今日も出陣じゃった | 豊臣家の人々

今日も出陣じゃった

ヒデナガ:兄者、ほんとじゃのう、今週末はもう2回目じゃ。

ヒデヨシ:じゃろう。すぐに蓄えも増やしてやるわい。もう少しの辛抱じゃ。

ヒデナガ:そうじゃのう。うまくいくといいのう。

      ところで今日はどうじゃったんじゃ?

ヒデヨシ:おもしろいもんでのう。この間と一緒じゃ。よくわからん。

      失敗した点もあるが。よかった点もある。

      わしは、自分の思いは伝えたつもりじゃ。伝わった気がする。

      じゃが、向こうは人事のプロじゃ。自分の気持ちは見せてはくれん。

      「気持ちはわかった」言うかもしれんが、仕事とは別とも考えよるかもしれん。

      怖いのう…

ヒデナガ:じゃで、人事ちゃあ、そういうもんじゃで。

      会社にとって、その人間がどれだけ儲けさせてくれるか?

      そこじゃろうのう。

      兄者の伝えたことが、果たして儲けさせてくれるかどうか?そこじゃろうのう。

ヒデヨシ:そうじゃ、コイチロウ、おまえ、なかなか分析しよるのう。

      わしゃ、会社を儲けさせちゃる、これから、この気持ちを忘れんことにする。

      わかっとったつもりじゃが、抜け取った気がするわい。

ヒデナガ:先が思いやられるわい・・・じゃっで兄者、これからじゃ、兄者は大丈夫じゃ。

ヒデヨシ:なんじゃ、コイチロウにそう言われると、ほんとにそんな気がしてくるのう。

ヒデナガ:その意気じゃ、とにかく終わったことじゃ、ゆっくりしてくれや。

      兄者、おつかれさま。


ヒデヨシ:コイチロウすまんのう。もう少しの辛抱じゃ。わしゃ、ぜったい、あきらめんからのう。