今日も出陣じゃった
ヒデナガ:兄者、ほんとじゃのう、今週末はもう2回目じゃ。
ヒデヨシ:じゃろう。すぐに蓄えも増やしてやるわい。もう少しの辛抱じゃ。
ヒデナガ:そうじゃのう。うまくいくといいのう。
ところで今日はどうじゃったんじゃ?
ヒデヨシ:おもしろいもんでのう。この間と一緒じゃ。よくわからん。
失敗した点もあるが。よかった点もある。
わしは、自分の思いは伝えたつもりじゃ。伝わった気がする。
じゃが、向こうは人事のプロじゃ。自分の気持ちは見せてはくれん。
「気持ちはわかった」言うかもしれんが、仕事とは別とも考えよるかもしれん。
怖いのう…
ヒデナガ:じゃで、人事ちゃあ、そういうもんじゃで。
会社にとって、その人間がどれだけ儲けさせてくれるか?
そこじゃろうのう。
兄者の伝えたことが、果たして儲けさせてくれるかどうか?そこじゃろうのう。
ヒデヨシ:そうじゃ、コイチロウ、おまえ、なかなか分析しよるのう。
わしゃ、会社を儲けさせちゃる、これから、この気持ちを忘れんことにする。
わかっとったつもりじゃが、抜け取った気がするわい。
ヒデナガ:先が思いやられるわい・・・じゃっで兄者、これからじゃ、兄者は大丈夫じゃ。
ヒデヨシ:なんじゃ、コイチロウにそう言われると、ほんとにそんな気がしてくるのう。
ヒデナガ:その意気じゃ、とにかく終わったことじゃ、ゆっくりしてくれや。
兄者、おつかれさま。
ヒデヨシ:コイチロウすまんのう。もう少しの辛抱じゃ。わしゃ、ぜったい、あきらめんからのう。
連絡じゃ。
ヒデヨシ:仕事には、「本音」があろう。今日はそれがよう解ったわ。
ヒデナガ:なんじゃ、いいことでもあったんか。
ヒデヨシ:紹介所を通しての、実際に仕事をしとる人と話したんじゃ。
ヒデナガ:どうじゃった?
ヒデヨシ:世の中の会社はの、
「人様の役に立つ仕事」と「やりがいのある仕事」、「活き活きとした・・・」
そんな奇麗事ばかりいいよるじゃろう。
わしゃあのう、そんなのは建前も建前、大嘘じゃと思うとるんじゃ。
仕事である限りは、「結果」が求められるのが本音じゃ、そこに働く意味があろうが。
ヒデナガ:「結果」か、兄者はそれを聞いたんか?
ヒデヨシ:そいじゃ、わしも、遠まわしに聞いたつもりじゃったがの。
しばらくたって思うとのう、
向こうはわしにそれを伝えたかったんかもしれんの。
ヒデナガ:仕事の「本音」、「結果」を兄者に伝えたかったちゅうことか?
ヒデヨシ:わしに「その覚悟があるか?」ちゅうことじゃったんじゃろう。
ヒデナガ:それで兄者はどうなんじゃ?覚悟はできたんか?
ヒデヨシ:当たり前じゃ、わしゃ、やる。
仕事は、協力して進めていきたいの。
じゃが仕事は、自分の仕事じゃで!!
これを忘れちゃならん。
反省会
ヒデナガ:兄者、どうだった?
ヒデヨシ:なんじゃろ、自分だけさらけだすじゃろうが。相手は自分のことはなんもいわん。
あの空間はいやじゃ。
ヒデナガ:兄者は、実は聞き役じゃからな。自分の本心をさらけ出すのは難しいじゃろう。
ヒデヨシ:そいじゃ、なんじゃ、恐ろしゅうもあったぞ。
ヒデナガ:なんじゃ、しゃべらんじゃったことはないじゃろうな?
ヒデヨシ:しゃべったが~。わしがしゃべらんわけがないじゃろうが。
ヒデナガ:そうじゃろうな。うまくしゃべれたんか?
ヒデヨシ:ようわからん。うまくいった気もするし、失敗した気もするで。
ヒデナガ:かっこつけとっても、落ちる時は落ちるが、わしに気取ってもしょうがなかろうが。
ヒデヨシ:そうじゃのう、よっしゃ、報告しようかい。
準備していったことは、うまくいったで。よう頭が回転したわ。
ただな、書類のこと聞かれての、少々困った。
書類に書いてあるから聞かれんじゃろうとタカをくくとったでな。
うまくの気持ちよく、伝えられんじゃった。
すぱっと、うまくしゃべれるようになりたいの。
ヒデナガ:兄者、うまくしゃべるのは大切じゃな。
とにかくおわったことじゃ、結果をゆっくりまとうや。兄者、お疲れさん…