少し特別な理由があり、昨日の学校検診でひかかった患者が多数受診てきた。
一番の理由が、昨日が近隣の小学校が休みになったところが多かったこと。その理由は、前々日の土曜日に運動会が開かれたこと。春の運動会が、この時期多く、二日前に開かれた。このため、振替で月曜日が休みになった。
学校検診で、「耳鼻科を受診しろ」と言われているから、運動会が終わって今日がチャンスとばかりに集まってきたのだ。
もう一つの理由が、近くの小学校で学校検診でひっかかる子供が増えたことだろう。
実は昨年まで自分が校医をしていた。僕の場合、学校検診では極力ひっかけないを基本としているので、学校検診で異常指摘される子供は少なかったはずである。校医が変更になったことで、たぶん増えるに違いない。その増えた子供たちが、続々と近い当院にやってきたのだろう。
学校検診はスクリーニングである。これをきっかけに病気が見つかることもあるだろう。ただ、学校検診でひっかかるのは、耳垢、鼻炎、そして聴力異常である。ほとんどの子供が1回で治療を終えてしまう。もともと通いっている子供でない限りは、学校検診でひっかかって受診して、継続観察が必要なのは、1割もいないように思う。