ことのは -12ページ目

穏やか

麗かな晴れ。


真っ青な上空と
前方には入道雲。


プールバックをもった
子供が笑顔でアイスクリームを
ほおばる。


いつもより時間がゆっくり動いてるんじゃないかと

勘違いしそうな
のんきな昼下がり


一度握った手を
二度と話したくはない

強い光の元で…

無憂病

何度同じ夢をみたのだろう


その夢は幸福であり
次の時には孤独となり

暖かみを覚えた体が
孤独の寂しさに曝される。


白く透き通った
ガラス片が身を貫き心を刺し

己は己の肌を求める



月に微笑み、
日に嘆きをこう



暗闇と言えぬ乳白色に
全ての影を写し込む



ただ願う

たまには不安に
怯えず目覚めてみたい

あきいろ

秋の夜は静で
僕の心は流れるよう


沈とはりつめた空気の中

浮かんだり沈んだり


静寂の蕀に心を
赤く染め上げ

目を赤らめ流るる雫は

真っ白なシーツを
秋桜色に加色する。


その色は時に悲しげで
時に明るさを表現する。



秋心と秋の空。


とても勇気づけられるが

その反面、寂しさをも
増幅される。


生をもらったこの時期が
不思議と一番苦手なのだ


秋の空気は
心の色を補色する。