季節外れの話だけど。
ホットカーペットの磁場カットの仕組みは、
逆向きに流れる電流の熱線を寄せる(交差する)ことで、
磁場を打ち消し合っている。
以前、1階の床下から高い数値の磁場が発生しているマンションの現場に伺ったことがある。
夕方、マンションの各家庭が電力を使う時刻になると、100ミリガウスにもなった。
マンションの1階に住む住人は、ほとんどの人が健康被害にあっていた。
Dさん(電磁波測定器を持つ電気工事士)は、
電磁波の測定値と、電気工事を施工した業者から取り寄せた配線図を照らし合わせた。
床下に無造作に置かれた電線に原因があった。
Dさんのアドバイスで、各々の電線から発生する磁場が打ち消し合うように配線を工夫すると、
磁場の数値は安全基準になった。
電気工事業者は、魔法のように低くなった電磁波の値にびっくりしていた。
電気工事の施工方法は、地域によっても違いがある、とDさんは言っている。
ところで。以下は蛇足になるけれど。
いかにも、事は簡単に進んだかのようだが、そうではない。
電気工事のやり直しには、
マンションのオーナー、マンションを建てた建設会社、電気工事業者の了承が必要で、
そもそも3者は、電磁波の健康被害など認めていないから、やっかいだった。
が、幸運(?)にも、
依頼者が地元の議員と知り合いで、この人の鶴の一声で、まず、建設会社が折れた。
Dさんの提案した工事は、かかる費用も少なく、それも後押しとなった。
依頼者の体調は戻った。
ただ、深刻な健康被害にあった住人については、その後も体調は芳しくないようだった。
磁場の曝露による健康被害では、内臓疾患、癌の発症がある。
建物の完了検査では、電気工事は、きちんと通電できるかが主な確認事項だけれど、
Dさんは言う。
この時、電磁波測定器で、安全基準を超えた電磁波の発生源についても、確認するべきだ、と。
そうすることで、電気工事業者の電磁波問題に対する理解も進むのではないか、と。




