北海道の最高峰、旭岳へ | 帰還せよ

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昨日も山へ行ってきました
 
最初は室蘭の方へ行こうと思ったのですが、天気予報を見ると南の方に前線があり、北の方が天気がいいとのことだったので大雪山へ行くことにしました
 
大雪山はいくつもの巨大な火山でできている山系で、北海道の屋根とも呼ばれています
 
神奈川県くらいの面積があるそうです
 
その中でも一番高いのが旭岳です
 
標高は2291mあり、北海道では一番高い山です
 
北海道にあるため気象条件は厳しく、富士山と同じくらいだそうです
 
9月には冠雪するので、夏山の期間は超短いです
 
ロープウエイで1600mまで上がれるので、一応初心者でも登れる山です
 
でも私たちレベルの者にとってはきつい山です
 
 
 
私が大学生だった時、この山にスキーをかついで登ったことがあります
 
もちろん嫌々です
 
5月のゴールデンウイークでしたが、旭岳は深い雪に覆われ、どちらかというと吹雪でした
 
頂上の辺りは凍ってガリガリで、スキーのエッジもなかなか効かない状況でした
 
スキーも下手なのに、重たい物を持ってきつい斜面を歩き、景色も見られず、ただただつらい思いをしたものです
 
 
 
家から旭岳までは約190km
 
朝早くに家を出て、10時過ぎにロープウエイのところに到着しました
 
 
 
道中見えた旭岳
 
高いですねー
 
森の木の上から見えるのっていいですね
 
 
 
この辺ですでに標高約1000m
 
あの一番高いところに行くのだ
 
 
 
 
ロープウエイのところには駐車場待ちの車でいっぱいでした
 
 
 
 
すぐにUターンして離れたところにある駐車場にとめました
 
ロープウエイは乗車人数を減らして運行していたのですぐ乗れるか心配でしたが、大丈夫でした
 
ロープウエイが出発した時は見えなかった旭岳が丘の向こうから顔を出したとき、ロープウエイの中で歓声が上がりました
 
 
 
 
この日の旭川市の最高気温は27度でしたが、標高1600mの姿見駅は気温14度でした
 
とてもひんやりします
 
まずは散策路を通って登山口を目指しました
 
 
 
 
山に入ると、ごろごろの岩場でした
 
とても歩きづらいです
 
砂も荒くじゃりじゃりで、かなり滑ります
 
道中、滑って転ぶ人を8人見ました
 
 
 
 
登ってすぐ疲れを感じました
 
まだ始まったばかりなのに
 
この調子で頂上まで行けるんでしょうか
 
この疲れ感は、その後ずっと同じ感じで続きました
 
尾根を通り、いくつかのピークのようなところを超えながら頂上へ向かいます
 
 
真ん中より右側の奥まっているところが頂上
 
 
 
 
ゴーゴーと音を立てて吹き上げる蒸気
 
 
 
 
雲が下に見えます
 
遠くの山々がいい景色です
 
 
 
 
ひたすら尾根を歩きます
 
実は尾根大好きなんです
 
登山を始める前から、尾根を見るとあそこを歩きたいと思ったりしていました
 
旭岳の登山道はほとんど尾根なので、両側が切り立った急斜面になっています
 
右側
 
 
 
 
左側
 
 
 
 
溶岩の流れた後でしょうか
 
きっと粘性が少ないんでしょうね
 
 
 
 
頂上は雲がかかったり消えたりしていました
 
右側からは雲が、左からは吹き出した蒸気が上がってきて、尾根の上でぶつかっていました
 
 
山の斜面を上ってくる雲
 
 
 
 
高度2000mを通過しました
 
頂上が見えてる!
 
いい感じですねー
 
早く頂上からの景色が見たいです
 
あの奥の方は大雪山の山々が見えるはずです
 
 
 
 
次の瞬間、いきなりガスが立ちこめました
 
ちょっとやめてよー
 
景色が見たいんですけどー
 
 
 
 
やっと頂上に到着!
 
旭岳、2291m
 
 
 
 
何も見えないじゃん!(>_<)
 
 
登ってきたロープウエー側
 
 
 
 
裏の大雪山側
 
 
 
 
ひどいもんです
 
頂上は寒く、気温は10度もありません
 
防寒をして、昼食をとりながら雲の晴れ間を待ちました
 
時々うっすら太陽が見えそうになりましたが、50分いてもついに景色が見えることはありませんでした
 
 
 
さ、下りよーっと
 
 
 
 
滑りやすいところはいっそのこと滑る前提で細かく走った方がいい、
後傾だと後ろに転ぶので、スキーのように前傾姿勢にした方がいい
 
と本当かどうかわからないアイディアを出した人がいたので、小走りで駆け下りることにしました
 
ざくざくの砂利場で半分足を滑らせながら下りてみると、意外に大丈夫でした
 
おかげであっという間に半分ほど下りてきました
 
雲の下まで下りてくると、やっと周りの景色が見え始めました
 
 
尾根大好き
 
 
 
 
姿見駅が見えました(真ん中のちょっと上にある建物)
 
左上に忠別湖が見えます
 
忠別湖は空に浮いているように見えました
 
もっと奥の山の向こうで雲のすぐ下に旭川の町がちょっとだけ見えました
 
 
 
 
やっと散策路まで戻ってきました
 
時間は早かったけど、足がとても疲れていました
 
 
 
 
途中で二人の女性が大量の土を何かに入れていたので聞いてみると、階段を作っているとのことでした
 
ありがとうございます
 
 
 
 
変な花ー
 
 
 
 
姿見駅に戻った途端、周り一面ガスに覆われました
 
帰りのロープウエイからの景色はこんなんでした
 
 
 
 
 
山を下りて、旭岳温泉で汗を流しました
 
さっぱりした後は、食事をしに富良野へ向かいました
 
途中の美瑛町でぜるぶの丘という花畑があったので寄りました
 
 
 
 
近くにジェットコースターの路というのがあったということを思い出して走ってきました
 
ジェットコースターの路というのは、上富良野の素晴らしい景色の中激しいアップダウンを繰り返す長い直線道路です
 
こちらは前回ジェットコースターの路を走った時の話です
 ↓↓
 
今回は景色がいまひとつでしたが、その一部を動画で撮ってみました
 
 
 
 
富良野はつい先日も来たばかり
 ↓↓
 
 
 
こんなにまたすぐ来ることになろうとは
 
あー十勝連峰の山がきれい
 
 
 
 
旭岳から約70km
 
富良野に着きました
 
富良野では、前回混んでいて入れなかった有名なお店へ行きました
 
 
 
 
 
富良野から家までは約110km
 
暗闇の中、約2時間の道のりを走り続け、夜遅くに帰ってきました
 
総走行距離は、約370kmでした
 
 
 
旭岳の山頂から持ってきた、気圧でつぶれたペットボトル