先日、金融庁のホームページでNISAの活用事例を見ていて、「え?」と思うことがありました。


それは、安定性を重視した運用の例として、「国内債券を中心に投資する」というもの。




基本的に債券は、定期的に決まった利息をもらいながら、その発行元が潰れない限り、期限(満期)が来ると出したお金が全部返ってくる仕組みになっています。


なので以前は、為替リスクのない国内債券は、「低リスク商品」という位置づけでした。




でも、2016年からはマイナス金利になってるので、ほとんど利息を受け取ることはできず、マイナスになる場合もあります。


そしてもっと大事なのが、出したお金が全部返ってくるのは、満期のときだけということ。


債券を買った時点で、いくら利息がもらえるか?という「利率」は決まっています。


期限が来るまでのあいだに、世の中の金利がもっと上がれば、新しい発行する債券の利率も上がるので、すでに発行されたものは相対的に価値が下がります。


って、説明が難しいよーと思われそうですが、要するに、債券だからといって、損しないわけじゃないということです。


損したくなければ、途中で売らないで、満期まで持つことになります。


でも、債券で運用する投資信託の場合は、満期日が異なるものを組み合わせています。


その投資信託を誰かが解約したら、その中の債券を売って現金化することになるので、満期まで持つとは限りません。


その上に今のような低金利では、国内債券の魅力はほとんどなくなってしまいました。



国内債券を投資対象とする場合に、有効だと私が思うのは以下の2つです。


◎国内債券を違う資産と組み合わせて持つ


◎特別な仕組みの国内債券を持つ


というわけで、詳しくは






に続きます。





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