こんにちは。

 

 

渡邉希久子です。

 

 

日本最古の書物、古事記について書いています。
 

初回の序章(1)(2)(3)

イザナギとイザナミ(1)

まだの方は先に読んでからの方が理解しやすいかと思います。

 

 

 

前回、最初の日本の国土が出来た話でしたが

アマノヌマボコを海面に突き刺しぐるぐる回して

刺し抜いた時に滴り落ちた雫がおのごろ島になった。

 

という展開でした。

 

 

これが、例えば北欧神話による世界の成り立ちだと

めっちゃ激しいものがあります笑い泣き

 

ざっくり言いますと

生命の始まりは火と氷で、最初に現れるのが巨人ユミル。

(いきない進撃の巨人か!)

その後、巨人→人間→神という順番で生まれまして

後から生まれた神は巨人ユミルを殺害し

この巨人ユミルの身体を使って、世界が創られます。滝汗

 

世界樹ユグドラジル(wikiよりお借りしました)

北欧神話の世界はこんなんです

後から生まれた神様が巨人を倒して

その身体を使って出来た世界。。。

 

 

 

それに比べ

日本の国生みは、ほっこりしてますね。ニヤニヤ

 

 

さて、最初の国土が出来たところで次にいってみましょう。

イザナギとイザナミの結婚です。

 

 

古事記現代語訳 こちらの文をお借りしています

二神はその島に天降って、天の御柱を見立て、八尋殿を見立てた。そこでイザナギが妻イザナミに「あなたの身体はどのようにでき上がっていますか」と尋ねると、「私の身体は成りに成って、足りないところが一か所あります」と答えた。そこでイザナギが「私の身体は成りに成って、余っているところが一か所あります。


だから私のこの余っているところで、あなたの足りないところを刺し塞いで国を生もうと思うが、どうですか」と言うと、イザナミは「いいでしょう」と答えた。そしてイザナギは「ならば私とあなたと、この天の御柱を行き廻って出会い、『みとのまぐはひ』をしよう」と言った。このように約束をしてすぐに、「あなたは右から廻り逢い、私は左から廻り逢おう」と言った。

 約束し終えて柱を廻る時に、イザナミが先に「あなにやし、えをとこを」(ああ、なんて素敵な男性なの)と言い、その後でイザナギが「あなにやし、えをとめを」(ああ、なんて素敵な女性なんだ)と言った。それぞれが言い終わった後で、イザナギは妻に「女性が先に言うのはよくない」と言った。

それでも、くみど(寝所)でことを始めて、水蛭子ひるこを生んだ。この子は葦の船に乗せて流し捨てた。次に淡島あわしまを生んだ。この子もまた、子の数には入らない。

 

 

まず、初めて作った国土に二柱が降り立ち

そこに天の御柱(あめのみはしら)を見立てますが

この柱は、どうやら婚礼の儀式に使う柱らしいです。

 

また、八尋殿(やひろどの)は、とてつもなく大きな殿

という意味で、八百万の神に使われる八という数字と尋

で、その大きさが表されています。

広くてラグジュアリーなお屋敷だったと思われます。

 

 

そして、二柱は、自分の足りないところを余っているところを

刺し塞いで国を生もうということになり

天の御柱を行き廻って出会い、『みとのまぐはひ』をしよう

ということで合意します。

 

 

ところが、女性である

イザナミの方から先に声を掛けてしまったことで

生まれた子供は、完全な形をしておらず

葦の船に乗せて流し捨ててしまいます。

 

 

 

はじめに生まれたヒルコは、これも所説色々とありますが

古事記や日本書紀の原書であるという説もある

「ホツマツタエ」によれば、ヒルコは、昼に生まれたから

昼子で、昼子姫という立派な役目を果たした実在の人物として

描かれています。


 

ホツマツタエに関してはこちら

 

 

 

 

そもそも、ホツマツタエでは、古事記で言う神々は、実在の人物として

登場しますが、そちらを語り出すとまた長くなるので戻ります。

 

 

子の数にも入らないとされた、昼子姫ですが

ホツマツタエでは、和歌を作った重要な人物とされ

また、この和歌により、天災を防いだり、病を治したりと

今で言う、祝詞の様な呪術的な霊力を持った、歌を歌っていたと

描かれています。

 

 

また、古事記では、"捨てられた"という事になっていますが

ホツマツタエでは、親が厄年の時は、子を別の人に預けて

育ててもらう、という『捨て子』という風習があった。

と書かれています。

 

 

実は実際に、現代でも『捨て子』の風習は地方に残っていて

親以外の人に育てられたという方もいらっしゃるんだとか。。。

 

 

話は昼子姫に戻りますが、このホツマツタエでは重要な人物が

なぜ、古事記では、不具の子で捨てられたとされたのか。

 

 

それは、何か隠したいものがあったのでは?

と、考えてしまいます。

 

 

それは、和歌という言霊の重要性なのではないか。

と私個人は思っています。

 

 

 

 

ではまた、続きます。

イザナギ、イザナミ(3)はこちら

 

 

 

 

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