小満は、二十四節気の中では
なじみの薄いものだと思いますが、
小さな命の息遣いが、
天地に満ち満ちていく様子から、
小満と名付けられたということです。
陽気がよくなり、
生きとし生けるものの気が
満ち満ちていきます。
新暦では大体5月21日から、
今年は5月20日から6月4日までです。
小満の初候(新暦5月20日~25日頃)
「蚕起きて桑を食う
(かいこおきてくわをくう)」
食べて育っていく頃です。
蚕は桑を大層なスピードで食べ、
その食む音は雨の音のように盛大です。
桑を食べては四度の脱皮を繰り返し、
最期に繭を作ります。
この繭からとれる生糸は、
明治時代から昭和初期まで
日本の最大の輸出品でした。
日本の近代化は、蚕が支えていた
と言っても過言ではないのです。
小満の次候(新暦5月25日~5月30日)
「紅花栄う(べにばなさかう)」
名前は紅花ですが、
黄色い花を咲かせます。
その花弁から染料が取れるため、
広く全国で栽培され、特に
最上川流域で生産されました。
最高級の紅は、江戸時代には
「紅一匁(もんめ)金一匁」
と言われるほど高価なものでした。
小満の末候(6月1日~4日頃)
「麦秋至る(ばくしゅういたる)」
青々とした眺めが広がります。
この時期が麦にとっては
収穫の秋であることから、
麦秋と名付けられました。
風呂敷ブログ継続5462日目♪
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