反省会 | 豊臣家の人々

反省会

ヒデナガ:兄者、どうだった?

ヒデヨシ:なんじゃろ、自分だけさらけだすじゃろうが。相手は自分のことはなんもいわん。

      あの空間はいやじゃ。

ヒデナガ:兄者は、実は聞き役じゃからな。自分の本心をさらけ出すのは難しいじゃろう。

ヒデヨシ:そいじゃ、なんじゃ、恐ろしゅうもあったぞ。

ヒデナガ:なんじゃ、しゃべらんじゃったことはないじゃろうな?

ヒデヨシ:しゃべったが~。わしがしゃべらんわけがないじゃろうが。

ヒデナガ:そうじゃろうな。うまくしゃべれたんか?

ヒデヨシ:ようわからん。うまくいった気もするし、失敗した気もするで。

ヒデナガ:かっこつけとっても、落ちる時は落ちるが、わしに気取ってもしょうがなかろうが。

ヒデヨシ:そうじゃのう、よっしゃ、報告しようかい。


      準備していったことは、うまくいったで。よう頭が回転したわ。

      ただな、書類のこと聞かれての、少々困った。

      書類に書いてあるから聞かれんじゃろうとタカをくくとったでな。

      うまくの気持ちよく、伝えられんじゃった。

      すぱっと、うまくしゃべれるようになりたいの。

      

ヒデナガ:兄者、うまくしゃべるのは大切じゃな。

      とにかくおわったことじゃ、結果をゆっくりまとうや。兄者、お疲れさん…