日本の二十四節気を楽しもう♪小満♪風呂敷ブログ継続5462日目 | 風呂敷研究家 つつみ純子の和文化研究所 

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風呂敷文化研究家・和文化コンシェルジュのつつみ純子です。風呂敷を通して、日本文化と日本人の知恵をお伝えします。風呂敷講座の他、日本文化や和にまつわるセミナーも開催しております。

小満は、二十四節気の中では

なじみの薄いものだと思いますが、

小さな命の息遣いが、

天地に満ち満ちていく様子から、

小満と名付けられたということです。

この頃から太陽の光が燦々とさし、

陽気がよくなり、

生きとし生けるものの気が

満ち満ちていきます。


新暦では大体5月21日から、

今年は5月20日から6月4日までです。

小満の初候(新暦5月20日~25日頃)
「蚕起きて桑を食う

(かいこおきてくわをくう)」

蚕が卵から孵り、桑の葉を

食べて育っていく頃です。


蚕は桑を大層なスピードで食べ、

その食む音は雨の音のように盛大です。


桑を食べては四度の脱皮を繰り返し、

最期に繭を作ります。


この繭からとれる生糸は、

明治時代から昭和初期まで

日本の最大の輸出品でした。


日本の近代化は、蚕が支えていた

と言っても過言ではないのです。

小満の次候(新暦5月25日~5月30日)
「紅花栄う(べにばなさかう)」

紅花が咲き乱れる頃です。


名前は紅花ですが、

黄色い花を咲かせます。


その花弁から染料が取れるため、

広く全国で栽培され、特に

最上川流域で生産されました。


最高級の紅は、江戸時代には

「紅一匁(もんめ)金一匁」

と言われるほど高価なものでした。

小満の末候(6月1日~4日頃)
「麦秋至る(ばくしゅういたる)」

麦の穂が実り、麦畑には

青々とした眺めが広がります。


この時期が麦にとっては

収穫の秋であることから、

麦秋と名付けられました。



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風呂敷ブログ継続5462日目♪

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