親って子どもに良かれといろいろアドバイスしたくなりますよね~。
こんにちは
ペアレントトレーナーのイチハシです
タイトルは私も常々心がけてるんですけど
アドバイスの前に
一度は子どもの気持ちを、まるごと受けとめる。
これは意識しないと、うっかり忘れそうになります。
子どものケンカで
「うわー、だめだめ、こうすればいいのに」とか
大人目線で見れば
「え、そんなこと気にする~?」
といいたくなる子どもの不満、
「わがままだなぁ」
と思える要求などなど。
じつは親子関係の信頼関係のためにも大切なのが
まずは
「あなたはそう思うんだね」
って受け止めることなんです。
すごく小さいことのようで
これが意外と大切~
というのも、いきなり意見すると
子どものほうに
「自分の気持ちを受け止めてもらえない」
「どうせ親には自分はわかってもらえない」
そんなフラストレーションがたまるんです。
積み重なると…
これ、尾を引きます。
子どもの思春期以降の親子関係に響いてきます
子どもが深刻な悩みに陥ってる時
少しでも
否定されず気持ちを吐き出せる親
素直に相談しやすい親子関係でいられるよう
こっちも人間なんで完璧には無理でも
できるだけ大切にしたいところ
まぁでも
それがなんで難しいかというと
ついすぐ
「そんなことないって」
「気にしすぎ」
「わがまま言わないの!」
・・・って言うのは
ほんとに単に、親からの励まし・アドバイスですよね
でも、とくに難しいのが
発達凸凹などで、特性があると
人にはわかってもらいにくい
独特の思考回路やこだわりがある
・・・ことも多い
ノートが完璧に書けないのがつらい!
ちゃんとしたい!でもできない!っていう葛藤
テストで100点をとれなかったことが耐えられない
ゲームで負けることを何日も引きずる
などなど。
こういう声って、聞いたことありませんか?
そう。診断されてる「The・発達障害」にも限りません
なにごとも人によって感じ方は違う
耐えられないポイントも・レベルも違う
こういう、どうしてもこだわっちゃう、というか
本人の抱える苦しさって
私自身は、
けっこうなにごとも「まいっか」みたいな性格なこともあって
つい理論的に解きほぐしたくなる。
「いかに気にする必要がないか」を説明したくなっちゃうんですが・・・
発達障害に絡む活動をしてきた中で
大人の発達障害の当事者たちに聞いてきた話です
理屈じゃない
頭では無駄だって、
意味ないってわかっていたところで
考えてしまうことをとめられない。
なので説得は効かない
ということなんですね
人によって表現は違えどこのような感じ。
こういう思考回路を持つ人が
ずーっとずーっと
その考え自体を否定されつづけたら
慣れろ、あきらめろ、といわれ続けたら
しんどいですよね。
(説明されて切り替えられる、というう人もいるでしょう
特性の濃淡・思考回路は本当に人それぞれ)
なので。
そんなことないよ!
ってはげますのではなくて
「そっか、そこがつらいんだね」
とまず最初は共感してあげたいところです。
ペアトレでも大切にしている基本で
気持ちには共感
行動は修正
って言います。
しっかり受け止めたうえで
どうにもならない苦しさなら
工夫か・支援か
まわりに迷惑はかけないように
一緒に気持ちの切り替えや発散方法を模索するとか
そんな風に寄り添って上げられたらいいですね
みなさんは、お子さんの話、まずは全部聞き取ってますか
インタビュー気分で
しっかり最後まで聞いてあげて共感すると
女性の会話と同じようなもので
解決してなくても
子どもも聞いてもらうだけですっきりすることもありますよ
~ はい、チーズ ~