)、そこからバスで⇒シュタイン・アム・ラインに向かいます。 全行程で約1時間にすぎません。
シュタイン・アム・ラインは「ラインの石(宝石)」というその名の通り、小さいけれどキラリと輝く宝石のように美しい中世の町でした。
バスは町の入り口の門のすぐ前に停まりますので、バスを降りると直ちに中世の世界にタイムスリップします。
バス停の前にある「時計塔の門」(The clock tower gate)です。
「時計塔の門」を潜ると、そこは中世の世界。
下の写真は、「時計塔の門」を町の内側から振り返ってみたところです。
門の内側はハーフティンバー様式となっていました。
ハーフティンバー様式(half timbering)の建物が立ち並ぶ ウンダ―シュタット通り(Understadt)を進みます。
ハーフティンバー様式とは、「半木造」といったような意味で、柱や梁、筋交い、間柱、窓枠などの木の軸組を装飾として表に出し、軸組の間を漆喰等で埋めて仕上げた建築様式のことを言います。
正面に見えてきたのが市庁舎(Rathaus)です。
下の写真の噴水は「市場の噴水」(Marktbrunnen)です。
市庁舎の向かいにある建物のフラスコ画もユニークでした。
市庁舎の前を通ってしばらく歩くと、旧市街はお終い。
その先に、今日の宿 ガルニ・ホテル・ミューレタール(garni-Hotel Muhletal)がありました。ロケーションはGoodです。
私の部屋は、シングルルームでバス・トイレ付。
宿に荷物を置いて、観光を続けました。
チルヒホーフ広場です
(Chirchhofpl.) お祭り用の干し草のロールが置いてありました。
ゲオルゲスキリスト教の聖人ですが、ドラゴン退治の伝説でも有名です。 その概要は次の通りです。
昔むかし、あるところ(カッパドキアの近く)に人に悪さをする獰猛なドラゴンがいました。人々は、毎日2匹ずつの羊を生け贄にすることで、何とかその災厄から逃れていましたが、羊を全て捧げてしまった人々は、とうとう、人間を生け贄として差し出すこととなってしまいました。そのくじに当たったのは、偶然にも王の娘でした。そこにゲオルゲスが通りかかりドラゴンを退治しました。それを見た村人全員がキリスト教徒になったのだとさ。めでたしめでたし。
この町の建物の特徴は、どの家にも立派な壁画とユニークな出窓があることです。
シャルレ―ガス通りに「ライン橋」(Rheinbrücke)が架かっていました。
「ライン橋」(Rheinbrücke)からの眺めです。
丘の上にホーエンクリンゲン城(Burg Hohenklingen)がみえました。
ここからの景色は良さそうなのですが、行くのが大変なので諦めちゃいました。
ライン河に沿って点在する町や村を結ぶクルーズ船です。
船着き場にクルーズ船がやって来ました。
この船で明日の宿泊地、シャフハウゼンまで行けるようです。
電車で行くと4.8sfrのところ、船で行くと32.0sfrと割高ですが、スイス・ハーフフェア・カードが使えて16.0sfrになるそうなので、明日はこの船でシャフハウゼンまで行ってやろうと思いました。
午後になって少し明るくなってきたので、もう一度街を一回りしてみました。
何しろ小さな町ですので、何回も同じところを歩いてしまいます。
一時期、牢屋として使われたこともあるそうです。
聖ゲオルグ教会に隣接して古い修道院がありました。
町のマンホールにも聖ゲオルグのドラゴン退治の図柄が描かれていました。
最後に、この町の魅力を伝えるスイス政府観光局の画像集(ギャラリー)とビデオがありましたので、掲載しておきます。
シュタイン・アム・ライン | スイス政府観光局 (myswitzerland.com)
ビデオはこちら
Movie Stein am Rhein Sommer - YouTube
明日は、ライン滝の近くのシャフハウゼン(Schaffhausen)に行きます。