2023.2.13
ウミガメに会いにノースショアへ
家内が「カメが見たい」と言うので、ウミガメに出会う確率が一番高いと言われる、ノースショアにある「ラニアケア・ビーチ」に行ってみることにしました。
通常、ノースショアに行く場合には、オアフ島を縦断する形で、ホノルルから島の中央部分を一気に北上し、ハレイワに出るのが最短コースですが、私はタップリ時間があるので、島の東側の美しい海岸線をクネクネと走るルートを選びました。
途中、道路工事の渋滞があったりして結構時間がかかりましたが…、
前にも行ったカイルア・ビーチ・パークに寄って、モクルア・アイランドを眺めたり…、
またしばらく走って「クアロア・ランチ」に立ち寄ったり…、
更にしばらく走って、ププケアビーチの近くの「シャークス・コーブ」と呼ばれる
入江の、独特の潮溜りで家族連れが磯遊びを楽しんでいるのを眺めたりしました。
このような寄り道をしながら14:00頃、目指すラニアケア・ビーチに到着しました。
出発したのが9:00頃でしたから、実に5時間もかけて来たことになります。
ラニケアビーチに近づくとウミガメに関する注意書きの掲示板が目につきました。
注意書きの掲示板があるということは、ウミガメが居るということでしょう。
期待が高まります。
注意書きの看板には、
ハワイのアオウミガメ「ホヌ」が食事や日向ぼっこをするエリアです。
カメは海辺に這い上がって数時間、日向ぼっこをして身体を温めたり眠ったりします。
ホヌは連邦法と州法によって保護されています。
エサやり禁止…エサをやるとカメが人の存在に慣れて自然の行動を変えてしまい、人からエサを貰え
ると知ったカメは噛み付くようになります。
接触禁止…カメは野生動物です。彼らを尊重して遠くから楽しんでください。
カメの居るところでは釣り禁止…釣り糸が絡まるとカメに危険です。責任をもって釣りをして
カメを保護してください。
傷ついたり糸が絡まったカメを見つけたら直ちに通報してください。
と書いてありました。
ビーチの端っこの人だかりのする方へ行ってみると…、
お!居ました、居ました!
カメの周りにはボランティアの方によって赤いロープが置かれ、説明書きのプレートも設置されていました。
L-33 マカナ
ハワイ名:マカナ(「贈り物」という意味)
性別:不明(若い個体)
種:チェロニア・マイダス(Chelonia mydas)
推定年齢:15~18歳
推定体重:41kg
若い個体のマカナは、2017年8月にラニアケアで日向ぼっこをしているのが初めて観察され、12月まで定期的に姿を現した後、3か月のブランクを置いて2018年4月に再び戻ってきました。その際に、マカナという名前が付けられ、ラニアケアビーチの家族の一員として迎えられました。
マカナ(L-33)はビーチの南西端のこの岩場で日向ぼっこをしている姿が良く見かけられます。
Hawaiian green sea turtle(ハワイのアオウミガメ)は、食肉を目的とした乱獲や卵の盗取、漁網への絡まり、営巣地の浜辺の減少といった脅威により、絶滅危惧種に指定されているそうです。
生物学的分類の種に表示される「チェロニア・マイダス(Chelonia mydas)」の
語源は、ギリシャ語で「亀」を意味する「chelone」と、「湿気」を意味する「mydos」に由来するそうです。
この日はほかに、泳ぎながら水面に首を出しているカメも2匹見ることが出来ました。
ところで、下の写真の中に、何匹のカメがいるか分かりますか?正解はこの記事の最後に…
念願のカメを見られて私のミッションは完了。
ホッとして、先ほど立ち寄ったクアロア・ランチで買ってきたハンバーガーとフィッシュ&チップスでランチにしました。
ボリュームはあったのですが、ワイキキのレストランで食べたハンバーガーの方がずっと美味しかったように思います。
私はじっとして動かないウミガメよりも、波の襲来を巧みに回避しながらチョコマカと忙しく動き回って無心にエサを啄む浜千鳥(?)の方が見ていて面白かったです。
ラニケア・ビーチからノースショアの古い町「ハレイワ」まではすぐです。
独特の鄙びた雰囲気のある町を散策しました。
ハレイワの町を最後に帰路につき、ハイウエイを疾走して一路ホノルル方面に向かい、1時間半ほどで無事我が家に帰りつきました。
それではクイズの正解です。
岩との区別がつきにくく、他にもまだ居そうな気がしますよね。