言語療法・作業療法に通う価値はどこにあるでしょう
こんにちは
ペアレントトレーナーのイチハシです
言語聴覚士による言語療法 (ST)
作業療法士による作業療法 (OT)
どちらも医療として
子どもにリハビリをしてくださるもの。
自治体で療育につながった時や、病院で紹介されることが多いと思います。
発達障害児を育てるみなさん
私としては、相性の合う療法士さんを見つけたら
ぜひぜひ長く通うことをお勧めしたいです
うちはとある病院のST、OT(それぞれ違う病院)に通うようになって
最初に行ってから・・・
もう7年以上になりますね。
そうなると
ベテランSTさんはもう、なんかね、ちょっとした遠縁の親戚気分です。
(いや、こっちが勝手にね!笑)
今までの息子や、その他いろいろなケースを見てきての
考えを書かせていただきます。
ご参考までに。
何のために通うのか
困りごとへの対応策・現場経験が豊富
専門知識を持つ人による定点観察
長期目線からのアドバイス
なんといっても療法士の先生につながるメリットはこれかなと。
STやOTって
もちろん
通ったからといって劇的に伸びるわけでもないです
うちみたいに重度の障害が、リハビリによって軽度になることもないです。
(あ、年齢による自然な成長で伸びる子はたくさんいますよ♪)
なので
私は基本的には毎月行きますが
スケジュールがタイトならムリに頑張って通うことはせず
忙しい時は隔月にしたり
このコロナ禍では、不要不急・・・?と思って気づけば1年休んでいました。
「忘れられる」と思ってこの間は1年ぶりに行きました
「またおっきくなったな~!」とちゃんと覚えててくれました~
まず
困りごとへの対応策・現場経験が豊富
以前も書きましたが 発達専門病院に通っていても
医師のお仕事は
基本的に統計からのアドバイス・投薬です。
(それは大切です)
家のたいへんさ
普段の困りごと
こんな子どもがどうやって生活をこなしていけばいいの
かんしゃくをどうやって対処するか
生活動作をどう教えていくか
という
血なまぐさい(?)
現場の苦労を目の当たりにし、
対処の数々を考えるのは療法士
そこはペアレントトレーナーも同じですけどね
私がトレーナーをするようになってからは
OTさんと対処法談議で盛り上がることも多いです
ベテランほど百戦錬磨。
アドバイスは普段の生活に生かしやすい!
訪問支援経験があって、
実際に地域の学校や園に行かれる先生は
学校での取り組みや学校への説明の仕方にも明るいです。
学校への説明の難しさ
これについてももよくご存知で相談に乗ってくださいます。
そして
専門知識を持つ人の定点観察
療法士特有の専門知識・見解
これは他の先生にはない視点からのアドバイスがいただけます。
・息子を担当してくださっているSTさんの場合
うちの息子は
一生しゃべれないだろうな、
謎の単語だけを言い続けるんだろうなとずっと思っていましたが
今のベテランSTさん
「この子は話す要素はすべてそろっている」
「ある程度まで話す可能性が高い」
と、幼いころから断言されていました。
他にもセッション中に
「この子はこの壁は乗り越えられるはず」
と息子の苦手な課題アプローチしてくださいました。
正直ぜんっぜん信じていませんでしたが
・・・もちろん自閉症の特徴的な様子は持ちつつも
いまはかろうじてギリギリ、話せているので(状況によりますが)
専門家の見立てって面白い、と思いますね。
・息子を担当してくださっているOTさんの場合
まずはビデオを撮影し、
複数の療法士により、どこの筋肉が弱いか観察
この苦手は、この筋肉の弱さから来ていますねという分析
そのように筋肉を鍛えていくか、ということ
ずっと見ている息子に対し
いずれも専門家ならではの視点で観察し、
その時々の道筋を示してくれる
今すぐリハビリ中にできることでなくても
家庭の中で意識して積み重ねることで伸びる力もある。(実感)
療法士さんのお話はとても参考になりました
さいごに
長期目線からのアドバイス
ベテラン療法士さんほど
(若い先生でも、とっても勉強されていたり)
このタイプの子がどのように伸びていくか
どのような点でつまずくか
この対応の困りごとが何をきっかけに解決したか
長期的にどうなっていくことがあるか、よくご存じです
息子にも
「〇歳ぐらいでこれができてたらいいね」
「○歳までにはこの力は身につけておかないと」
などなど
1年ごとに変わる学校の先生とはまた違って
通っていたら長いお付き合い。
人生を考えたうえでの課題を長いスパンで一緒に考えてくださるんです。
それもありがたい、心強いところ
相談しやすい療法士さんを見つけよう
はじめに長期的に通ってみては?と書きました。
仲良くなってくると
本音でいろいろ聞けるのも、私はうれしいです
進路や、子どもの見立てについても。
これって、長く通ってある程度関係性があるから
聞けるところも、なくはない。(先生によるとは思いますが・・・)
ただ。
今の信頼するOTさん、STさん
私は1人目の先生で出会えたわけではありません。
かんしゃくをおこす地雷を毎回、踏むだけ踏み時間です、さようなら(^^♪
え・・・、これ何の時間?
ということがずっと、ということもあったりして。
とくに自分の知識がない頃は
説明するスタンスではない先生は
しんどかったりしました。
本当にいろいろなんですよね。
ただ、たいていの先生は
自分のニーズや思いを伝えたり
意見を言いあうことでうまくやっていけると思うので
療法士の先生といい関係を築き
お子さんの味方を増やすととっても心強いと思います
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以上、療法士さんとのおつきあいについての考えでした
みなさん、いい先生を見つけたら
離さないで繋がっておきましょうね~
~ 髪爆発してるやつは、だいたいともだち ~