CIGARETTE AND RAMENSOUP

CIGARETTE AND RAMENSOUP

煙草とラーメンのスープが好きな奴のブログ







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『もしも建物が話せたら』

諸事情によりスマホからの更新、画像無し。追って載せます。
元町シネマ二回目。あっこで観ると何でも良く見える。全く期待せずに観たしこんな感じだろうなと思ってたら本当にそれくらいの感じだった。芸大の授業で見せられそう系。でも俺は昔も今も真面目だから、こーゆーの寝ないでむしろ自主的に観るタイプなのね。

予告で見る限りそんな渋い建物は一つも無いってか、何でこんな微妙なチョイスなんだ?お前の趣味か?という6つのラインナップ。芸大生なら誰もが一度は聞いたことがあるだろうかの有名なポンピドゥーセンターは大トリ。
実に淡々とさらりとヨーロッパの映像が流れて終わる。
唯一味があったかなあと言えば、図書館かなあ。図書館行きたくなった。本当にいつか暇があれば本を読みたいと思う。あの図書館の中の映像はじわじわ来る。
スタイリッシュ牢屋と研究センターに関しては異世界感が凄い。凄いってのは褒めてるんじゃなくて、スタイリッシュなんだけど美的な趣は無くて落ち着かなくて、何かすげーそこに居たくない的な不快感を覚えた。
演奏ホールとモダンバレエとポンピドゥーは芸術系だけど、いずれも自らは首を突っ込まない領域。だからとても新鮮で新しい扉感ありつつ、正直あんま好きじゃねえよなあという気持ちが半分。

でも、芸術ってやっぱ良いっすね。社会人になってますます思いませんか、俗世間から離れたさめっちゃあるでしょ。そういうとき、おもろさはまあ求めずに、こういう映画もアリです。

正直めちゃくちゃ良かったんじゃねーの?って俺は思うのだけど
同じ町田好きのオカンと見に行って、終わったあとボロカス言うから、
まじでそういう感想になんの?て度肝抜かれました。

確かにその時代にリアルに生きてたら見方変わるってのもわかるよ
俺は何も知らない純真なお子ちゃまみたいな見方だったからさ
言い換えればあれだろ、もしビジュアル系バンドをテーマとした映画があったとして、
その代表みたいな描かれ方がアシッドブラックなんたらみたいなんだったら腹立つだろーし
そいつが出てる時点でクソ映画って思っちゃう、気持ちはわかるけどー
やっぱ映画は一人で見るべきなのかなあと思って悲しくなりました

ずっと気になってていつかは入るぞーと思てた元町シネマ
あっこらへん夜になったらどこも閉まって人気もめちゃ無くなるのにさ
GWだからかまだ有名な芸能人出てるからなのかわかんないけど
まあまあ人集まってさ
しかも、微笑ましくなるくらい絵に描いたようなザ・サブカル女子(一人で来てて待ち合いスペースでマックのノートPCでiTuneで何かやってた、厚いボブヘアーでツンとした感じの)(もう一人いたな、めちゃくちゃ70年代ルックの女)とか、ライダース着て一人で来てる青年とか、髪が腰くらいあってちょっと恥ずかしいくらいロックな恰好のおじさんとかね、てかサブカルカップル何組か。あと元気良さそうで何でも吸収しそうなクリエイティブ系っぽい青年も。すごい良い空間だったなー。うらやまし過ぎると思ったー。まじでコネクション欲しいと思ったよ。

話反れたけど、俺は純真な子供みたいに感覚だけで映画見るからいつも、
これはイントロというか入りから期待通りでめちゃめちゃ良いなと思った
爆走の先頭映像、よう撮ったなと思った。意外とこういうカットのある映画ってあんま無いのでは?
てかフィルターなのか何なのか、音や色がぐわんぐわんしてる感じ?めちゃめちゃサブカルアートしてて最高~って思っちゃった。効果音、BGM、がもちろんセンス良し。いろんな映画観てる人だってこんなハイテンションで無茶苦茶続き構成の作品やったらインパクト大でしょう。帰りの景色も人生で辛いことも、映画のように思える、ようになれる。くらい。DVD欲しい。邦画の中では僕は控え目にゆうてもSの下のA-かB+くらいやと思いますよ。

『ひとまずすすめ』 


私は何を期待して借りたんだろうなぁ。 
まずマニアック映画借りたときあるある、当然2時間あるもんや思て見始めたら30分で終わり度肝抜かれるていう。 
30分しか無いんやったら、やっぱり何かしらパンチや映像美はもっと必要。あまりに普通でサラッとし過ぎ。綺麗めにしたいなら『百万円と苦虫女』『空気人形』あたり、パンチ系なら『けものがれ~』みたいにしてほしかった。ストーリー無くていいから、その女の憂鬱を映像美で表現しないと。退廃的な美でも良いし。 
完全に監督が新人過ぎるからだめなのか。監督がわっかい薄っぺらいその辺のチャラい兄ちゃんみたいで興醒め。どういう視点で撮ってんねんと。ばかにする気満々かと。 


『娘・妻・母』 


パッケージに写真がほとんど無かったから、古い日本の女の苦労描いた映画見たいという思いだけで一か八か借りたけど、思いの外こちらは映像が綺麗かった。例えば喫茶店の内装デザインや当時の女性のメイク服装。 
あと印象的だったシーンはやはり、出戻り30過ぎ女が良い感じになってきた男のマンションに行くことになり、徐々に距離が詰まっていくところ、、。リアルでも一番きゅんてするとき。あの描き方良かったと思います。ドキドキした。さっきの映画も、同じ"ええ歳した大人の恋愛"で、見るのも恥ずかしいようなもんなんだけど、こちらは良かったですね。 


『1980』 


期待通りなかなか良かったです。アート系邦楽ミニシアターの王道な感じで安心して観れました。 
最初の主人公っぽい奴の語りとOPアニメがとても良かったんだけど、そこから主人公は一切主人公じゃなくなり…ちょっと裏切り。あのオタッキーな語りもうちょい見たかった。 
喫茶店の喫茶店らしくなさが気になりました。良いんだけど。撮ってる映画の訳わからなさもまた80年代っぽい。 
インテリアにものすご凝ってましたね。時計仕掛けのオレンジっぽさ。 
最後失敗に終わり自暴自棄エンドパターンはほんと好き。これぞ人生、これぞゲイジュツ。 

今回は“日本の底辺三部作”といった感じのラインナップ
最近頑にアンチ洋楽アンチ洋画日本万歳な気分なんで


苦役列車



もちろん芥川受賞のときからずっと気になってはいて、すぐ読めば良かったのだけれど、
ずるずるここまで来て結局映画で安易に見てしまうというね
でもちょっと後悔というか、多分原作の文章のみの方がおもろいんやろなこれっていう感じがした。
私の好きな、底辺を描いた作品というジャンルでいうと、『けものがれ、俺らの猿と』、『闇金ウシジマくんフリーター編』と同じ路線になってんなあと思ったし明らかにその2作の方がパンチ力は圧勝である。
登場人物が3人しかいないので、ほぼキャスト命になってくるのだが、俺はキャストがいまいちだったかなと思う。森山未來は演技は上手かったとは思うけど主役ってなると華が無さ過ぎるよなあ。高良健吾は俳優顔過ぎて今回の世界観にはものすご違和感あった。あんな正当派リア充みたいな男がバイトでもこんな職選ぶわけなくね?ていう。もう少し普通っぽい子で良かったのではないかと。ほんでまあ何を隠そう前田敦子がブス過ぎてブス過ぎて。ずっと、前田が出てるから見るのためらってた部分もあったんだ。本当に私の好みの真逆の顔をしているので不快指数がやばいのである。ブスはテレビに出ないでほしいよなあ。最近見た中で勝手にキャスティングするなら、クドカン・菅田将暉・能年ちゃんの3人でやってほしいな。
とても地味な仕上がりになってしまったのは残念。底辺こそのパンチが欲しかったです。見やすかったけど。
あと本をすごく読みたくなりました。今はそんな余裕無いから、老後の楽しみやね。


ぼんとリンちゃん





すごーくマイナーな映画を借りてみました。サブカル臭いマイナー邦画ってめっちゃわくわくするよね!有名役者0です。
恋愛映画かなーと思ってたけどそうじゃない感じに終わって満足でした。地味だけど結構良かった。
この主人公の女の子が見た目も喋りもとってもリアルで良かったですね。そう、顔面レベルとか服装とかが超リアルやな。
に対して弟はこれまたバリバリの俳優顔だったのでちょっとマイナス。
風俗嬢役の子、むっちゃ鼻高くて美形だなーと思って画像検索したらそうでもなかったんだけど、アイドルって結局こうやって汚れ役多いの笑けんな。
哲学的なことをぐだぐだ言う映画、わりと好きなんです。主人公の子、超良い事言ってたと思う。脇役の女子高生の会話とか、ネットで中継とかも今風かつリアルで良かったですね。ただ映画全体がストーリーに注力し過ぎちゃってて、アキバ感とかオタクとは何ぞや的なカラフルな遊び的なところがあんま無かったのは残念。


クワイエットルームにようこそ



「に」じゃなくて「へ」やと思うねんけどな。
何故かKERAファッション続出で、懐かしい気持ちになりました。ってのと、ええ年した大人がやはりボーダーのニットとか着てると一気にヤバい感じが出るなと、思いました。気を付けよう、ってか。
これはキャスト結構良かったと思う。文句無しの美人内田有紀。蒼井優、実は顔小さい説はほんまっぽいなとこれ見て改めて思った。鼻低いのは残念だけど。
クドカンみたいな夫欲しいやべえってなった。この映画の感想はそれくらいしか無い。
サッドティー



サブカルな風が漂う人たち。
監督や原作者が芸術系学校出身の人間で、その環境を描いたのだろうなあというのが伺える映画っていうのはだいたい好きです。
ただただ青柳文子がかわいかった。ほんで文子は完全に観客のおとり的な立ち位置で、ほんまはこの無気力で性格の悪い今風の男(監督自身を投影しているのでは?)を中心に話は展開され、あとはイライラするくらいブスで頭の悪そうな女が4、5人ほど出てきます。+ちょいきもい男も2、3人出てきます。文子はあまりストーリーには関係ありません。まあそんなにストーリーがある映画でもないのだけれど。
でも一人一人が見事見事に超リアル。キャラも喋りも。ドキュメンタリー映画かと思うくらい。お芝居感0なのでそれで気持ちが冷めることが無く見やすいです。
文子のキャラはあまり明かされなかったのだけど、もし文子が出てこなければ、なんだか女をばかにしたような映画になってしまったかもしれません。いつでも男のことを考えていて、男にすがることしかできなくて、みたいなブスたちにはイライラしました。私は文子みたいに美しくなりたいです(見た目の話です)


曼荼羅



ザ・サブカルムービーでしたね。しかもレトロ感がすごい。70年代の匂いプンプンです。
ザ・”昭和の美男美女”がでてきてそれはとても美しいです。現代にはいない正当な美しさかなと。どうやら4人出てきてたらしいのだけど、その男2人女2人の違いがまるでわからんかった。喋り方も声も見た目も特徴が無さ過ぎてというか似過ぎてて。何故か全員関西弁だった。それがまたレトロに感じた。今おばちゃんの人も昔はこんなイケイケだったのねみたいな。
人物どころか、設定もストーリーも非常に難解かつ奇抜なので、あらすじを検索して読みながら見ないと何のこっちゃあわかりません。てか読んでもよくわかりません。
先鋭的な全共闘の左翼学生、単純再生産の法則、ユートピア、わざと難解な台詞を入れたがる辺りが、いかにも70年代アングラだなあという感じです。
しかしエロシーンもあまりエロく感じず、暴力的シーンもただ嫌悪感を感じるだけ、だらだらとした後半も効果的には感じず。この手の映画を見る事自体、もうしんどくなってきたのかなあ。もっと若い頃だったら新鮮味と好奇心で乗り切れたのかもしれないが。
前半に出てきた白い部屋と日本庭園はとても良かったと思います。
『マザーウォーター』




まったりほっこりゆるーい邦画が見たい、そんなときってあるよね、サブカル女子ならさ。ってことで借りたわけだが、最初の40分までは、そうそうこういうのが見たかったんだよってなってたけどそっからはもうずっと一緒。さすがにもう少し変化がほしかった。CMみたいな映画です。CMの尺くらいでちょうどいいです。ええ感じのCMを無理矢理2時間に伸ばしたんちゃうかくらいの。
あまりに変化もストーリーも無いもんだから、気にしなくていい細かいことがだんだん気になってくる。このオバアのキャラうっとおしいわあ、だいたいこんなひっつめ髪の婆きょーびおらへんやろ、ほんでこの赤子、なんで犬みたいな名前やねん、小林聡子と小泉今日子は役者に染まり過ぎて喋り方に人間味が無さ過ぎる、お芝居過ぎて感情が無さ過ぎて日常的ムービーのはずなのに少し違和感。最後、人との関わりって大事だよね~みたいな道徳の押し売り的な流れも鬱陶しかった。ちなみにこういう層がインスタとかにいるのも俺は嫌いである。
ほんで最大の欠点は京都でロケをしているにも関わらずほとんど京都らしさは感じられなかったということ。役者はバリバリ標準語なんも輪にかけて違和感。晩ご飯食べにおいでよ、ゆうて洋食かえ!てなったし(笑)カフェの内装もこれまた全然味が無い。山も谷も無いのだからせめてもう少し映像美で見せてほしかったなあと思った。やっぱり色彩が私には薄過ぎた。たまにはこういうのもいいかなーと思たけど、せめて、もう少しだけ、色やスパイスがほしかった。



『奇妙なサーカス』


これはこれでまた胸焼けである。知っとってんけどさ。園子音は俺あんま好きじゃないってこと。好きじゃないってか、明らかに下品も下品で、私が見ても恥ずかしくなるくらい中二病にもほどがあるだろっていう捻りの無さ、過大評価され過ぎなことは明らかだと思う。愛のむきだしはまだしも、他の作品ははっきり言ってゲロである。なのにまた見てしまった。だって誘いだけは強いんだから。功太もぱみゅも絶賛してるから。いやこれはあかん。何度も言うけどこいつのやり口は明らかださいやろ。サブカルムービーなめんなって言いたくなる。エログロでももっと斜め上に撮ってほしいんだよ直球過ぎんだよお前のはだからくそだせーんだよ。もう見たくない。まだ評価される前の作品だったのかもしれない、ケータイがガラケーだったからああちょい古い作品なんだなって思た。
何度も言うが、本当に恥ずかしくなるくらい捻りが無い。サーカス?シスター?血?切り傷?車椅子?ピアス?おっさんと幼女?洋館?精神病?夢か現実か小説か?リアル中学生が撮ったんじゃねーかって感じよ、まじで。エロ要素は相変わらず直球でただただ気持ち悪いだけ、美しさが無い。病み要素も本当に安っぽい。しかもぐだぐだと長い。
唯一良かったのはいしだ壱成がゲロ美しかったこと(笑)
見てよこの感じ!↓


いしだ壱成が出なかったらFランだったのがこれでギリDに滑り込んだ感じすかね。彼は最高ですね。



『海月姫』




とまあ自分で選んだくせに文句タラタラのあとの安全パイ。最近フェードアウトしてるのが本当に残念で仕方無いのだが能年玲奈は数少ない、わりと好きな顔なので楽しみながら見れた。男が女装してるのも好きだし、ファッションも好きだし、オタク喪女も好きだし、イライラ要素が無かったので終始ストレスフリーであった。
オタク喪女たちの感じ、普通の学生生活を送った人にはピンとけえへんねやろけど、私としてはわりとリアルかもなあと思いました。完全に高校を思い出しましたね。あくまで漫画の中のキャラみたいな感じで描いているのだけれどほんまにオタクってトリッキーですからね。信じられへんと思うけどまじでおるからこーゆー奴っていう。てか高校の奴らほとんどこんな感じやったでみたいな。太田莉奈と篠原ともえはナイスだった。

衣装デザイン、美術のセンスも立ってて良かった。キャストの選びも良かった。恋愛ストーリーになりそうで最後全然ならなかったのも良かった。
女装の子が、男のとき全然パッとせーへんのにすごいかわいくなってたのが良かったですね。こーゆーファッション好き過ぎてる若者見るん好きなんです。しかも映画でしか見られへん、何系でもない色の取り合わせがね、映画ならではです。







なかなか良かった。似た系統の『吉原炎上』、『細雪』、『活きる』に比べると面白かったです。不幸な女の映画は最高だ。途中ちょいちょい笑たもん。あまりに不幸過ぎてそれがもう最高過ぎて。ざまあ的な笑いちゃうよ、最高過ぎてだよ。今丁度観たいものを上手いことチョイスできたな。リアルタイムな、今観とくべき映画であった。

女に生まれてしまった以上、あまり考えないようにしていた、男に対する憎悪が呼び起こされてしまう。勝手気儘に種を植え付けるだけ植え付けて、その後の苦労は何も引き受けなくて済んで、何となく男ってそんなもんだよねみたいな感じで横柄さも浮気も流されて。冷静に考えたら殺意しか沸かない。その殺意を、これからの人生は目を瞑りながら生きていくしかない。

主人公まじ自分みたいだったなー。あの女友達がちょっと立ち位置謎やけどまたリアルだったな。ひょっこり生きてる的な。あーゆー愛敬ブス的な奴の方が幸せっぽい展開になるんだよなあ的なな。そら苦労してなくはないんやろうけどみたいな。あと息子の嫁のブス具合にがっかりとか。全てがリアルで共感しまくりだった。岩下志麻まじきれかった。

余韻0で唐突過ぎるブツ切れエンドが残念だったが。人生てそんなもんなんだろうなあ。他人に振り回されて、でもよく考えたら自分が引き起こした因子で、泣いてばかり。
クズの男と結婚して、クズの遺伝子をまんま受け継いだ息子に泣かされるって流れが情けな過ぎて泣ける。

今から思い返してみると、序盤、結婚が決まって幸せいっぱいにスキップ、なんてシーンがあるんですよ。「もう、何の話よ」「縁談よ。◯◯さんならいいでしょ?」(物凄くショックそうな顔)「どうしたの?◯◯さん嫌だった?嫌なら断ってもいいのよ?」「………ううん。私…すっごく嬉しい!!!」嬉しいんかーい☆つって視聴側からするとちょっと長くね?てくらい大袈裟で、美人でしかも幸せが決まりやがってむかつく、としか思えないんですが、全体通して見ると幸せなシーンは本当に一瞬でそのときだけだった、誇張してたあのシーンが全て観終わると効いてくる。人生の幸せなんて本当に一瞬だってことなんだ。

映像美ですが、夏の風物詩は綺麗ですね。彼岸花とお墓のシーンもきれかった。東京出てきたときのレトロ感も良かったね。あいつはマジリアルブス過ぎるけど。。
『ベイマックス』


いつかちゃんと見たい、見なあかん思ってたこの米CGアニメ映画系。普段アメリカはことごとく毛嫌いしてるのだが、日本風の街が出てくると聞いたので、アジア街フェチとして、ようやく重い腰を上げることとなりました。
音楽でも映画でも、「古いけどセンスだけは凄い」作品と、「最新技術満載で鉄板芸も詰め込みで思わず心動かされる」作品、どっちを高く評価するかは難しい。もう好みの問題やね。
そう、クリエイターの力の結集と鉄板芸の詰め込み具合、そんな色んな要素でもう普通に泣いてた、ベタに凄えなあって。
でもそれは美的センス云々とは少し離れてる。
美術要素である街の方はというとわりとまんまブレードランナーだったしなあ。もう先にやっちゃってるからね。同じことやっちゃえばもうパクリでしかない。
でもアクション映画の全ても詰め込まれてて、正に大人も子供も楽しめるストーリー。完成度も恐ろしく高いよなあとは思った。思ったけど、うーん、やっぱベタはずるいし、何でもそうだけどセンス<技術になっちゃうとださくなるからね。ほんで何よりアメリカはやっぱ認めたくねえという斜に構える俺なのであった。
娯楽映画としてはほぼほぼ満点。CGがもうここまで出来るようになったんやったらアクション映画はまじでもういらんなって思うよね。でも娯楽映画だからね。遊園地と美術館どっちが上ですかって聞かれたら、上って何やねんていう疑問は置いといて、まあ俺は、てか普通に美術館の方が上でしょってことですね。


『ガラスの墓標』(原題:CANNABIS)

てことでこっからはいつものサブカルチョイス。仏映画です。
これはこれでちょっとイラついたというかなんだかなーていう感じの後味でしたが。セックスと殺しはもううんざりだー。
映像美は良かった。室内のインテリアや色味が恐ろしく綺麗でお洒落。いらんシーンもまあまああったけど。同じ系統だけどバッファロー'66よりは好きかなー。
サントラも注目してしまうポイントだが、クリームっぽいぬるいロックでちょい残念。


『涙女』





これも中学んとき買ったミニシアター本で気になってて感動の再会。
うわあああめっちゃ良かったー!!!こーゆーのが好きやねんこれDVD欲しーなーやっぱ中国映画がいっちゃん好きやーー韓国ムービーコーナーに置いてたくせにやっぱ中国やんけってゆー
アジアの貧乏そうな女って哀愁漂い過ぎててたまらん。感情移入しまくりだ。
色が素晴らしく綺麗でしたね。コントラストバチバチ最高~


『マレーナ』

ジャケの雰囲気とは打って変わってなんとしょーもない話なんだろう。涙女の反動で余計。映像も全然俺好みの色じゃない。
こーゆー色んな映画観てて思うのは、案外どこの国でもいつの時代でも、男女の考えることってそう変わらなくて、しょーもないなーて思いますねー。昔の人とか外国って漠然と凄いイメージあるけど多分全然そんなことないんやろなっていう。


『スローガン』


うっかりガラスの墓標と同じ監督のを借りてしまったようだ。同じ監督あるある。もう調べてへんけどストーリーも前作と似過ぎてるしキャストも一緒ていう。パッと見かわいい風の70'Sフランスギャルですが、よう見たら馬面ブスなのでイラッとします。てかイケメンヤリチンチョイ悪オヤジと、男のことしか考えてないギャルの話なんて一つも共感できないよ!(怒)どっちも嫌いなタイプやん。
映像はこれまたオサレではあったが。70'S感バリバリのインテリアだったり。テンポも良かった。でもストーリーはしょーもなくて男にも女にもイラッとするしまあ前と一緒。
『ガンモ』

このパッケージから、白人の子供が主人公の癒し系ミニシアターを想像する、が、
とんでもない、意外とパンチ効いててワロタ(笑)
私ホイホイな感じだったから良かったものの、ほんまに癒しを求めて借りた人は裏切られ感ぱねえと思う。こういうパッケージ詐欺があるからミニシアター鑑賞は面白い。
アメリカ顔の不細工な少年が結局主人公っぽかったのが残念だったが、これはアタリだったすね。

ガウディと続けて見たから、またも異常者出てくる系かよ欧米こえーよってなった。まじアメリカ人怖い、おぞましい。ちなみにこれはほぼ異常者しか出てこない。
しかしそれだけではB級映画。
欧米のグラフィックデザイン凝ってる系の雑誌をそのまま映像にしたみたいな感じ。中学生のとき初めてNYLONを読んだときの感覚に似てる。意味の無い謎のページとかわざと入れてる感じね。オサレ映画、に仕立て上げた不気味と狂気と鬱がリアルな映画。ストーリーは特に無いPV風で、ラフに?計算高く?コラージュされてる。素晴らしく俺好み。
ケンパークっぽかったなあ。ぼくのバラ色の人生、ウェイキングライフ、ブルーベルベット、住宅地を舞台にした映画多いな。。
色も青系やピンクが綺麗に出てたし、ホームビデオ風のカットを交えて、シーンの切り替えが多くてダレずに見れたし、デスメタルが要所要所で使われててナイスと思た。そこだけでもだいぶポイント高い(笑)エンドロールでまたギヤーーーーーーてなったのが完全に笑かしにかかってる。シュールさが非常に気持ち良かった。
こーゆーの好きだからどんでん返し系の映画とかほんとつまんねーしだせえって思っちゃう。オサレな映画っていうのはな、バリバリ伏線か?みたいなシーン入れといて最後まで回収しませんから(笑)






『渋谷』


何年の作品なのか。カラオケのイメージ映像みたいな"00年入るか入らんかくらいの都会の懐かしい映像"求めててんけど大島優子とか出てくるし絶対新しいやんってなった。何で大島優子ってこういう役ばっかなの?ナメられ過ぎだろ。
綾野剛はやっぱりどう見てもブスだよなあ雰囲気イケメンとも言い切れんと思うぞ俺は。男版蒼井優みたいなことなのか。
ちょっと求めてたのとはちゃうかったけどまあまあまあこういう作品は好きなんで適当に楽しめました。


『プラトニックセックス』


映画としては、、思てたんと違う(笑)最初はそーそーこういうの欲しかってんて感じやったのに、後半バリダレるやんwダレるというか色々とおかしい。どこに向かってんだという。確か本も読んだことあった気がするけどこんな話じゃなかったよな。スピッツも合うてへんからやめてくれーて感じだった。これだから女監督は…てバカにされるんだよ、て感じ。
ひたすら女の子がかわいいというだけの作品でした。今この作品を見るとすごい古臭く感じるから主人公の女の子も今は超劣化してんじゃねーのか?って思って調べたら今姉アゲハに出てて美貌はバリバリ健在であってビビった。


『ガウディアフタヌーン』

お家にいながら手軽に旅行気分を叶えるならやはりヨーロッパの映画を借りてみるしかない。舞台スペインかーと思って借りてみた。
フランスにすれば良かったのだろうか。私の好きな"映像美映画"ではなかったなー。ただ撮っただけ、では駄目なんだよなー。いや、全体的に黄色味が強過ぎるし、それはヨーロッパ色が強過ぎるのか?ちょっと好きな色ではなかったよな。
でも中年独身女性が主人公の作品てのが珍しくて良かった。最初と最後が一人語りになってたのも締まってた。
後半、作品自体がストーリーに集中し過ぎて、俗っぽい海外TVドラマ風に成り下がったのが残念だね。ストーリーほんまどうでもええから。私にとって映画のストーリーって音楽の歌詞みたいな位置付けだなーと思った。
女装系ゲイはほんと美しいけど、レズってやっぱキモイなあと思いました。その人から醸し出される雰囲気が。


『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』


またも都会の映像を求めて。プラトニックセックスより全然良かったー。
色がとても綺麗なタイプの邦画でアタリだったな。
バッサーのやつよりやたらオフィスもシャレてた。
全て想定の範囲内だったけど白ける展開も無く終わり方も良かったしダレなかったし。親と見てもいいくらい無駄が無かった。
ただバッサーのときも思ったけど、やはりデスクワークという時点でそこまで大変そうに見えないってゆーね。デスクワークは所詮勝ち組だと思う。
『百万円と苦虫女』






久しぶりに映画観ました。
やっぱ最近は邦画やね。ま、昨日のハリーポッターもベタに楽しかったけどね。
この時期見るには最高に良いですよ皆さん。
この淡々と続く邦画というものに最近は慣れてきて楽しめるようになってきたな。
まあごちゃごちゃ語る感じではないんであんま語りませんが、
ランクで言うとB-くらいです。(自分の邦画ランキング中ではまあまあ上)
普通に良かったですよ。黒髪ロングにしたなるよな。
でもな、蒼井優の作品で感想が「蒼井優かわいかった」って言うの禁止な。感想それだけかえっていう。どこ見とんねん、肝そこちゃうやろっていう。あとかわいいは言い過ぎやから。確かに思てたより顔小さいし細いしモデル体型やけども!それは蒼井優のイメージという名の低いハードル越えたっていうだけの話やから!
真夏の緑の風景が邦画にはよく合っていますよね。だから邦画の夏の作品いっぱい見たいなあって思いました。
でもあれですね、作品鑑賞あるあるですけど作品の主人公の年齢が自分より下やと判明した瞬間むっちゃ冷めるっていうな。個人的には歳もうちょい上が良かったなー。21歳とかバイト転々とするも良し、しょーもない男と付き合うも良し、な時代やないすか。悲壮感メインの作品では無いにしろ私は最近もう何においても悲壮感求めてまうからな。悲壮感お求めなら『けものがれ、俺らの猿と』(私の中の邦画ランクほぼ1位)見とけばいいす。