あきいろ | ことのは

あきいろ

秋の夜は静で
僕の心は流れるよう


沈とはりつめた空気の中

浮かんだり沈んだり


静寂の蕀に心を
赤く染め上げ

目を赤らめ流るる雫は

真っ白なシーツを
秋桜色に加色する。


その色は時に悲しげで
時に明るさを表現する。



秋心と秋の空。


とても勇気づけられるが

その反面、寂しさをも
増幅される。


生をもらったこの時期が
不思議と一番苦手なのだ


秋の空気は
心の色を補色する。